ぼくがかんがえた最強のアナログゲーム作りに挑戦する-企画編01-
やあ諸君。最近どっと冷えてきて冬用の布団を出すかどうか思案中ではなかろうか。
季節の変わり目は寒暖差に負けて体調を崩しやすいので、こんなもの読んでる暇があったジョギングやトレーニングをして体力をつけるべきだが、まあせっかく開いたのだしゆっくりしていけ。あ、ちょっと待っ…なんで閉じようとするんだ。落ち着け、冷静に考えろ。今更運動し始めても丈夫な体なんかできやしないぞ。だったら体調を保つためにばい菌のいない自室に篭ってnoteを読むのも悪くないだろう?な?変な気を起こすなよ。よし、マウスカーソルをブラウザのバッテンから離せ。スマホのやつもタブボタンから指を戻せ。
OK。それでいい。では今週のトピック、アナログゲーム作りにトライする話を始めよう。
ゲームといえばスマホ?スイッチ?ps4?
おまえら藤井聡太の前で同じこと言えるのか小さい脳みそでよく考えてみろ。
言うまでもなく、麻雀や将棋やチェスはデジタルゲームよりも古い歴史をもつ。ゲームといえばファミコンとかほざき出す。業界最大手の一角たる任天堂もデジタルゲームの会社としての歴史はまだ若いのだ。連中がプラスチック製のトランプで儲けていたことを知っているだろうか。アナログゲーム無くして今日のデジタルゲームはありえない。
個人的所感であるが、現実世界をコンピュータ上にトレースして仮想的に”ありえない”を可能にする体験を得意とするデジタルゲームに対して、アナログゲームはもっと根本的な遊びの仕組みでプレイヤーを知的に満足させることに一日の長があるように思う。どちらが優れていると言うことはない。ただ、デジタルゲームにばかり触れている人こそアナログゲームに価値を見出せるのではないかと思うのだ。ぼくがそうだった。そして今回、自分でアナログゲームを作ってみようと思う。
コンセプトを考える
本noteで発表している漫画『なまくら脇方さん』のように、ぼくは物語を結構執筆している。今回はその中の一作から、怪獣とロボットが戦うsfを題材にゲームの世界観を考える。すると次のようなキーワードが取り出せた。
「戦争」「陣取り」「救助」「人類の敵」「災害」「絶望感」
圧倒的な強さを持つ怪獣を相手に二足歩行兵器が戦う『エヴァ』のようなコンセプトのため、このはらはら感覚を追体験できるようにしたい。肝心のシステムの方だが、アナログゲーム作りなど初めてのことなので類似のものがあれば是非とも参考にさせてもらいたいものだ。ネットで検索すると次のようなものがヒットした。
怪獣との戦闘についてなら
ボルカルス
https://bodoge.hoobby.net/market/items/2533
レヴィアス
https://bodoge.hoobby.net/market/items/3247
イーオンズエンド
https://bodoge.hoobby.net/market/items/3358
ロボットでの戦闘、戦争については
Scythe
https://bodoge.hoobby.net/market/items/721
エムブリオマシン
https://bodoge.hoobby.net/market/items/1651
これらのゲームを参考にシステム作りを行う。検証の結果、ボルカルスがぼくの一番作りたい方向性にマッチしたのでこれをベースに自分なりのアレンジを加えてゆこう。是非とも興味を持った方は購入して欲しい。
何をセールスポイントにするか
せっかく作るのだ。ちゃんと面白いものにしたい。ボルカルスは怪獣1対人類3の非対称対戦ゲームである。人類は毎度二分間に相談し、怪獣を倒すためのアクションカードを設置し、怪獣は彼らの会話を聞いて裏をかくことで東京を滅ぼす。人類側は怪獣に聞かれている前提であえて騙すような言動も重要になるが、そのために上手く連携できないこともある。こういった敵対プレイヤーに対して有利なムーブを取るためのシーソー感が奥深さを生んでいるといっても良いだろう。
ぼくの作るゲームもこの要素は是非とも継承したい。良いと思うものはなんでも真似する。二十年間信じている学習の秘訣だ。オリジナリティは作ってゆく中で生まれるだろう。
勝ち負けの条件設定
基本的な勝利条件はデジタルにおいてもアナログにおいても参加プレイヤーのゴールである。これを目指して戦略を組み立てその回での行動を決定する。つまり、ゲームシステムの根幹、非常に悩みどころである。Scythe のような採点方式は計算が複雑になりがちでとっつきにくい。また、世界観に寄せて怪獣を圧倒的な存在と考え、人類の敗北条件を増やしすぎると怪獣有利のアンバランスなゲームになってしまう。そこで、差し当たって点数ではなく、タワーディフェンス要素を採用し、怪獣は人類側の重要拠点の破壊を、人類側は防衛をすることを勝敗条件とする方針をとった。イーオンズエンドのように怪獣の種類による特殊条件や、人類側も役職の役割を詰めてゆく。
次回はより具体的に実際の成果物を交えながら執筆したいと思う。見守ってもらえるとありがたい。
つづく。
(kobo)
なまくら脇方さん
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