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中秋の名月:お月見おむすびで月に思い馳せる
奈良時代から平安時代の頃に中国から伝わったという月見。
歌を詠んだり音楽を奏でたり、
「月見の宴」を開いていた平安時代の貴族の習慣が後に庶民に伝わり、
江戸時代の頃には五穀豊穣や収穫の感謝をこめてお供えをする
行事になっていったようです。やがて月見を楽しむイベントに。
北米の先住民には毎月の満月の呼び名があり、
9月の満月は「ハーベスト(収穫)ムーン」。
秋の収穫への感謝とその思いを月に託す思いは、
人の心に共通にあるものなのかもしれない。
縄文・弥生時代の頃、おそらく月見の習慣はなかったと思う。
しかし。
現代より、江戸時代より、そして奈良時代よりもっと前の彼らは、
月の存在を日常的にもっと近くに感じていたのだろうと想像する。
どの時代よりも畏れ敬っていたのだろうと考える。
「稲作が始まった頃、もしも「月見」をやるとしたら」。
そんな思いつきから発想を飛ばし、
縄文・弥生時代×現代、「古代のお月見」お遊びを21世紀の食卓に。
やってみたのはいいけれど。
積み重ねの重さに長く耐えられないようで、
写真を何枚も撮りなおしているうちに、
おむすびタワーがじわじわと傾いていく。
角度や位置を変えて撮っているとヨレてくる!
おむすびがなんとか形を保っている間に撮影終了。(^-^;)
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濃いめの敷物に変更。(タイトル写真)
今年も新米のシーズンを迎えました。
収穫に感謝を込めて、いただきます。
今より空気が澄んで、闇が深かった頃、
月はどんなふうに見えていたのでしょう。
2024年のハーベストムーンに、しばし思い馳せて。
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