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化学メーカーで働く私が考える、生きやすくなるためのビジネスマインド-その1(悪口編)-
「ビジネスマインドを語る人」って、たいていは"成功者っぽい言葉"を並べて、自分が特別な存在であるかのように見せたいだけのように感じる。何かと言えば「成長」「効率化」「価値提供」とか、カッコいい横文字や言い回しを使ってくるけど、中身は薄い。結局、自分のことをビジネスマンって言いたいだけだったり、周りに威張りたいだけだろと思ったりする。
「失敗から学べ」とか言いながら、自分の失敗談は都合よく隠して、成功した部分だけを強調したりして。あれは「学びの場」ではなく「自分の自慢大会」だと感じる。
「ビジネスマインド」好きな人たちって、話の内容がどれも教科書で見たことあるようなものばかり。毎回出てくるのが「PDCAサイクルを回す」とか「アウトプットの質を高める」とか、「リーダーシップとは」とか。やたらと難しい単語を並べてるけど、よく聞けば中身が空っぽ。それに、なんであんなに「自己啓発書」っぽい言い回しが好きなんでしょう?結局は誰かの真似をしてるだけじゃないかって思います。
それにしても、彼らが言う「自己成長」って何なのか。大抵「成功したらこれだけいいことがある」とか、自分の願望ばっかり押し付けてくる。成功してなきゃ価値がないみたいな空気を出すんだけど、それって不安を煽ってるだけじゃないか?他人の成功体験を例にして話すのはいいんだけど、なんで自分がその成功者のように振る舞っている。やたらと「マインドセットが重要だ」とか推してくる。
それから、「タイムマネジメント」ってやたらと叫んでる人、よく考えたら、本当に時間を無駄にしてるのはあのビジネスマインド講義そのものじゃないか?自己管理とか優先順位付けとか偉そうに言ってるけど、結局は自分が偉くなったように感じるためのツールにしてるだけで、それを語る時間で何かできることあるだろうって言いたくなる。
最後に、彼らが「チャレンジし続けることが大事」とか言うとき、だいたい「失敗は成功の母」みたいな名言を引っ張ってくるけど、その言葉、何十回聞いたことか…。毎回、「自分は挑戦し続けてる」みたいなポーズを取っているのに、実際に何を挑戦してるのかは全く明かさない。
とまあビジネスマインドについて語る人の悪口をここまでつらつらと書いてきたわけだが、実際にこれらは参考になることもある。参考になるというか、参考にしようと意識高く生活していた時もある。でも、田舎に生まれ、将来に対する夢を漠然としか描いてこなかった私に、これらは参考にならなかった。「夢」と言っても、それなりに稼げる職に就くというだけだが。
社会人になった途端にビジネスマインドなんか意識しても正直疲れるだけ。商社マンや銀行員、営業を仕事場にする人たちならまだしも、化学メーカーでさらには研究職となると話は変わる。かなり閉鎖的な空間、人間関係で仕事をする訳だから、どれだけその職場で働きやすくするかに重点を置くべきだと感じている。他人を変えることはできない訳だから、自分の考え方や立ち振る舞いを考えなければならない。と思う。
私が実践している生きやすくなるための行動(かっこよく言えばビジネスマインド)は次回書きます。いつ更新するかわかりませんが。