祖母が好きだったお煎餅
先日、98歳の祖母が亡くなった。
大往生。
最後は眠るようだったと。
最後は特別養護老人ホームで生活していた。
担当の職員の方は、看取りが初めてだったとのことで、その方にとっても大切な出来事となったようだ。
親族だけでの見送り。
それでも、孫もひ孫も集まることができた。
私は一番下の孫で、祖父母の家の近所に住んで居た。
祖父は早くに亡くなって居たから、病室での姿が印象に残っている。
学童をやめてからは、放課後は祖母の家で過ごすことも多かった。
あまり喋らず可愛げのない私に思うこともあったはずだけど、のんびり過ごさせてくれた。
優しいおばあちゃんだった。
見送り当日、おばあちゃんが地元の製菓であるお煎餅が好きだったことを知った。(父が祖母が好きだったからと用意してくれていた)
実は、私もそのお煎餅が好きだ。
スーパーで売っているのを見かけると、多少高くても手に取ってしまうくらいに。
次にそのお煎餅を食べる時は、おばあちゃんを思い出しながら食べたいと思う。
お疲れ様でした、おばあちゃん。