見出し画像

コツコツDIY工事

未完成のまま引越しを決行し、何とか始まったビル暮らし。
とは言え、職人さんによる工事、自分たちで手を動かすDIY工事共にまだまだやることが沢山あるため一息つく暇も無く、とにかく進めていくのみ。
時は幸か不幸かコロナ禍。
不要不急の外出が制限され、友人や家族とさえ会うことが憚られていた時期だったので、平日は職人さんたちに残工事をやってもらいつつ、自分たちは仕事、休日はDIY工事という流れで黙々と進めました。


まずは床のフローリング張り。
とにかく塗装!色決めも実際の部屋で見ながら。
屋上の足場が悪いところなども。何よりも養生が大変!
床のモルタルを塗装。逃げ場も考えながら塗る。


お風呂のモルタルも防汚のためクリア塗装
油性は匂いがキツいのととにかく養生が大変
塗装も終盤。この頃になると塗装もお手の物。ペースも掴めてきた。
前住居でウッドデッキとして使っていた材をひたすらサンダーがけ
やすって塗装すると生まれ変わる!
生まれ変わった材は屋上のベンチに再利用①
(作ってくれたのは大工さんね)
生まれ変わった材はデイベッドのフレームに再利用②
(これはDIY。ソファカバーが付く前)

DIY工事の内容

主に自分たちで施工した工事は以下です。

・塗装
>壁のペンキ塗装から木部の塗装、浴室や部屋の床のモルタル部のクリア塗装など

・フローリング張り
>3Fの床のフローリング張り

・家具づくり
>デイベッド:3F
>デイベッドとカウンターベンチに設置する座面:3F
>本棚:3F
>食器収納棚:3F
>収納兼作業カウンター:2F
>可動棚、模型収納棚

・1Fの路面部分
>床タイル張り
>壁、天井一部の小波板張り
>塗装

・漆喰塗り
>地下壁と4F壁:ワークショップ形式にして友人たちに手伝ってもらいました
※詳細は別記事で書きます

こうしてまとめて書くと何だか大した作業ではないように見えてしまうのですが、実際やっていた時は永遠に終わらないのではないかという絶望感の中、本当に少しずつ進めていきました。
幸いなことに、多少の不便はあれ生活はできているし、自分たちの家なので誰からも急かされることなく(その分モチベーションの維持にも苦労しました。。)、夫婦二人で喧嘩を多発させ試行錯誤しながらの日々が続きました。

このように引越し後の大量のタスクを自分たちに課した訳ですが、DIY工事でどこまでやるのか、この線引きは本当に大事だなと思いました。
私たちは職業柄、ある程度の現場の様子を知っているため、DIYする部分と割り切ってプロにお任せする部分を予め考えて取り組めましたが、昨今は何でも買えるし
YouTubeを見ればできないことはないのでは、という程情報が溢れています。

住居部分がある程度整ったら1Fにも着手(既に1年以上経過w)
こちらも以前作業机として使っていた無垢板をカウンターに再利用するためひたすらサンダーがけ
これ確かクリスマスにやってた気がする。。
いよいよ床タイル張りに着手!憧れのタイル張り!
おぉ、苦労はしつつも形になってくるとテンション上がる↑

DIY工事に向いている工場、向いていない工事

実際多くの工事をDIYでやってみて思うのは、特に建築工事のような身体性を伴う
行為の場合、いくら情報があっても実際に自分がやってみるのとは全くの別問題。
やればできない事は無いけれど、危険が伴ったり、恐ろしく時間がかかったり、仕上がりが汚かったり、自分たちで働いているにも関わらず余計に費用が嵩んだりという現象が多々起こります。
特に、金額を抑えるため、という安易な考えでDIY工事に手を出すのはお勧めできません。
そこで、私なりに、DIY工事に向いている、向いていないをまとめてみたので、もしDIY工事で今後何か作ろうと考えている方の参考になれば幸いです。

○DIY工事で得られる良さ:こんなことを期待しているならどんどんDIY!!
・自分で手を動かすことで自分の家に愛着が持てる
・手を動かし汗をかき作り上げるので達成感が爽快
・家づくりや場作りするときの体験を共有できること
>友人や家族に手伝ってもらうなど、周りを巻き込むことで貴重な体験を共有し、
つながりを深めることができる
・物の作り方がわかるのでメンテナンスも自分でできる
・何でも作れるのではないかと工夫する思考になる(腕がよく作業が好きであれば)

●DIY工事に期待すると痛い目を見る事:これを主な理由とするならば再検討して!
・自分で作業する事で工事費を安くしたい
>ある程度は可能ですが、工事の内容、専門性、難易度、要する時間などによっては余計費用が嵩み、自分の時間も体力も削られるという悲しき事態に。。

・専門的な道具が必要そうな工事
>前述の内容と重複しますが、道具を揃えようと思うと費用が嵩み、道具なしでやり切ろうとするととてつもない時間がかかった上に仕上がりが良くないという状況になる可能性大。(そしてその道具はもう二度と使わずに収納を占拠する。。。)

※※具体的な工事で例えると、、、
○塗装工事:
材料も道具も安価でホームセンターなどで手に入りやすい。作業も容易。

△フローリング張り:
頑張ればできるけど、道具があった方が圧倒的にはやい

△家具工事:
扉なしや複雑な動きの無い簡単な棚やカウンターなどにかぎる。
>引出しなど金物が絡む造作や、椅子など耐久性が必要なものは難易度がグッと上がる。金物の調整は案外難しい。

△タイル張り:
タイルをカットしないのであれば比較的できる。
>複雑な形状や分厚いタイルを貼る場合などは専用のタイルカッターが必要。そしてそれを使ってもうまくカットできないことあり。。。(自分たちの例。)

×鉄工事:
溶接などが必要な工事はまず無理。面材をカットして貼り付けるだけでも結構危ないのとうまくカット出来ないので仕上がりが上手くいかない可能性大。

△漆喰塗装(土壁などの自然素材による左官も同様):
コテや撹拌器など塗装より道具の難易度が上がるが比較的トライしやすいかも。

×電気工事:
照明の位置変えたりスイッチ追加したり。
ちょこっと出来るといいなぁと思う場面は多いけど、専門の資格が必要。資格を取得するという手もある、、、。

結局、引っ越しから2年、ようやく、一旦想定していたすべての工事が終了したのでした。。
(もちろんその間に本業の仕事をしつつなのと、中弛みで何にもやっていない時期も含む。。)

工事している2年間、友人からは、武蔵野市のサクラダファミリアw、などと言われたり、のちにご近所の方からも、ここはずっと工事しているけど、一体何なんだろう(お店なのか住居なのかもわからなかったみたいですw)、と不思議に思われ続けていたようです。

このように、時間に対する寛容さ、こそDIY工事に必要なメンタリティなのかもしれません。ww

平日は大工さんによる残工事が淡々と進みます。2F事務所。
外壁に沿ってカウンターをぐるりと回す計画
これは難しいので大工さんの腕の見せ所だった


トイレのドアせっかくならちょっと遊びたいけど
どうしよう、、、
ハーフアンドハーフになりましたw

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?