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工事編_+α部分の工事着手(地下、1F)
2階事務所、3階住居として、少しずつ形になり生活でき始めている我がビル。
そろそろほったらかしにしてしまっている1階と地下も整えたい。
ということで、DIYを織り交ぜつつ、職人さんも再度招集し、工事に着手することにしました。
地下をどうする?問題
こんな感じでザ地下な現状。
これは内見時の写真ですが、手付かずの状態はこんな感じでした。
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撤去してもらいました
我が家の一部とは言え、なかなか行くのも億劫で、なんとなく脚が遠のいてしまっている状態。
ただの倉庫とするのももったいないなぁということで、そうなってしまっている地下の諸問題を解決し、新しい使い方を考えるベースだけ整えることにしました。
地下の問題①
湿気が酷く、物を置いてもすぐにカビが生えてしまう
>地下は土の中に埋まっているため、一年中大きな気温の変化にさらされることなくある意味快適な室温が保たれています。(夏は涼しく、冬はなんとなく暖かい。両季節とも空調がなくてもギリギリ居ることができる程度。)
ただ、断熱材は施工されておらず、窓がないことと水分を含む土の環境に常にさらされているため、湿度が高いのが難点。春先〜夏場は放っておくと常時80〜90%に。
地下の問題②
なんとなく暗いイメージがある
>壁、床、天井が30年以上前の古いコンクリートに囲まれていること、また既存の照明器具も簡易的なもので薄暗い印象がありました。
地下の問題③
可変性の低いコンクリートの壁
>地下の活用を考えた時に、壁に気軽に何かを飾れたり、設置できたりすると良いなぁと思う場面が多々ありました。しかし、既存のコンクリートの壁だと、ビスひとつ打ち込めない。。。頑丈だしスマートな見た目のコンクリート打放し壁ですが、素人による可変性が低いということが足かせになると感じました。
上記の問題を考慮し、こうなりました!
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プライマーを塗ったメルヘンな状態
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コンクリートの壁に下地となるPBボードを貼る方法は、GL工法と言って、簡単に言ったら大きいボンドの団子みたいなものを等間隔にくっつけていき、それにボードを接着する方法。
木下地でもできますが、時間とコストを考えて、プロにお任せするこの工法としました。
①断熱を施工+漆喰塗り
②照明器具を変える+明るい白の漆喰壁+番外編、香りをプラスw
③方法1>突っ張り棒を利用した展示壁を作る
方法2>突っ張り棒+有孔合板で気軽に引っ掛けられる壁に
何度か試行錯誤して、今は方法2の状態+DIYで家具を設置したりして、活用できる状態になりました!
仕上げ塗りも終わった完成はこんな感じ。
なかなか見違える仕上がりでは無いでしょうか。
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これからどんなことに使われるか、また徐々にご紹介します。
1階路面店の構え
工事中ずっとただの物置(ゴミ置き)と化していた1階。。
せっかく街の顔となる路面階であるのにもったいない!!と思いつつ早1年以上。。
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こんなに放置してしまった理由は、言い訳を承知でお話しすると、1階の使い方に悩みまくっていたから、、、。
お店にする?事務所の一部にする?誰かに貸す?自分たちで運営する?などなど。このビルを買うことになる大きなきっかけでもあった「プラスαの場所を作る!」
というコンセプトの大事な肝である1階スペース。
であるからこそ、住み始めて、徐々にこの街の様子や人の流れが感じられるようになると、悩む悩む。。。加えて、1階の極小面積(階段やトイレを除く実際の店舗面積は約7m2程度)をどのように使うのか。
答えは出ずに時間が経つばかりでした。
しかし、とは言え何か作らねば何も生まれぬ、ということで、ここで起こることを仮定して、まずは自分たちが好きなデザインで設計を固め工事を進めることにしました。
この時点で決めたことは、
・どういう形態にせよ飲食店営業ができるように、飲食店営業許可を取れる仕様とする
・既存2階で使用されていたステンレスキッチンを再利用すること
・前の住まいで使っていた無垢のカウンター材とタモ接ぎ材のテーブル板を再利用すること
再利用することばかりwwwと我ながら思いますが、捨てるには惜しい、でも取っておくには場所を取り過ぎる、、、そして何よりまだまだ現役で使えるもの(しかも品質も良い)が目の前にある、それをきちんと考えて使い直すこと、それは建築に携わる端くれとして、当然のことのように思います。
もちろん再利用ばかりでチグハグになるのは本意ではないので、それに合わせて自分たちで施工する仕上げ材は慎重に選びデザインに反映させました。
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住居とは違う機能=顔になる場所=不特定多数の人が出入りする場所をイメージしやすいように、床は外部を延長し室内に取り込むことを意識してレンガタイルを敷き、壁は性能と施工性、コスパを考えて、小波板の鉄板を貼ることにしました。
外に近い部分を人が溜まれるスペース(可動式テーブル)とし、その奥に再利用するキッチンカウンターを中心としたその他必要設備をコンパクトにまとめ厨房としました。
これでようやくビルの全てのフロアに手が入りました。
次回は、DIY工事の最大のイベント、漆喰塗りワークショップの模様をお伝えいたします。