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イギリスのご飯美味しくない説について考えてみた

執筆者・東京人S

昨日の記事は牛タンについてフラットメイト(大阪人)が書いたのですが、これ本当に美味しかったです。イギリスにきて半年。日本の焼肉を食べたいと思っていたこともあり、格別に美味しく感じたのではないかと思います。

でも、そもそもイギリスで牛タンを食べようとする発想ってあります?
それも日本でもやったことないのに牛の舌をまるまる買って、自分で処理してやろうって発想あります?

僕にはそんな発想ありませんでした。あるわけないです。でも、なぜそういう発想に至らなかったんでしょうか。
きっと「日本食で美味しいとされているもの」や「日本由来のもの」については、イギリスでは食べられないだろうと無意識に思い込んでいたからだと思います。焼肉を、牛タンを、食べたいとは思っても探すことはしませんでした。


先入観は怖いですよね。無意識だと特に。


今日は、フラットメイトがイギリスで超絶美味しい牛タンを買ってきたという経験から「イギリスのご飯は美味しくない説」について考えました。

結論から言うと、僕も基本的に「イギリスのご飯は美味しくない」と思っているわけですが、それを”ある程度”は自分の先入観で作っているのかもしれないということです。

”ある程度”とした理由は、あくまでも主観ですが、自分の中では「イギリスのご飯は美味しくない」ということはほぼ立証されているからです。1年強ほどイギリスに滞在した経験(イギリス人の家にホームステイした経験や今回の留学)の中で、家庭料理も含め色々食べてきました。それらの中でも「美味しい!」と思うものは少なかったんです。なので、基本的に「イギリスのご飯は美味しくない説」は本当だと思っています。

しかし、ここで言いたいことは、「イギリスのご飯は美味しくない」という先入観を持つことで、少なからず美味しいものを食べるチャンスを逃していたかもしれないということです。そして、それがその先入観をさらに強めてしまっているのだと思います。

今までの自分を振り返ってみると、先入観を持つことで美味しいものを食べようとする努力や挑戦する心を失っていました。たまに挑戦することもあるのですが、基本的には戦意喪失状態です。多くのレストランを前にしても「どうせどのレストランも美味しくないからどれに入っても一緒だよ」とか、もはや「まずいんだから外で食べる必要ないよ」とか。食べたいものを探したり街をもっと注意深く見れば、美味しいレストランや食材は、きっとあのイギリスにもあるんだと思います。

情報が蔓延していて誰もが情報にアクセスできる社会の中では「行動」を起こしたもん勝ちって自己啓発系の色んな人が言っています。

美味しいものを食べるには、挑戦と努力が必要なんです。楽してたどり着くことはできません。特にイギリスでは。もはや挑戦し努力するからこそ、その頑張りから美味しさを感じることができるのかもしません。とにかく今思うことは「イギリスのご飯は美味しくない」といった先入観を少しでも失くしていくために、残りの留学期間できる限り(時間とお金の許す限り)いろんな料理や食材にトライしてみようということです。

なんか壮大な感じになってきましたが(なってないか)、今は外出制限がかかっているので外でゆっくりご飯を食べることはできません。どんなオチ。早く自由に外に出ていきたいものです。


ただこんなことを考えていると、最初の牛タンを食べた話に戻りますが、フラットメイト(大阪人)の食への飽くなき探求心はすごいなと感心します。最初に月にいこうと考えた人くらいすごいです。知らんけど。

とにかく先入観を持たずに、食材を買ってくる彼の存在はありがたいです。これからも盛大にあやかろうと考えています。

「やかましいわ!」という彼の関西弁きれきれのツッコミが聞こえてきそうです。てかなんならもう聞こえてます。彼の探求心には負けますが、僕自身もできるかぎり挑戦していき、美味しいイギリスの料理や食材を見つけていきたいと思っています。


今日のまとめ
①イギリスのご飯まずい説はある程度先入観が作り上げている

②イギリスで楽して美味しいものを食べることは難しい。でも時間をかけてリサーチし、挑戦すればその美味しさは格別(昨日食べた牛タンのように)





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