イギリス第二の都市バーミンガムってどんな街?
執筆者・東京人S
今回のnoteでは始めに感謝したいことがあります。それは今までイギリスのバーミンガムという街にきて、その記録(ブログ)を残してくれた先人たちにです。インターネットという世紀の大発明があっても、情報を載せてくれる人がいなければ意味がありません。その点、僕ら(大阪人と東京人)はおすすめの観光地やレストラン、生活をする上での有益な情報など先人が残してくれた記録にアクセスできています。そして、大いに助けられてきました。ありがとうございます。
だからこそ、僕らもイギリスのバーミンガムという街についての情報を少しでもアップデートできたらと思っています。これもnoteを始めた理由の一つです。
というわけで、今回はバーミンガムという街をざっくりと街の状況(内面)と街並み(外見)から紹介します。
イギリス第二の都市?
イングランドには、言わずと知れたロンドンを始め、サッカーやきれいな街並みが有名なマンチェスターやビートルズの出身地であるリバプール、世界の有望な学生が集まるケンブリッジなど有名な場所がたくさんあります。僕自身、今回の留学の前にも2度ほどイギリスに来ており、上記した場所には訪れた経験があったり、良いところだと話を聞くことも多いです。しかし、バーミンガムについては日本にいてもイギリスにいてもあまり話をきくことがありませんでした。
第二の都市と言われているにもかかわらず、あまり知られていない?
住んでみてその理由を主観的に推察すると、おそらく他の都市ほど有名な観光名所がないこと、日本人の留学生が少ないことが挙げられるのではないかと思います。情報の少ない大きな都市って興味深いですよね・・・
そんなバーミンガム(Birmingham)はウエスト・ミッドランズ州(West Midlands)に属する都市で、人口は2018年現在、約114万人です。ウエスト・ミッドランズは、行政区画レベルでいうと都市州(metropolitan county)にあたり、その人口規模からロンドンに次ぐ地域となっています。そのため、その中心都市であるバーミンガムが第二の都市と言われているのだと思います。
ただ、マンチェスターとどちらが大きい都市なのか地元民たちの間では激しい論争が繰り広げられているらしいです。この前乗ったUberの運転手は意気揚々と「バーミンガムに決まっている!絶対そうだ!間違いない!」と言っていました。「なんで?」と聞くと、「なんか最近人が多くなってる気がするからだ!活気づいている気がする・・・いや、間違いない!」と肌感で主張をごり押ししていました。それに押されて僕も「わかる!そんな気がする!バーミンガムの勝ち!」と同意して盛り上がっちゃいました。マンチェスターのことは何も知らないのに。なんかすみません。
きっと彼らは、この議論を楽しんでいるだけです。本当のことはどうでもいいんです。根拠なんか関係ありません。要はノリです。日本でもよくやるどっちの出身地が田舎なのか論争みたいなものです。あれ楽しいですよね。
ただ、Uberの運転手さんが言っていた人口が増えていることは本当のことです。
現在大規模な開発が行われており、街の中心部では至る所で工事をしています。雇用もあり、発展途上である街への将来性からか人が集まってきているのです。そしてこれに伴い、街のダイバーシティ化も進んでいるみたいです(この多様性についてはいつかまた詳しく書きたいと思います)。
開発によって住む人も街並みも変化しています。
バーミンガムの街並み
次に写真も交えて簡単に僕が見てきたバーミンガムの街並みを紹介します。バーミンガムは産業革命の時に発展しており、その名残りを感じさせる赤いレンガ造りの建物やクラシックな建物が多くあります。一方で、発展をしている側面もあり近代的な建物も増えています。ロンドンでも見られますが、歴史と近代の融合が面白いです。
まずは、街への玄関口であるバーミンガムニューストリート駅です。とてもモダンな造りになっています。先進的すぎて僕ではおしゃれなのかわかりません。パリコレの意味わかんない服みたいです。
シティセンターを少し歩くとこのような歴史を感じさせる広場と建物が現れます。バーミンガムミュージアム&ギャラリーです。絵画なども良いのですが、個人的にはバーミンガムという街がどのように発展したのかを説明しているコーナーが、街を知るという意味で興味深かったです。
冬にはこの広場を中心にクリスマスマーケットが開かれています。やはりヨーロッパのクリスマスへの本気度はすごいです。
そして、もう少し進むとバーミンガム公共図書館があります。こちらも駅に負けずとも劣らないモダンな造りで、観光名所の一つになっています。無料で中には入れて、屋上には庭園もありバーミンガムの街並みを見ることができるのでお勧めです。
駅を挟んでバーミンガム美術館や、図書館の反対側にはブルリング&グランドセントラルという大きなショッピングモールがあります。その近くには、屋外マーケットもあり生活感を感じることができます。
ショッピングモールに高級ブランドが入っている一方で、外に出てみるとすぐ近くに安い野菜や果物、雑貨を売っている屋外マーケットがあります。生活レベルという点でも多様性を感じます。
そして、駅からは少し離れていますが、バーミンガムにはこのような運河があります。産業革命時代にロンドンとの輸送を担った運河だそうです。この付近は歴史を感じさせる赤レンガの建物が多くとても雰囲気がいいです。観光地になっているため、パブやレストランなども多くあります。特に晴れているときの運河沿いの散歩は最高です(記事のサムネイルも運河の写真です)。
街並み紹介はこんな感じです。本当はもっとありますが、長くなりすぎるので止めます。見てもらったらわかる通り、これは行くべきといった観光名所がありません。ただ、目的地にはなれそうもないですが、北や南へ行く経由地として少し寄るのはアリかもしれません。歴史を残しつつも発展するイギリスの大都市を見れるので面白いと思います。
まとめ
今回は、最初にバーミンガムがイギリス第二の都市であること、今も発展し人口が増えていることを紹介しました。それに伴い街がダイバーシティ化していることも。そして、簡単に街並みを紹介しました。
観光地やきれいな街並みだけでなく、そこにどのような人がいるのかやその街の背景を知ることで、訪れた時の面白い発見が多くなると思います。
僕の場合は生活しているので、特に背景の部分はもっと知っていきたいです。それは今後の課題という事で今日は終わります。長くなりましたが、読んでいただきありがとうございました。
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