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部活動が大切な居場所のひとつ―神戸大学ホームページ・メインビジュアル撮影の裏側 vol.4
「太陽系誕生の秘密を解き明かす日まで!神戸大学ホームページ・メインビジュアル撮影の裏側 vol.3」に引き続き、10月から12月まで公開のメインビジュアルをテーマに、撮影の裏話とモデルを務めた学生へのインタビューを行いました。
Vol.3では理学研究科の西尾さんへのインタビューでしたが、本記事の主役は、経済学部4年生の岡本真侑(おかもと・まゆ)さん。女子バスケットボール部に所属し、経済学部生である岡本さん自身をそのまま投影したシーンも多い撮影となりました。実は岡本さん以外の女子学生エキストラは、ほとんどが女子バスケットボール部員であり、岡本さんの後輩にあたります。そんな気心の知れた仲間たちと撮影したメインビジュアルを、撮影場所や岡本さんによるコメントとともにお楽しみください。
メインビジュアル振り返り①六甲台第1キャンパス
大階段
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神戸大学正門をくぐってすぐ見える、大階段でのショット。立ち位置の指示が細かく行われたそうです。六甲台第1キャンパスの象徴ともいえるこの大階段ですが、撮影時期は夏休みだったため、大階段の利用者も少なく、人通りを規制しなくとも撮影を行うことができたそうです。
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同じく大階段での1枚ですが、これは大階段を上がりきった場所での撮影でした。写っている学生間では並び順こそ指定がありましたが、大階段から歩いてくる様子は自由でよかったそうです。エキストラの男子学生とは初対面でしたが、みんなで楽しく会話しながらの撮影となりました。
岡本さんは入試を鶴甲第1キャンパスで受けたため、この大階段を初めて訪れたのは合格発表後だったそうです。大階段の下から本館を見上げた時、格好良いと感じたといいます。
本館
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この写真は本館の中央にある、大理石でできた階段で撮影されました。「階段そのもののデザインが素敵で、他のキャンパスに比べても雰囲気があります」と岡本さんは話します。この本館は中央を境に、経済学部と経営学部のエリアが東西に分かれています。この境界を意識するのかと岡本さんに尋ねてみたところ、「経済学部に所属していても、経営学部の授業を取ることはよくあるので、あまり意識することはありません」と話してくれました。岡本さん自身も経営学部の授業を履修したことがあり、マーケティングや企業に関する講義が面白かったそうです。高度教養科目などで他学部の授業を取る際には、距離の近さから互いの学部が真っ先に候補に挙がるそうです。
「法学部も同じ六甲台第1キャンパスに位置していますが、民法の基礎など知識を揃えた前提で講義が進むことがあり、履修するには難しかったです」と語ります。経営学部の授業だと経済学部で学んだことを持ち込みやすいため、講義にも参加しやすいそうです。
社会科学系図書館
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岡本さん以外に誰もいない大閲覧室での撮影でした。岡本さんが本を読む様子を様々な角度から、また席も移動しながらの撮影だったようです。岡本さんは「社会科学系図書館は本館より標高が高いため、移動が億劫となってしまう」と言いますが、卒業論文に必要な本を借りるなど、頻繁ではないものの訪れる機会はあるそうです。今回の撮影で、大閲覧室の広さや荘厳さを改めて感じたといいます。
第4学舎 Student Commons
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留学生とディスカッションをする様子をイメージして撮影されました。この建物には大学院国際協力研究科があり、たくさんの留学生が研究に励んでいます。部屋数も多く、綺麗な建物だったと岡本さんは感想を述べていました。撮影時には、岡本さんも簡単な英語で留学生を交えて会話したそうです。
社会科学系フロンティア館
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六甲台第1キャンパスの中でも標高の高い法学部エリアに位置し、グラウンドへ続く階段で撮られた1枚です。トートバックを持ち、授業へ向かっている様子を再現しています。撮影されたのはこのショットと同じ画角のみ。カメラマンからは、階段の立ち位置について多くの指示が飛んだそうです。
メインビジュアル振り返り②六甲台第2キャンパス
眺望館(V.School Vルーム)
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V.Schoolで普段行われている講義の様子を収めました。岡本さんはこの撮影でV.Schoolに初めて関わりましたが、一緒に写っているのはV.Schoolスクール長の玉置久教授とV.schoolを受講している男子学生です。撮影のため、実際に玉置教授の講義を岡本さんもこの場で受け、価値の創造のための「設計」と「創発」について学んだそうです。
メインビジュアル振り返り③鶴甲第1キャンパス
第二体育館
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岡本さんの所属する神戸大学体育会女子バスケットボール部の練習場所となっている第二体育館。練習の合間に撮影された1枚です。4名の学生のうち、岡本さんを含む2名は休憩している様子が写っています。
岡本さんが神戸大学に入学した2021年は新型コロナウイルス感染症の影響が大きく、オンライン授業がメインとなった1年間を過ごしました。「1年生の6月からバスケットボール部の活動を始めて今年の秋に引退するまで、体育館が大学生活で一番過ごした場所といっても過言ではないかもしれません」と語ります。2年生の後半からは新型コロナウイルス感染症の影響による活動制限もなくなり、他大学のバスケットボール部をこの体育館に招いて試合をすることもあったそうです。
メインビジュアル振り返り④阪急六甲駅周辺
ピザ屋
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神戸大学の六甲台キャンパスと阪急六甲駅の間に位置するピザ屋で行われた撮影でした。岡本さんも知らなかったお店とのことですが、とてもピザが美味しかったそうです。「撮影も楽しかったし、いいお店が知れて嬉しかったです」と話してくれました。女子バスケットボール部の同期と一緒に写っています。
終わりに~部活動のすすめ、そして世界へ~
女子バスケットボール部へ撮影のオファーがあった際、部員であり経済学部生であるという要件を満たしたため、モデルを引き受けることとなった岡本さん。
岡本さんにとって大学生活で最も印象的だったのは、バスケットボール部の活動でした。高校のように友だちと毎日教室で会う機会があるわけではないので、周りと仲良くなるのが難しいと感じていたそうですが、部活動に参加し、練習で必ず顔を合わせ、苦しいことも一緒に乗り越えていくことで、大切な仲間ができたそうです。「4年間の大学生活の中で、打ち込めることが見つかったことも良かった」と言います。岡本さんがバスケットボール部を引退したのは、今年の10月のことでした。バスケットボール部が参加している関西リーグ戦において、神戸大学は昨年、4部から3部への昇格を果たしました。今年度、3部上位を目指すという目標には惜しくも届きませんでしたが、3部残留を勝ち取ることができました。引退した岡本さんたちの目標は、今回のメインビジュアルに登場している後輩たちに引き継がれています。
また、学部生としての思い出を伺うと、留学生チューターとしての経験が挙がりました。経済学部への留学生をサポートしていたそうで、市役所での手続きなども一緒に行ったそうです。担当したのは韓国からの留学生で、お互いの母語でない英語を使うことに苦戦したものの、良い思い出になったと話してくれました。
卒業後の目標として岡本さんが掲げたのは、海外と関わる仕事をすることでした。在学中にマルタへ1ヶ月の語学留学経験があるという岡本さん。「英語の能力はまだまだです」と謙遜する岡本さんでしたが、「海外出張や駐在など、英語を堪能に使いながら海外と関わっていきたい」と語ってくれました。
神戸大学の顔ともいえる六甲台第1キャンパスの風景とともに、部活動の楽しさや将来の夢を語った岡本さん。一緒に汗を流した同期や後輩たちとの撮影から、その様子が伝わってきました。
次の神戸大学のホームページメインビジュアル更新は1月。まもなく、2つのストーリーを描くメインビジュアルが公開されます。
2024年は、神戸大学学生広報チームへの多大なるサポートをありがとうございました。2025年も取材をはじめ、精力的に活動してまいります。今年も学生広報チームの活動にご期待ください!
関連リンク
(文責:海洋政策科学部4年 佐伯)