山も森も多い兵庫県です。信じられないような幹周りの老木や、見上げるような喬木も少なくありません。歴史を見てきた名木を、播州人3号が紹介します。
「でっかい木」に最初に出合うのは公園か学校ではないでしょうか。
校舎をはるかに超える高さの木々です。
西宮 大社中のメタセコイア
学びやに黄金の彩り
学びやの思い出として卒業後も記憶に残るでしょう。
天然記念物に指定された巨樹も少なくありません。
ヒダリマキカヤ
落果の最盛期
樹齢800年―養父の国天然記念物
食用で商品化 郷土のシンボルに
大きいだけでなく、落ちた種子が食材になるとは。
天然記念物の恵みはどんな味なのでしょうか。
姿形を見れば、名前の由来にも納得です。
青玉神社の夫婦杉 多可町
樹齢千年 縁を結ぶ神木
二手に分かれながら、離れ離れにはならず、距離を保ちながら空を目指しています。
こちらも神木です。
ケヤキ 宍粟・庭田神社
日本酒神話の森の主
桜にも堂々としたものがあります。
樹齢は1000年を超えると言われています。
千年桜 威風堂々と
養父・樽見
ほかにもこんな個性的な巨木が兵庫にはあります。
<播州人3号>
1997年入社。西播磨出身の先輩は酔うと大きめの街路樹に抱きついていました。「うん、うん」とか「そうか、そうか」などとつぶやいた後、「木に囲まれて育ったから、わしは会話ができるんや」と自慢していました。「よし、元気をもらった」とすがすがしい表情になることもありました。当時は冷ややかに眺めていましたが、どんな会話を交わしたのかを聞いておけばよかったと悔やんでいます。
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