給食の話題は大人になってからでも不思議と盛り上がります。世代や住んでいた場所がちょっと違うだけで、思い出の中身がかなり異なります。それだけに懐かしの経験を確かめ合ったり、各地のローカルメニューに驚いたりすることがあります。紙面でもたびたび取り上げられる学校給食について播州人3号が紹介します。
大人になり昨日食べたものすら忘れることが多いのに、子どものころの記憶はなぜか鮮明です。給食の話題になると、だれもがそれなりのエピソードを持っています。
思い出の味をもう一度味わってみたい。そんな願望があるのでしょうか。
宝塚市は全国の自治体に先駆けて給食レシピを投稿サイトに公開しました。
宝塚市、「クックパッド」にレシピ投稿
おいしい給食 アクセス11万回
自治体で全国初「家庭での食育に活用を」
兵庫県内のほかの自治体も宝塚に続きます。
神戸市が公開したのは「牛肉のウェスタン風」や「さんまのかば焼き」「小松菜とたくあんの炒め物」など人気料理です。
レシピの公開だけでなく、給食を再現する「給食レストラン」も登場しています。学校の味を懐かしむ大人が結構いるのでしょう。
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こちらは時代ごとの給食を味わえる取り組みです。
明治からの給食再現
朝来の13小中学校で開始
日本初の献立でつくった給食はどんな味だったんでしょうか。
授業の話は家庭でもなかなか盛り上がりませんが、給食のメニューなら団らんも弾みそうですね。
おかずだけでなく、デザートも給食の楽しみの一つでした。
神戸っこたちと話をすると、必ずといっていいほど出てくるのがこのゼリーです。
「とくれん」ゼリー 給食のアイドル
続く人気 熱狂的なのは全員神戸の人
播州で人気のデザートは冷凍ミカンでした。
丸ごと冷凍されているのに皮が簡単にむけ、実はシャキシャキでジューシーでした。
自宅で再現を試みたことがありますが、凍った固いミカンになり、皮さえむけませんでした。
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こちらも給食の思い出話には必ず登場するのではないでしょうか。
牛乳です。何秒で飲んだかとか、どのおかずと混ぜたかなど話題はつきません。
令和の時代にも使われていたとは驚きです。容器の瓶です。
新型コロナ さらば給食の「瓶牛乳」
兵庫県内唯一の尼崎、紙パックへ
業者、休校で生産ライン維持できず
給食の牛乳は全国展開するブランドでなく、地元メーカーのものでした。
地域ごとにメーカーがあったということかもしれませんが、一種の「地産地消」ですね。
「食育」が重視され、地元産を使ったメニューが数多く登場しています。
神戸牛など高級食材を使ったものもあり、そんな特別メニューだけを集めた投稿も面白いかもしれません。
<播州人3号>
1997年入社。40年度ほど前、播州の子どもたちは給食の牛乳’(瓶)のふた(キャップ)を使った遊びに熱中しました。出し合った2枚を表向きに重ね、指1本を使って2人でめくり合い、両方裏返せた方が2枚とも獲得できます。しばらくすると枚数ではなく、種類を集めることが流行し、他校生と交換する同級生まで出てきました。こちらも負けじと、毎朝自宅に届けてくれる牛乳配達のおっちゃんに事情を説明すると、翌朝大量の未使用のふたが届きました。変わった子どもと思われたでしょうね。
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