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2021年生まれの動物の赤ちゃん。愛らしい写真で大集合

6月、東京・上野動物園で双子のパンダが誕生し、パンダブームが巻き起こりました。兵庫県内の動物園などでも赤ちゃんが次々に生まれ、来園者らをなごませています。播州人3号が今年生まれた動物たちを愛らしい写真とともに紹介します。

ホワイトライオン 赤ちゃんすくすく
姫路セントラルパーク

ホワイトライオン誕生

 姫路セントラルパーク(姫路市豊富町神谷)で7月30日、ホワイトライオンの雄の赤ちゃんが誕生した。生まれた直後は自発呼吸がなく危険な状態だったが、飼育員が空気を送り込むポンプで人工呼吸に当たるなど懸命に対応。今はすくすくと育っている。
 お母さんは2014年に同パークで生まれたライム。初産で、1頭目は死産だった。レントゲンなどでおなかにもう1匹いると分かり、帝王切開することになった。
 ライムは心拍が弱くなり、取り出した赤ちゃんも心臓がわずかに動くのみだったため、飼育員はすぐに人工呼吸を開始。体温を上げようとお湯に漬け、ドライヤーをあて続けたところ、約2時間後に自発呼吸が始まった。
 誕生時は1272グラムだったが、1日5回の授乳で3千グラム(8月18日現在)にまで成長。飼育員の前山悠希さん(23)は「つながった命。力強く育ってほしい」と願う。

(8月23日付朝刊より)

姫路セントラルパークは1984年の開業で、「姫セン」の愛称で親しまれています。
甲子園球場48個分に当たる約190万平方メートルの敷地に、サファリパークや遊園地、プール、スケートリンクなど多彩な施設がそろいます。

生まれたときは危険な状態でしたが、飼育員の懸命のケアで命をつなぎ、成長を続けています。

姫路 この肉球とタッチ
7月誕生ホワイトライオン
セントラルパークが企画

ホワイトライオン公開

 姫路セントラルパーク(姫路市豊富町神谷)は、7月に生まれたホワイトライオンの赤ちゃんの特別公開を始めた。当面の間、各日午前11時半から午後3時半まで観覧できる。正午からは「もぐもぐタイム」もあり、赤ちゃんが肉を食べる様子を楽しめる。
 また10日までの期間限定で、前足の肉球部分に「ハイタッチ」できる企画も用意した。午前11時20分と午後3時半からの2部制で、それぞれ午前11時と午後3時から整理券を配布。先着順に平日は20人、土日祝日は40人を受け付ける。
 赤ちゃんは雄で、生まれた当初は自発呼吸がなく危険な状態だったが、飼育員の懸命な対応もありすくすくと成長。現在は体長約50センチ、体重約8千グラムまで育った。

(10月3日付朝刊より)

子どもとはいえ、既に中型犬ほどの大きさに育ち、肉球も立派。さぞかし力強いハイタッチができたでしょうね。

姫センでは9月にアフリカスイギュウの赤ちゃんも誕生しています。

姫セン アフリカスイギュウ
赤ちゃんのびのび成長

スイギュウ

 姫路セントラルパーク(姫路市豊富町神谷(こだに))は、9月に生まれたアフリカスイギュウの雄の赤ちゃんを公開している。母親のアスナに寄り添う愛らしい姿が楽しめる。
 アフリカスイギュウはサハラ以南の草原に生息し、湾曲した大きな角が特徴。国内で飼育している施設は少なく、関西では同パークが唯一という。
 アスナは昨年3月にも父親のサカズキとの間に赤ちゃんを産んだが、生後間もなく死んだという。2度目の出産となった今回は赤ちゃんに大きな病気はなく、母乳を飲んだり、草を食べたりしてのびのびと成長。体長は9月末時点で約1・2メートル(推定)という。

(10月31日付朝刊より)

世界遺産・国宝「姫路城」の近くにある姫路市立動物園ではアミメキリンが四半世紀ぶりに誕生しました。

25年ぶり赤ちゃん
アミメキリンが出産
姫路動物園

<提供>姫路キリン
(姫路市立動物園提供)

 姫路市立動物園(同市本町)は、雌のアミメキリン「キキ」(6歳)が5月20日に雌の子どもを出産したと発表した。同園でのキリンの出産は、1996年7月以来25年ぶり。母子ともに元気といい、6月中旬ごろの公開を目指す。
 キキは2018年3月、繁殖に取り組むため姫路セントラルパーク(同市豊富町神谷)から同園に貸与された。同じ4月25日が誕生日の雄「コウスケ」(16歳)とカップルになり、20年2月ごろに繁殖行動が確認されていた。
 担当の飼育員が5月20日朝、キキの尻尾の下から子どもの前脚が少し出ているのに気付き、午前7時18分に新しい命が誕生した。子どもは現在、前脚の先から頭頂部までの身長が約170センチで、体重は60キロと推定される。
 同園では昨年、人気者として長年愛された雌のアジアゾウ「姫子」や雄のエゾヒグマ「フウ」など飼育動物の死が相次いだ。河野光彦飼育担当係長は「久しぶりの明るいニュースでうれしい。まだ油断はできないが、すくすくと成長してほしい」と話した。

(5月31日付朝刊より)

公募の結果、「ココ」と名付けられました。
姫路市立動物園のキリンの獣舎は園の南東部にあり、かなり前の記憶ですが、長い首で外をのぞいている姿を園外から見かけることができました。
ココもすくすく育ち、長い首で観光客らを驚かせてほしいですね。

神戸の動物園で8年ぶりに生まれたのは、ジャガーの双子です。

ジャガー双子誕生
王子動物園
8年ぶり 順調に成長

<提供>王子ジャガー
(神戸市立王子動物園提供)

 神戸市立王子動物園(同市灘区)でこのほど、雄と雌のジャガーの双子が生まれた。同園でのジャガーの誕生は8年ぶりという。順調に成長しているが、母親が育児に専念できるよう飼育員も接触を控えて画面越しに見守っている段階で、一般公開の時期は未定という。
 双子は18日、父アトス(11歳)と昨年南アフリカの動物園からやってきた母ネリア(3歳)の間に生まれた。25日時点の体重が、雄は約1・6キロ、雌は約1・4キロで、いずれもアトスと同じく体は黒い。
 円形猛獣舎内の非公開ゾーンで母子で過ごしており、育児を妨げないよう、飼育員も近寄ることを避けているという。名前はまだなく、公開後に来園者による投票で決める予定。
 ジャガーは中南米の熱帯雨林や草原、沼地などに生息。国際自然保護連合のレッドリストで「準絶滅危惧種」に分類され、各国が協力して種の保存を進めている。
 同園では2013年11月に生まれた双子のボスキ(雄)とミワ(雌)以来のジャガーの赤ちゃんとなる。2頭は14年にそれぞれ鹿児島市平川動物公園と京都市動物園に移っており、王子動物園にいるジャガーは、生まれたての双子を含めて4頭になる。

(8月30日付朝刊より)

神戸ゆかりの漫画家、横山光輝さんの作品「バビル2世」に登場する「ロデム」を思い浮かべるのは私だけでしょうか。

横山さんの「鉄人28号」モニュメントを扱った投稿はこちら

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動物園の生き物だけではありません。街中のかわいいひなの写真が紙面を飾ることもあります。

カルガモひな よちよち歩き
 西宮・夙川で9羽

カルガモ

 西宮市の夙川で、カルガモのひなたちが元気に育っている。親鳥に連れられ、よちよち歩きで水浴びしたり、流れに乗ってすいすい泳いだり。愛らしい姿が、道行く人の心を和ませている。
 カルガモは渡りをせず、1年を通じて同じ地域で暮らす「留鳥」。ひなは頭部が黄色っぽく、子育ては雌が担う。
 28日、親鳥と一緒に泳ぐ9羽を散歩中に見つけた女性(72)は「よくカルガモのつがいを見かけるけど、赤ちゃんは格別かわいい。すくすく大きくなってほしい」と目を細めた。

(6月29日付朝刊より)

三木市内のカフェではペンギンの赤ちゃんが誕生しました。
カフェにペンギン?と思われた方もいるでしょうが、間違いありません、ペンギンです。

ペンギンに赤ちゃん
三木・宿原のレストランカフェ 

三木ペンギン

 ペンギンのいるレストランカフェ「バランタイン」(三木市宿原)で、3月26日にひなが生まれた。新たに誕生した赤ちゃんは、巣箱で両親に守られながらすくすくと育ち、愛くるしい姿を見せている。
 同店は、1996年にケープペンギン4羽を購入し、2008年ごろに雌のメアリーが仲間入りした。16年に雄のストイコヴィッチとメアリーの子2羽が誕生。今年1月には、神戸・三宮の飲食店で飼われていた3羽を譲り受け、現在11羽が店内で元気に過ごしてる。
 今年3月に誕生したひなもストイコヴィッチとメアリーの子。2羽は交代しながら、2個の卵を温めた。1個は割ってしまったが、残る一つが無事にひなにかえった。
 ひなは体温維持のために灰色の綿羽に覆われ、生後1カ月半ほどで羽根が抜け始めるとされる。赤ちゃん特有の羽は生後3カ月ごろには大人の羽になり、ふわふわの綿羽に包まれた姿は、わずかな期間しか見ることができないという。
 「初めて来た4羽がもう25歳。ひなが25歳になった時に僕は生きているかな」と笑うオーナーの鳥居志朗さん(58)。同店は昨年、飼育スペースをリニューアルし、敷地拡大とともに建物外からも観察できるようにした。
 鳥居さんは「当時は『飲食店で動物を飼うなんて』と反対されたが、お客さんに喜んでもらいたくて」と振り返り、「この子も多くの人に愛されてほしいね」と目を細める。

(4月23日付朝刊より)

<播州人3号>
1997年入社。駆け出しのころ、週に何度か三木市の取材に加わりました。当時、支局長を務めていた先輩によく連れられたのが今回紹介したバランタインでした。先輩とどんな話をしたかは忘れましたが、勢いよく水槽を泳ぐペンギンの姿と、ランチに食べたハンバーグの味は覚えています。

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