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〈そばめし〉第13回 長田で発見!新たな韓国定番麺・カルグクス

「誰かを制限するような店にはしたくない。長田はいろんな人がいる。年齢や人種・国籍に関係なく誰でも利用できるのが、僕たちのジムの本当の意味の魅力」―。そう話してくれたのは、長田区菅原通にある「WAGOMUクライミングジム」の店長・宮本昇さんです。

ジムのオープンは6年前。きっかけは友人の吉川さん。当時、福祉事業所に勤めていましたが、障害者がスポーツをする場所がありませんでした。既存のスポーツ施設には使用を断られることが多く、だったら「作ってもうたほうが早い」と、吉川さんと一緒に「WAGOMUクライミングジム」を立ち上げました。冒頭の言葉通り、バリアフリーの店内は、クライミングジムには珍しい広い休憩スペースがあり、コーヒーも飲めて、大人も子どももクライミングしない人も誰でも歓迎です。

「クライミングジムは1つの拠点として、ここからカヤックや沢登り、登山など自然にアプローチする場所としたい」とのことで、ジムでアウトドアツアーも主催しています。
また、「長田のいろんな人たちとつながって面白いことをしたい」という思いから、3か月に1回、ジムでパーティーを開き、長田の飲食店やアーティスト、DJ、ダンサーに出店・パフォーマンスをしてもらっています。
そんな、クライミングの枠に収まらない「新しい集まる場所」をめざしている宮本さんにとって、長田の一番のごちそうは?

地元の有名焼肉店・平沼商店の経営する「シッタン!!」で味わえる、カルグクスという韓国風うどんです。「平麺でツルツルしたうどんに、牛骨スープの出汁、さらにアサリが入っていて、卵でとじられていて海苔も入っている。そのままでもあっさりしていておいしいし、味変にニラキムチを入れると、めちゃくちゃおいしい!」さらに、必ず追加するというホルモン丼は「めっちゃ甘くて、ブロックに切った玉ねぎが歯ごたえがあって、すごく好き」とのこと。心も体も元気をもらえます!