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4回生ブログリレー vol.9

こんにちは、今年使った日焼け止めが 5 本目に突入したトレーナーの祝部優夜です。もうこんなに日焼けする夏はないだろうと思っていた夏が終わり、あっという間に引退の時期となってしまいました。拙い文章ではありますが、少々お付き合いください。
僕は 2 回生から体育会サッカー部に入り、入部当初から「学生トレーナー」として活動させていただきました。まず、この素晴らしい環境でトレーナーとして貴重な経験をさせていただいたことに感謝しております。
少しだけこのサッカー部での活動を振り返ります。僕は、5,6 歳頃から大学 1 回生まで選手としてサッカーをしてきた。長年サッカーを続けてきたが、大学 1 回生の 3 月にずっとやりたかったトレーナーをやろうと思い、体育会サッカー部に入部しトレーナーになり選手をやめた。サッカー部に入った理由は、自分の将来トレーナーとして働くとき経験があった方が有利だと思ったからだ。サッカー部に入ってすぐは、悩むことが多かった。予想していたことではあるが、最初は頼られることが少なく、それが悔しかった。もっと技術を付けようと色々セミナーに出向き、様々な講義を受け、どうすれば頼られるのか毎日考えた。さらに、自分からコミュニケーションを取るようにも意識した。この努力があったからこそ、今の自分があると思う。2 回生の頃は苦しくもあったが、充実して楽しかった。
3 回生を振り返ると、もっと出来たことがあったのではないかと思うことが多い。慣れからなのか、自分の甘えにより受動的な行動しかしなかった。もっと個人だけでなくチームに対して働きかけることが出来るようになれば良かったと思う一年だった。しかし、たくさんのことを学んだ一年間でもある。新しい考え方との出会いや大学での臨床実習を通した経験、怪我人に対するトレーニングの試行錯誤を繰り返し、自分の成長につながったと思う。
これらの 2 年間を経て 4 回生になり、個人だけでなくチームに対する指導も回数が増えてきた。自分の仕事がチームに貢献していると感じる瞬間が多く、楽しかった。その分、チームに対する責任感も強くなり試合の勝敗に自分の責任を感じるようにもなった。勝ったときの高揚感や負けたときの喪失感は倍増したように感じる。しかし、怪我のことだけでなくフィジカルの面でも、どんな些細なことでも相談してくれるようになったチームのみんなのために、どうしたらみんなに還元できるか考えることにやりがいを感じていた。
入部当初、「自分のために」入ったつもりの部活動が、「チームのために」という目的が加わっていることを実感した。大学生になってまでこのようなチームのために活動するという経験が出来たことがなによりもこのサッカー部で活動することを選択して良かったと思う。
卒業された先輩方は僕の知識や技術不足により迷惑をかけたかもしれませんが、僕の成長を促してくださったこと、本当にありがとうございます。
後輩のみなさん、どんな小さいことでも頼ってくれてありがとう。くだらない話にも付き合ってくれてありがとう。みんなと一緒にトレーニングするのは楽しかった。またいつでも相談してください。
スタッフのみなさん、なにかと僕の身勝手な行動に迷惑をかけていたかもしれません。ごめんなさい。選手を支えるにはみなさんの力が必要です。無理はしすぎず、周りを頼りながら頑張ってください。
同期のみんな、まずは途中から入部した僕をすんなり受け入れてくれてありがとう。みんな個性が豊かすぎて大変だったけど楽しかった。この学年で良かったと思います。
この 3 年間で関わったすべての人に感謝します。充実した 3 年間で自分が成長した 3 年間でもあります。ありがとうございました。このままラストメッセージが終わっては、ただの思い出話になってしまうので後輩に向けて 1 つメッセージを残そうと思います。
人生が充実する思い出をつくろう
人生を充実させる思い出は大学生でしか作れない思い出もあります。大学生しか経験できないこと、学生生活、アルバイトなど、卒業したら二度と体験できないかもしれないものです。部活動も同じだと僕は思います。今しか出来ない体験、今しか味わえない感情、今しか集えない仲間などこれらすべてが僕たちの人生を充実させる思い出になると思います。試合に勝ったときの感動、負けたときの悔しさ、怪我してた選手が復帰して試合で活躍する喜び、練習後に先輩・後輩といったご飯、たわいのない会話、思い出を取り上げるときりがありませんがこれらすべてが僕の大切な思い出です。ただ淡々と毎日を過ごすのではなく、本気で部活動に向き合うことで自ずと何気ない出来事が引退したときに思い出になっていると思います。これからまだまだ大学生活が残されている後輩たちはいろんな経験をするチャンスがあります。今しか出来ないことに時間を費やそう。これが人生を充実させる鍵だと僕は思っています。いつまでも応援しています。
次は、選手でありながらも主務を全うしてくれた塩見将斗くんです。彼は、恐らく怪我をして離脱することはなかったタフな選手です。練習試合で速く走りすぎて頭を打ち、病院送りということもありましたが、そんなときでもずっと喋ってたユーモアあふれる彼のラストメッセージにご期待ください。

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