もやし料理
もやしのナムル
「もやしナムル」といえばいまや常備菜の定番なのではなかろうか。
塩、胡椒、ごま油、にんにく。
基本の味付けに、各家庭の工夫が加わる。
そして、ガラスの保存容器に入れて冷蔵庫でスタンバイ。
安価安定供給のもやしは、食費切り詰め生活の頼れる味方。
うちでもごくごく普通のもやしナムルを作るが、常に悩ましいのが、もやしのゆで時間。
「もやしのゆで時間は、10秒!」
そう、きっぱりと言い放つ emi.sakeさんのInstagramをみて、
「10秒は、ちょっと、短いんでは…」
と、あからさまに疑いながらも、やってみた。
emi.sakeさんのレシピはどれもこれもシンプルで作る気が起きるし、実際作ると美味しい。これまでのそうした信頼の積み重ねがある。
(とは言いながら10秒は、ちょっと…と思う私って。。)
emi.sakeさんに完敗です。
10秒もやし、絶品です。
シャキシャキしたもやしがほんとうにたまりません。手が止まりません。
ガラスの保存容器に入れてからも見るたびにかさが減っていくのはなぜだろう?
ちなみに、emi.sakeさんレシピでは、
塩、胡椒、ごま油、にんにく に
砂糖、鶏がらスープの素、ごま が入る。
うちでは私は砂糖を抜く人、娘は砂糖を入れる人。
今回のもやしナムルは、私が作りましたので、砂糖抜き。
「10秒もやし」おすすめ!
しんちゃんの モヤシニンニク
(もやし炒め)
うちでは単に「もやし炒め」とよんでいるが、正式には「しんちゃんの『モヤシニンニク』」(「しんちゃん」は店主の名前、「モヤシニンニク」が料理名)。
10年ほど前までの職場があった、東京西部の基地の街、福生。(ふっさ、と読む)
神戸も明治の開港で外国人居留地ができ、第二次世界大戦後は進駐軍の居留地としての接収があったりで、なにかと外国や米国との接点のある街。福生は現在も米国の空軍基地がある街。
外国の人や物が往き来する街だからか、なんとなく福生と神戸は似ているような気がする。好きな街。
そんな福生に、正式には鉄板焼き屋さんなのかな、私はお好み焼き屋さんだと思ってた、「さざえ堂」(店頭には「なんやsazae do」と描いてあったような気がする。以前は別場所で「ZERO(ゼロ)」という名前だった)。
そこのメニュー、「モヤシニンニク」は、行くとかならず頼む、定番かつ絶品もやし料理だった。
しんちゃんの「モヤシニンニク」に夢中だったのは私だけではなかったみたい。こちらの記事を読んで「やっぱり!」と小さく握り拳。
『限りなくアメリカに近い福生』さざえ堂鉄板焼きしんちゃん』
http://fussa.underhead.jp/?eid=724851
よくぞ記事にしてくださった!
まさにこちらに写っているのがしんちゃんとしんちゃんの「モヤシニンニク」です。
店内のでっかい鉄板、アートな装飾(しんちゃんはアーティストだから、なんと内装を自分でアートに仕上げちゃってた)。懐かしい…
(コメント欄によると、今は閉店したようす)
さて、しんちゃんの「モヤシニンニク」。
美味しくて手が止まらない、野菜は身体にいいからこんなに野菜を食べられる「モヤシニンニク」は家料理にも取り入れたい、なんといっても家計にも優しいから一石二鳥どころか一石三鳥。
であるから、当然何度か家でも作ってみたが、どうもうまくいかない。
厚い鉄板ならではの熱量やひっくり返すタイミングもあるのかと思ったが、食感ではない。なにか決定的な味の部分で違う。
ある日しんちゃんに聞いてみた。
「このモヤシニンニク、普通のニンニク炒めただけの味じゃないように思うんだけど、なに?」
しんちゃん、チロッと私を見た。
企業秘密を聞くか?という顔?
機嫌わるくしちゃったかな…
ちょっとビビりながらも、酔った勢いのふりをして(実際酔わなきゃ聞けない)しんちゃんの返事を待つ。
「うん、ニンニクだけじゃない」
(あ。応えてくれた…ホッとする)
「ガーリックパウダー、かもしれない」
(エエ~!教えてくれるの?!)
しんちゃん、GABANの銀地に青い線の缶を振って見せてくれた。
ありがとう。しんちゃん。
うちでは今でも
冷蔵庫にGABANのガーリックパウダーは欠かせないし
(ガーリックパウダー、湿気やすいので開封後は冷蔵庫で保管!がおすすめ!)
しんちゃんの「モヤシニンニク」
(うちでは単に「もやし炒め」)
毎回皿に山盛り作って、
奪い合って食べてるよ~。
《材料》
もやし、
ニンニク(生/叩き潰すかみじん切り)、
鶏ガラスープの素、塩、
ブラックペッパー粗挽き、
ガーリックパウダー(GABAN)。
《手順》
① 油を温め、生のニンニクを炒める
(水分飛ぶまでやるとなおよし)
② もやしを投入。
鶏ガラスープの素、ブラックペッパー粗挽き、を加え、適宜炒める。
③ 味をみて、塩、ガーリックパウダー(GABAN)を適宜加える。
好みで醤油を足らしても。