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情熱○陸でたい染矢。-part2-
この男はいつも新しいことを求めている。
2020年11月20日。
マーケティング/サービスデザインと幅広く活躍している染矢は、新型コロナウイルス感染症の影響によりオンラインで開催された「MarkeZineDay2020 Autumn KANSAI」で講演するため、東京に姿を見せていた。
このイベントは、講演中に参加者の方々とコミュニケーションを取ることができるチャット機能があり、彼はその機能を活かして、初のラジオ形式でLIVE配信に挑んだ。
※画像は講演資料の一部から抜粋。
早朝、ブラックコーヒーを片手に東京に移動し、昼食と最後の追い込みをかけるため会場が見えるカフェに入った。
カフェでもブラックコーヒーを頼む染矢・・・(一体、何杯飲むんだ?)
染矢はよく「何事もまずは、自分が楽しむことがポイントやから」と言っている。
だからラジオ形式にしたのだろうか。
今回の講演時間は40分。
どんなことを話すか頭の中でまとめ、カンペではなくキーワードを覚える。
キーワードだけでセミナーや勉強会で何時間も講演やワークショップをしている染矢は言葉に詰まっていることも、空白の時間も、一度も見たことがない。
そして、いつも満足度90%を超えていて、年々、講演依頼をいただくことが増えている。
そこに頼んでいたパスタがきたので、ラジオ形式の考案について話を聞いてみた。
ーなんでラジオ形式にしたんですか?
「ラジオってええやん。」
彼は答えになっていない返事をして頼んだパスタを一気に頬張り、会場に向かって行った。
会場に到着するとすぐに接続の確認やリハーサルが始まった。
スタッフが慌ただしく作業をしている中、緊張などしている様子はなく、余裕のある姿にたくましさを感じる。
「はい、ポーズ!」と言ってカメラを向けると笑顔で対応もしてくれた。
このポーズは1?それとも、気分上々?なにを意味しているかは定かではないが、染矢の決めのポーズはこのポーズであることがわかった。
そういえば以前、たくさん講演してきた染矢に「緊張とかされないんですか」と質問を投げかけたときこんなことを言っていた。
「緊張しないために準備しているからな〜」
(・・・あれ、今回も直前にキーワード覚えてましたよね?w)
そして、いよいよ、配信が始まった。
LTVや継続率を最大化していく開発プロセスを事例も交えて紹介しながら、合間合間でチャットを確認し質問を拾っていった。
どんな質問が来るかわからない状態で、その場で次々に答えていく染矢。自分の中で全て答えがあるように見えた。
普段から物事の一部ではなく全体を見ている染矢は、質問からどんどん話を結び付けて広げていく。
そんな姿にかっこいいという言葉以外見つからない。
講演に参加した人たちは、講演の途中で疑問などがあっても(今回で言うとチャットに書き込んでも)講演が終わるまで質問に回答することはあまりなく、講演中はモヤッとしながら聴くことがあると思う。
でも、今回のように合間合間で、講演者が疑問に対して都度回答をすることで参加者にとってより有意義な時間になるのではないかと感じた。
講演が終わると、一息ついた染矢は、東京駅に向っていった。
そこで、道中に今回の講演がどうだったかを聞いてみた。
「楽しめたよ。でも講演中にも改善点は見つけたし、また次やね。」
そう、染矢に「満足」の2文字はない。
最後に、関西へ帰る前に「東京駅 丸の内口」へ立ち寄った。
すると、夢中で写真を撮り出す。
ー染矢さんにとってこの場所はどういうところなんですか?
「撮りたくなる。ただそれだけや。」
(ちょっと!だから・・・答えになってないって〜><)
(他の駅が新しくなっていく中、昔の面影を残している東京駅 丸の内口は染矢の好きな場所みたいだ。)
今の季節はイチョウがとても綺麗だったのが印象的である。
その後、東京駅の中にあるカフェで、帰りのブラックコーヒーを購入してホームに向かっていく。
「ブラックコーヒーはなくてはならへんさかい、例えるなら血液と同じやな。」
(前回も似たようなこと言ってたよ?)
染矢は、ブラックコーヒーでできていると言っても過言ではない。
そして、関西へ帰っていくのであった。