11月の小春日和
肌寒さを感じるようになってきたものの、私の住む山形県鶴岡市は、本日の最高気温14℃。先の予報も17℃、18℃なんて数字がならんでいて、なんだか今年は暖かい気がする。このまま暖冬になれば良いのだけれど……。昨年水道管の凍結で苦労したことを思い返しながら願っている。
秋の太陽は相変わらずやさしかった。10月下旬から12月上旬にある、暖かい晴れの日を小春日和と呼ぶことに共感を覚えた。美しい日本語だなぁ。晴れた日には春のように浮き足だった気持ちで散歩に出かけた。
歩きながら、赤や黄色に染まっていく木々を、暖色に傾いていく世界を、ゆっくり見届けることができた。そんな季節に写した日常の写真をまとめておこう。
新そばの季節がやってきた。山形県はそばの栽培がさかんで、10月から11月にかけて、県内各地で新そばまつりがおこなわれている。
今年は地域のお父さん、お母さんたちに誘われて、このあたりで一番美味しいと評判の「まやのやかた」へ行ってきた。名前はちょっとこわいんだけど、味は確かなんだって。お席の順番がくるまで、みんなで地酒を飲みながら待った。肌寒い日に飲む日本酒にはじんわりしみる良さがあるよね。
11月は木曜日と同じような、なんともいえない凪の時間。秋なのか冬なのか、暖かいのか寒いのか、はっきりしない曖昧さを愛しく感じた日々の記録。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!