学びは学校の外にもあり! 学生と伊豆大島に行ってきました
総合学院テクノスカレッジの学生さんと伊豆大島に行ってきました。
テクノスカレッジは工学系の専門学校とサービス系の専門学校が合体した総合専門学校です。
ものづくりが大好きな人と、お客さんが大好きな人が一緒に学べる学校です。
今回は1泊2日の『伊豆大島フィールドワークの旅』をご用意&ご案内させて頂きました。
学校内の学びだけじゃなく、外に出て地域のリアルを学びたい。
地域に触れ、地域課題の解決策を提案したい。
こんな学びを実践したいと願う学校と、地域資源ならいっぱい知ってるよ!、な私がコラボし実現させました。
今回ご一緒したのは「テクノスゼミ」の学生さんたち。
サービス系の観光・ツーリズム、工学系の建築とインテリアデザインの3学科の学生さんたちの合同プロジェクト型授業です。
今回の目的地は伊豆大島バリアフリーペンションすばるです。
ペンションすばるはその名の通り、東京都の障害者休養ホーム事業に参加する宿です。厳しい基準をクリアした宿泊施設のみが認定されるため、東京都内に2軒、全国でも30軒ほどしか参加していません。
東京から伊豆大島まで高速ジェット船で1時間45分。あっという間に静かな大自然の島に到着します。
都会に疲れた健常者も障がい者も、思い立ったらふらっと伊豆大島に行き、いつもと違う別世界で都会を忘れてひと休み。
元気になって帰ってくることができます。
山あり、海あり、温泉あり、美味しいものあり、コンビニ無し・・・。
伊豆大島で障がい者のお泊まりをサポートするのがバリアフリーペンションすばるです。
学生たちは現地を訪れ、施設を見学し、オーナーの熱い想いを聴きました。
新たな発見をこれまでの学びと照らし合わせ、軌道修正することもできました。
こういう学びは学校の机上だけでは難しいですね。
現地に行き、現物を見て、現実を知ったからできたことです。
今回の私は、普段行かない場所に行き、普段会わない人に会い、普段聴けない話を聴く旅を企画しました。
島でお世話になっている方々にお願いし、学生に会ってもらい、話をしてもらいました。
快く協力いただいた皆様に感謝します。
島から帰った学生は、島から持ち帰った素材を活用し探究を続けています。
考えたことは試してみましょう!
伊豆大島でアイディアを実践できる場所を用意してお待ちしています。
ワクワクしますね〜。
東京竹芝桟橋から東海汽船の高速ジェット船で出発。
航行時速80km/h。1時間45分で島に到着。飛行機に乗ってるような感覚!
大島空港を見学。以前は羽田空港からジェット機が飛んでいました。
今は調布飛行場から19人乗り小型機でわずか25分!
大島牛乳の社長さんからお話を聴きました。
隣の牛舎と工場がパイプラインで繋がっているので輸送のストレスがなく最高においしい牛乳を供給できるとのこと。
毎日給食で搾りたての牛乳を飲んでる島の子供たちは幸せだ!
だけど・・・この会社は存続の危機にある!
工場の隣にある道の駅のようなぶらっとハウス。大人気の野菜は売り切れ状態でした。
大島牛乳でつくるミルクジェラートやソフトクリームの味に感動!
店長にもお会いできました。
三原山の展望台までバスで移動。徐々に雲の中へ。
少しの時間でしたが、山頂まで綺麗に見えました。来て良かったです。
お昼ごはんは展望台の歌乃茶屋さん。
大島名物の椿油で揚げた天ぷらがどっさり乗ってる天丼。さっぱりした食感です。
特産品の明日葉の下には大きなエビが2本隠れていました。ご飯もたっぷり。明日葉を練り込んだお蕎麦もついてて大満足。
山の天気は変わりやすい。急に雨がやってくる!
ペンションすばるに到着。かわいい〜と歓声が上がる。
さっそくバリアフリーな館内を視察。
オーナーの思いや現状と将来についてもお聴きしました。
「すばるに来る障がい者は自力でやってきて好きなように行動する元気な人が多いんですよ、手を貸すことなんてほとんどありません。」
「だから余計な声掛けやお世話は控えています。勝手に来て勝手に帰るくらいの自由で安全に泊まれる場所を提供できたらいいんじゃないかな。」
とオーナー。
確かに!島に来るってことはかなりのアクティブ障がい者ですよね。
すばるに泊まりながら思いっきり楽しんで帰るんですね。
このあと学生たちは夜遅くまで今日の学びを振り返り、目を輝かせていつまでもディスカッションしていました。
大島2日目の朝は椿公園内にあるコワーキングラボWELAGOへ
公園内の建物をリノベーションしたそうです
運営者のフロンティアコンサルティングさんから説明を受けました。
ここは誰でも無料で使える贅沢な場所。
Wi-Fiも完備で都会を離れ、島に滞在しながらリモートワークも可能。
このあと、こちらをお借りしてみんなで中間成果発表会をしました。
芝生の庭で仕事やミーティングができます。気持ちよさそう!
波浮港へGO!今日は路線バスの旅
島に移住した若者が港の古民家で開いた宿、StayDoを見学。
資生堂の化粧品屋さんだったそうです。
人とのつながりが大切だ、というオーナーからお話を聴きました。
民宿のような田舎のおばあちゃんちのようなつくりでした
学生さんたちを港でお見送りしました。
島からたくさんの素材を持ち帰ってもらえたら嬉しいですね。
また来てください!
「伊豆大島?ちょっと行ってみるかな!」とお考えの方はぜひお声がけください。
島の人たちの協力を得ながら最適なプランをご提案&ご案内いたします。