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21世紀の戦争
20世紀前半、2つの大戦が、リアルな世界でカタストロフィーとして終焉を告げると、米ソ核軍拡冷戦が20世紀末まで続いた。英、仏、中、イスラエル、パキスタン、インドにも核は拡散した。21世紀に入り、米中新経済冷戦は、軍事のレベルへとエスカレートしようとすると同時に、米朝核緊張が生じている。北朝鮮は、20世紀始まった核保有大国の7番目に仲間入りを果たそうとするばかりか、ICBM大陸間弾道弾ミサイルの開発も成功させようとしている。こうしたリアルな世界で核やミサイルが満ち溢れ、一触即発の状態の中、サイバー空間において、アノニマスといったホワイトハッカー集団が活躍を見せる一方で、ロシア、中国、北朝鮮などのブラックハッカーの存在が、我々西側諸国の現実の脅威となっている。
かつて、兵士は鉄砲を抱え、砲弾で戦争した。しかし、リアルな世界が、核やミサイルで充満する中、攻撃のやり場はサイバー空間に向かっていると言えるだろう。私たちの預金口座、個人情報、財布などは全てコンピューター上で管理され、こうした情報に危害が加われば、私たちの財産は一気に破壊される。
サイバー空間での情報の価値が増す中、そうしたコンピュータの情報を守らなければならない使命も増幅している。私は、その武士道精神に目覚め、広く国家、国際社会の公益の役に立つため、サイバー軍兵を志願することとし、その鍛錬を始めることとした。