一問一答「あなたにとって、仕事がデキる人とはどんな人ですか?」【超仕事術】
あなたにとって、仕事がデキる人とはどんな人ですか?
今回は、仕事における美学についての質問をもとに、本当に結果と成果につながる仕事術について解説させてもらいます。
Q. たいした仕事をしなくても声が大きい人が評価される企業のなかで、良い仕事をしながらいずれ評価されると考えてアピールをしない美学を持つ人もいますが、そんな美学は意味ないでしょうか?
意味ないと思います。
これについては、とても参考になる本があるのでこちらを読んでみてください。
この本を読むとよくわかりますが、組織内で上に上がる人は声がでかいだけの人です。
アピールをしなければ、人は評価されることはありません。
人間が仕事で評価されるために必要なものは2つあり、それは「成果」と「アピール」です。
どちらか片方が欠けるだけでも上手くいきません。
いい仕事をして評価されたいと思うのであれば、自分で起業した方がいいです。
自分で起業すれば、仕事の内容が数字として評価されます。
基本的には、組織の上の人たちは、社員の成果なんていちいち気にしていません。
以上がDaiGo師匠からのアドバイスでした。
今回は、科学的にも実証されていてDaiGo師匠も実践的に効果を実感している、最低限の効率で最大限の成果を出すための仕事術について解説させてもらいます。
ハーバードビジネススクールで教鞭をとるロバート・ポーゼン氏が自身の研究と先行研究から、仕事の生産性を向上させるポイントを6つにまとめてくれています。
DaiGo師匠の経験も踏まえながら紹介させてもらいます。
生産性のためのおすすめ
こちらは、仕事が速い人がどれだけルールをシンプルにしているのかということがよくわかる素晴らしい本です。
こちらは、一点に集中して物事をサクサクと終わらせて行くにはどうすればいいのかということが学べる本です。
こちらは、仕事の成果を決めているのはごく一部分だけであり、そこを極めることこそが生産性のためには重要だということを教えてくれる本です。
ポイント1 :比較優位の判断
自分よりも仕事を遥かに上手にこなす人はいくらでもいます。
ですが、作業できる時間には限界がありますので、どうしても手が回らないタスクが生まれます。
自分が得意としているジャンルでリソースを同僚や上司に提供すれば、自分が活躍できる場が生まれます。
例えば 、皆さんが一緒に仕事をしている同僚が、どんな仕事でも上手にこなすことができる優秀な人だったとします。
プレゼンをさせても戦略を立てさせても、アイデアを出させても営業をさせても、何をさせても素晴らしい能力を発揮できる人だったとします。
ですが、そんな優秀な人でも時間には限界があるので全ての仕事をこなすことはできません。
どんなに優秀な人でも、得意ではないことは他の人に任せて、自分にとって一番得意なことにだけ専念できるようにすることで、最大限の成果を出すことができるようになります。
多くの人は、周りの人に対して自分よりも優れた能力ばかりに注目してしまいます。
優秀な人がいるのであれば、その人がより能力を発揮することができるように、自分が比較的得意なことでサポートしてあげれば、相手は空いた時間でより成果を出すことができるようになります。
これによって自分が活躍する場が生まれます。
ですから、自分の中で比較的得意なことで相手の時間を作ってあげることができるかどうかです。
ところが、多くの人が比較優位を理解していません。
自分の仕事が求められているのか?
その仕事をするのに一番適している人は誰か?
ということを考えてしまいます。
自分よりもその仕事が得意な人はいると思います。
だからといって、その人がひとりでこなせば良いというわけでも、それだけで最大限の成果を出すことができるわけではありません。
自分がそこに入って、比較的得意なことでサポートすることができて、結果的に成果を大きくすることができるのであれば、それによって win-win の関係が生まれます。
この比較優位の考えを持つと、皆さんはいろんな人と仕事ができるようになります。
皆さんのスキルをもっと広い分野で活かすことができるようになります。
他人よりも圧倒的に優れた能力がなければ仕事ができないわけではありません。
絶対優位ではなく、比較優位で十分です。
ポイント2 :成果にフォーカスする
仕事でも勉強でも時間の長さが重要なわけではありません。
結果や成果が大事なのは当然ですが、向上心があって上昇志向が強い人ほど、仕事に長い時間を費やす傾向があります。
重要なのは成果を出すことなのに、工夫することよりも時間を増やすことをしてしまいます。
時間さえ使えば成果は上がっていくという思い込みによって、もっと働かなくてはならないと勘違いしてしまいます。
仕事をしていると不安を感じることはあります。
この不安を感じた時に必要なのは工夫することです。
ところが、この不安を感じると、仕事でも勉強でも長い時間を費やさなければならないと勘違いします。
長い労働時間はストレスにより創造性を失わせ、結果生産性が下がっていきます。
長い時間を費やしたのだから、自分がしていることには価値があるに違いないと思い込んでしまいます。
時間ではなく成果で判断するために成果を記録してください。
時間は、減らすことを目的に記録してください。
ポイント3 :まず考えましょう
仕事では、とにかく手をつける人よりも、まずは考える人が成果を出します。
すぐやる人が成功すると言われたように、多くのビジネスマンはどんな仕事でもとりあえず手をつけようとします。
これはとにかく手をつけないと、自分の仕事が前に進まないという思い込みです。
手近な簡単な仕事に手をつけて、とりあえず達成感を感じようとしているだけです。
「とりあえず会って打ち合わせしましょう」
これは最悪です。
何が成果になるのかを考えずに行動するのは無意味です。
人間が情報を素早く処理するためには、あらかじめ頭の中でその目的を考えておくことが必要です。
「なぜそれをする必要があるのか?」
「その行動によってどんな成果を得たいのか?」
人は目的を意識していないと、情報処理が遅くなってしまいます。
読書する場合でも同じです。
本を読む前に、「この本から自分が何を学びたいのか?」ということを考え、それを明確に自分に言い聞かせてからでないと、その本から学ぶことは少なくなってしまいます。
自分にとっての疑問点だけでも明確にしておかないと、本を読むスピードも遅くなるし、何も頭の中に残らなくなります。
もちろん、考えるだけで行動しないのはただの先延ばしです。
間違わないでもらいたいですが、行動を最適化するためにまずは考える時間が必要だということです。
仕事においては、思考なき行動はリターンを得られません。
何に注目すれば利益を得られるのかということを考え、より少ない行動で最大限の成果を出すのが仕事です。
ここから先は、残りの3つについて解説していきます。
ぜひ続きもチェックしてみてください。
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