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空き家のお宝発掘社会実験

私が代表を務めている日本リユース・リサイクル回収事業者組合、私が所属している会社の浜屋、ブックオフコーポレーション様、空き家コンサルティング様、の4社で、南知多町と協定を締結し、「空き家のお宝発掘社会実験」という社会実験に参加することになりました。

南知多町では空き家が増加しており、深刻な問題となりつつあります。
この空き家を利活用するためには、まず空き家内の残置物を整理・片付けする必要があります。
また、解体するにしても、中の残置物の片付けは必要となります。
しかし、それが面倒でなかなか利活用(または解体)まで至らないという現状があります。
また、残置物を単にゴミとして処分するだけでは単純にその分が廃棄物増となってしまい、地域住民そして町の負担増となってしまいます。
この残置物を極力リユース・リサイクルすることにより、3Rの推進及び廃棄物の削減、町及び地域住民の負担軽減にも寄与することが可能と考えます。
なお、実験の内容は以下の通りです。

1.空き家内の不要な動産から再利用・資源利用可能なものをリユース・リサイクル事業者が買取することで空き家所有者のごみの処分と収集運搬に係る費用負担が軽減するか検証するため、リユース・リサイクル事業者と一般廃棄物収集運搬業者との連携による課題解決モデルを作成する。
2.空き家所有者が空き家内にある不要な動産を処分する際に、課題解決モデルの実証実験を行うことで、排出されるごみがどれだけ減量し、ごみの処分費と収集運搬に係る費用がどれだけ減額するか検証する。
3.空き家の利活用または除却に関する無料相談を希望した空き家所有者が、無料相談実施後に「2.」を実施する意向を示すか検証する。
4.実証実験の結果から仮説を検証し、空き家内の動産の片付けに対する所有者負担の原因を明らかにすることで、課題解決に向けた有効性を検証する。

空き家問題は、人口減少が確実な日本において、今後益々深刻な問題になります。
この南知多町での社会実験を成功させ、モデルケースを作ることにより、ゆくゆくは日本全体の空き家問題解決に寄与したいところです。


画像:ArtTowerによるPixabayからの画像

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