デジタル化後進国、日本
雇用調整助成金の申請がオンラインで可能になったとのことで、早速オンライン申請に取り掛かろうと思ったら、なんと受付開始30分で、
「雇用調整助成金オンライン受付システム」はシステム不具合発生のため、稼働を延期いたします。
となっていました。。。
これを見たとき、憤りや落胆といった感情はまったく湧いてこず、「まあ、そうなるよね。」と、妙な納得感と共に普通に受け入れてしまった自分にはたと気付いた時、これは非常にまずいことだと思いました。
諦めたらそこで試合は終了です。
この度のコロナによって、日本におけるデジタル化の遅れによる問題が次々と炙り出されています。
特別定額給付金のオンライン申請なども代表的な事例でしょう。
ちなみに、こちらのマイナンバー制度については、一概に行政だけを攻めるのは酷で、当初「国民総背番号制が~」や「個人情報の漏洩が~」などと騒いで反対していた方々の責任も大きいと思います。
そういう方々に限って、このような問題が起こった時に過敏に反応してそうですが。。。
さらに、これなどもデジタル化の遅れを象徴する問題です。
常々、「あの赤いインクシミに何か意味があるのかなあ。。。」などと思いつつも、私自身、当たり前に受け入れてきました。
そういえば、少し前に名だたる大企業がこんなバカげたプロダクトを発表していましたが、これはその後どうなったのでしょうか。。。
初めてこの記事を見たとき、虚構新聞ではないかと見紛うたくらいです。。。
もはや紙やハンコの時代ではありません。
以前、福祉関係の事業で、県の担当者と申請書類のやり取りをしていたのですが、まあ、書類の内容が煩雑なことは百歩譲って致し方ないにしても、その紙の書類を確認してもらうために、わざわざ県庁まで(結構遠い)足を運び、そこで直接確認してもらい、あれこれご指摘を受け、戻って書類を修正し、また後日県庁に行く、、、これを何度も繰り返し、ようやく申請が通る。。。
みたいなことを経験し、辟易したことがありました。
そういえば、そこの部署には分厚い書類の山がたくさんありましたっけ。。。
上記のやり取り、チャットとは言わずとも、メールで何とかならなかったのかな~、と、思いつつも、「役所のやっていることだから。。。」と、こちらも諦めていました。
しかし、これからは違います。
このコロナはある意味良い機会だと思います。
これを機に役所やその他日本の社会システム諸々は一気にデジタライゼーションに舵を切るべきです。
そうなると決まって「デジタル化についていけない人はどうするんだ?」という声が出てきます。
少し乱暴な言い方ですが、私は置いて行って良いと思います。
車社会になって久しいですが、必要に迫られれば「運転は苦手で、、、」などと言ってはいられず、多くの人が免許を取って車に乗っています。
デジタル化もそれと同じようなものだと思います。
便利なことがわかれば、誰しも適応するものです。
人間の適応力を甘く見てはいけません。
その上で、どうしてもついてこれない人をフォローしていく形が理想と考えます。
そうでなければ、日本が世界にどんどん置いて行かれ、たちまち三等国に没落してしまうでしょう。
持続可能な社会を実現するためには、資源の無駄はもちろん、こういった労働力などの無駄をなくし、生産性を高めていくことも必須事項です。
先程も述べましたが、これは絶好の機会です。
このチャンスを逃してはいけません。