小林 文/エディター
以前某web媒体で連載していたコラム【笑いのブン学】をnoteにて再始動。お笑いラバーであるエディター小林 文(愛称:ブン)がお笑い愛を語る記事のまとめです。触れるほどに、理解が深まり、好きの幅が広くなる。私にとってそれは、“ファッション”も“お笑い”も同じ! 「コントも漫才も、東も西も!」が信条。
私にとって、”一年で最も好きな時間”、M-1。あれからもう10日以上経っているというのに、寝ても覚めてもM-1のことばかり考えている。まあそれ自体はいつものことだけれど、今年は特に、かもしれない。 今年のM-1は、2019年にミルクボーイが優勝したときのような圧倒的なドラマはなかったし、2020年のマヂカルラブリーほどのわかりやすい論争も巻きおこっていない。 けれど、それも全部踏まえた上で、今年のM-1は魅力的だった。「そうそう、M-1はこうしていつも”笑い”の価値観を広
『THE W 2021』が終わった。12月13日の夜、リアルタイムで観て余韻に浸っていると、仕事から帰宅し結果をまだ知らぬ夫が「どんな大会だった? 」と聞いてきた(「優勝者は教えないで」の意味を含んでいる)。その問いに対して私の答えは、「過去イチでよかった、成熟してきた」。夫は録画を再生しその日初めての、私は2回目のTHE Wを観て就寝。それから数日経過し、落ち着いたところでこれを書いている。 「過去イチでよかった」「成熟してきた」の理由に重点を置いて語ろうと思う。 …が
今、私は猛烈に焦ってPC前に向かっている(笑)。今日11月18日13時、準決勝進出者が発表されるから。結果が出るその前に、準々決勝を生で観た興奮や感じたことをここに記録しておきたいから。 あ、当然のことみたいに書き始めてしまったけれど、M-1グランプリ2021の準々決勝のレポートを書こうとしている、という話。 ------- 11月16日・17日、M-1グランプリ2021準々決勝(東京会場分)が開催された。昨年までは竹芝のニューピアホール、今年はルミネtheよしもとで。
観て触れて理解が深まるほどに、今、西の笑いも東の笑いも、コントも漫才も好きだ、と前回書いた。 それを前提とした上で、「出てくるだけで笑っちゃう芸人」にも目がない。私にとって、笑い飯(西田氏)、天竺鼠、ランジャタイ、友近、そして、ゆりやんレトリィバァなどがそう。(敬称略) 先日、そんなゆりやんの単独LIVEへ出かけた。今回はそのときの驚きと幸せな記憶を綴る。 ※前回の笑い飯回、5000字強で書いたら、仕事柄多くの活字に触れている姉にさえ、「大作だったね〜」と引かれてしまっ
8月もあと数日で終わり。小学生たちは夏の宿題にカタをつけているころだろうか。今もし私が小学生だったら、どんな”自由研究”をしていたかな……そんなことをぼーっと考えているとき、あるラジオを聴いた。 それは、7月30日の深夜に放送されたTBSラジオ『バナナマンのバナナムーンGOLD』。 毎週金曜の深夜1:00〜3:00に生放送されているラジオ番組。パーソナリティはもちろん、バナナマンのふたり。ーーーなのだけれど、この7月30日はふたり揃ってワクチンの副反応のため欠席。急遽、バ
数ヶ月に一度くらいのペースでやっている、Instagram・ストーリーズでの「質問はありますか?」コーナー。 ファッション系、お笑い系、恋愛・人生相談系…ざっと数えて毎回数百件ほどいただく。こんなにたくさん! ? と驚きつつ、なるべく被りのないよう、バランスを考えてお答えするようにしている。 その中で、毎回必ず、しかも複数届く質問、それが 「好きな服と似合う服」について。 「好きな服と似合う服、ブンさんならどちらを優先しますか?」 「好きな服と似合う服、年々ズレてきて
『M-1グランプリ2020』が終わった。一年で一番楽しみにしている日。究極に緊張感があって、集中して観ているけれど、ふわふわと夢の中にいるようでもある。翌朝起きて、優勝コンビが情報番組に呼ばれているのを観て、「ああ昨日のあれは現実だったんだ」と確認するもの、そこまでひっくるめてM-1。 今年は終わったあとの”ふわふわ感”が長く続いていて。その理由はやっぱり「漫才とはなにか」論争に日本中が包まれていたからだと思う。 ミスターM-1、笑い飯の単独LIVEへ ”お笑い好き”を
今夜は、『M-1グランプリ2020』決勝戦。 私にとって、ダントツ楽しみにしているイベントで、一年で最も大切にしている日! と言い切っても全然過言ではない。この日はもう何年も外出したりせず、テレビの前でじっと座って動かない。夕食も極力手間を省いて、鍋、一択。 …そういえば、大学生のころ、当時片思いしていたバイト先の先輩からクリスマス当日デートに誘われたのに、「今日はM-1なのですみません」と断って、フラれたこともあったっけ。でもその年、ブラックマヨネーズが優勝し、一夜にしてス
前回の ”キャリア” 話の続き。 後編では、上京してからの会社員時代〜現在の仕事をするに至るまでのことを書きます(こんなに間があいてしまって・・・すみません! しっかり書くのでお許しください〜)。 とにかく東京へ!さて。【前編】で正直に書いたとおり、「東京で働く」ことがまずは第一条件だった私。名古屋も都市だけれど、その分、「ここで十分」みたいな考えになりがちだなー、井の中の蛙になりたくないなーと思っていたから。特に、私は生まれてから一度も名古屋を離れたことがなかったし、日本
前回お約束をしたとおり、私の”キャリア”の話をします。 プロフィールに記載しているとおり、社会人13年目の私のこれまでをザッと説明すると、 「大学卒業後上京し、約5年半、人材系企業に営業職として勤務。28歳で転身。現在はフリーランスのファッションエディターとして、小学館『Oggi』や講談社『mi-mollet』等で活動。アパレルブランドや百貨店との商品開発、コラム執筆も担当。」 です。 これまで何度か私なんぞの経歴について取材していただいたことがあります。そちらでなん
はじめまして! フリーランスのファッションエディター(編集者)をしている、小林 文と申します。今日からゆるりとnoteを始めました。よろしくお願いします。 私のInstagramを経由してこちらをご覧になっている方もいらっしゃるかもしれません。ありがとうございます! 先日、Instagramのストーリーズ『質問』機能を利用し、「noteで何について書いたら読んでくださいますか?」と投げかけたところ、フォロワーの皆さんから様々なアイディアをいただきました(ありがとうございま