思いつきで行動する人は失敗を活かしていく

「よし、これでいこう!」

思いついたことを即座に行動に移す人は、うまくいくかどうかは別として、
「もっとよく考えなさい」「これで大丈夫か?」「そんなことでいいのか!」と言われることが多いもの。
もしかしたら、あなたもその1人かもしれない。

思いついたことをすぐに実行することは、悪いことではない。
たとえ、それが失敗に終わったとしても……。
じっくり考えて最良のプランを思いついにもかかわらず、すでにそれを先に実行した人がいて、
結局なにもやれなかった人よりはよほど行動力がある。

思いつきで行動したことがうまくいかなかったとしても、それは結果論です。
思いつきが悪いのでもなく、また思いついたアイデアそのものが悪いとは必ずしも言い切れない。

こういう人は「もっとよく考えなさい」と言われたら、逆に考えすぎて行動できなくなってしまう。
本来持っているよさを失いかねない。

すでに行動力があるのだから、ほかのものをプラスすれば、よさが活かされる。
それは、「分析検証力」だ。

思いついたことをすぐに実行しても、たいていはうまくいかない。
それはそれで仕方がないこと。
とはいえ、何も分析検証しなければ、また同じことを繰り返してしまう。
そうすると、周囲の堪忍袋の緒が切れて、「もっとよく考えなさい」と怒られる羽目になる。

そうならないためにも、自分の行動を分析検証していく。
「何がよくなかったのか」「どうすればもっとよくなるのか」と分析検証して、自分の腹に落とし込む。
言わば、失敗を活かしていく。
もしうまくできていれば、次の思いつきには改善策が反映される。
それをすぐに実行に移す。

これを繰り返していくと、思いつきの精度が上がり、失敗することが少なくなり、やがてはうまくいくことが多くなる。
周囲からも「アイデアマン」と認められるようになる。

分析検証するようになったあなたは、もう思いつきで行動する人ではない。
ひらめきを行動に移すアイデアマンになっている。

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