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Agile Japanから始まった私のアジャイルジャーニー

こんにちは、Agile Japan 元Organizerのこばやしです。Agile Japan アドカレ12/15の担当でしたが、4日も遅れての投稿となりすいません。

今日は、仕事でアジャイルと全く関わらなかった私が、アジャイルにどっぷり使った社会人生を歩むことになった頃のお話を通じて、Agile Japanの私なりに思う良さを紹介します。

急に銀行のアジャイルの推進責任者に・・・

前職での話ですが、中途で銀行に入りアーキテクチャ変革やAutomation等のIT戦略を中心にビジネス・システムの各担当者の間に立って、戦略の推進を図るのような立ち位置で仕事をしていました。

入社して約3ヶ月ぐらいたった頃に、急に上司から呼ばれ、
「来年4月からアジャイルを推進してほしい」
と言われました。

正直、この時私が思ったことは、「正直しんどい」。
アジャイルの状態になることの重要性は感じていたのですが、自分でやるのは正直しんどい。けれど、内部の人間としてアジャイルの推進を経験することは自身にとっても大きな成長がありそうだと思ったので、口から発した第一声は「はい、よろこんで」でした(笑。
その時、「いいの?」と聞かれたので、当時の上司はとても気を使って私にアジャイルの推進を依頼されたんだなと、今思い返すとそんな感じだったなと思います。

自分の会社は自分たちでしか変えることができない

実際に推進を図るにも、組織にアジャイルを導入すれば良いか解らないため、コンサル、SIer、アジャイルコーチと言われる人たちに、たぶん20社ぐらい、まずは相談してみました。

しかし、私の推測ですが、相談した企業の方々は、メガバンク規模のエンタープライズでのアジャイル推進を経験されたことがある人がいなく、こちらの問いに対し回答が曖昧で、任せられるレベルではないなと感じました。そりゃそうですよね、メガバンクでアジャイルなんてこれまで聞いたことないですし、ましてや会社ごとに置かれている状況が異なるので、外部の方が簡単に解決出来るわけがない。

少し時間を要しましたが、色んな人から話を聞いて気づいたのは、
「自分の会社を変えられるのは自分たちしかいない」
ことです。

ということで、外部のサポートを不要と考え、自分だけでアジャイル推進を図るという超ハードなアジャイルジャーニーをスタートさせることをここで決意しました。

社外に友達を探しにAgileJapanへ

自分たちでアジャイルを推進しようとしている似たような人がいるんではないかと思い、そんな人達が集まりそうなアジャイルのイベントを探してみるとそこで「Agile Japan」を見つけました。

Agile JapanのスポンサーになっているSIerさんが何社か自分の会社とも付き合いがあったので、僕らが行く価値があるか確認して、早速AgileJapanに乗り込みました。

私が始めてAgileJapanに参加したのは3年前です。友達を作ることをメインに考えていたので、誰かが事例を共有する講演やセッションはほぼスルーし、グループワークっぽいセッションにターゲットを絞り、色んな人に片っ端から話しかけまくりました。

多くのアジャイル推進を担当する方に出会い、お互いの置かれている状況や推進における課題を議論出来たのが、初めて参加したAgile Japanでの成果でした。

情報発信だけでなく、体感も大事にしているAgile Japan

始めて参加した時のAgileJapanの感想は、情報発信だけでなく体感して学ぶというところに力を入れているところはとても良いと思います。体感のセッションは、初心者でも参加できるようにと、Oganizerみんなが非常に丁寧に設計していて、これはみんなの熱意の表れだと思います。

なにが良いかっていうと、体感した内容を学ぶだけでなく、Agile Japanのやり方を学ぶことで社内で自分たちでもできるようになれること。普通はこれがノウハウなのであまり表に出さないものだと思いますが、参加者が自律的にできるような気遣いは素晴らしい点の一つだと思います。

色々な人とセッションで関係を気づきながら、30社のアジャイルの課題とどう進めたかを個別に聞き出し、ワークショップのやり方を学び、とても有意義な時間を過ごせました。

その後は別のイベントにも行きましたが、私のような組織変革を担当する立場にいる人間からすると、参考になる情報を得られるイベントは、残念ながら他にはなかった記憶です。(もし何かいいイベントがあれば教えて下さい。)

Agile Japan Organizerになって見えたみんなの熱意

そこから2年立ち、少しずつアジャイルの推進を図っていた時にOrganizerへの就任が依頼がありました。Agile Japanに参加してハンバーガー争奪戦をしていた時は、こんな話がくるとは夢にも思ってなかったです。

実はこの時は社内で意見が2分されて、どちらかというとOrganizerに就くべきではないという意見が多かったです。色々と理由はあるのですが、普通に考えて余計なことをしている場合かと思うのがごく自然な意見で、僕も断ろうかなと思っていました。

ただ、参加してとても共感できたし、エンタープライズでアジャイル推進をしている立場としての何かできることもあるかと思い、2021年にOrganizerをやらせていただきました。

いざ入ってみるとですね、すげー長時間議論するので、正直入ったことを後悔することも多々ありましたね(笑。
びっくりするぐらい本気(ガチ)で企画検討をしているので、何にでも情熱をかけてしっかりやる切るという姿勢は、私にとってとても良い刺激になりました。

オンラインもいいけど、やっぱり・・・けどオンラインも楽しい

やっぱり、オフラインでやりたいですよね。
色々あるのであれですが、早くコロナが落ち着いて皆さんと対面でアジャイルトークができることを楽しみにしています。

今年のAgileJapanに参加された方は気づかれていると思いますが、去年よりもオンラインコンテンツとしての工夫が凝らされていて、ZoomとDiscordの組み合わせをかなり効果的に活用しています(これはあじゃてくでのノウハウが大きいとは思いますが・・・)。

だんだん参加者目線でなくOrganizer目線での書きっぷりになってしまっていることに気づきましたが、僕はAgileJapanで育ったアジャイル推進者であり、今後も陰ながらAgileJapanを応援していこうと思っています。

Orgnizerの皆さん、2021年Agile Japanはほんと良かったです。
今年の成功と皆さんの熱意に対し、「Congrats!」
あと、懇親会で一人ベラベラ話すぎて他の参加者にご迷惑をおかけしたことをこの場をお借りして謝罪します。「すいませんでした」


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