百物語 第二十六夜
先日、小鳩会議のメンバーと話していて思い出した私の体験談(?)です。
中学生の頃、友達と話す噂話の中に、「さっちゃん」の歌のさっちゃんに関する怪談がありました。
大まかな流れとしては、バナナが食べられないまま死んださっちゃんを呼び出すために、枕元にバナナをおいて眠る。すると、1日目は夜中に電話がかかってくる。更に次の日には、夢の中で会うことになる。このとき、ナタをもったさっちゃんに夢の中で追われることになるが、それでもやめずに、3日目にもバナナをおいて眠ると、枕元にさっちゃんが静かに立っているという。
そして、このときに「この話を誰から聞いたか?」と聞かれるが、その際、正直に友人の名前などを答えても、自分はただ殺されるらしい(名前をあげられた人がどうなるかは不明)。
しかし、「千葉県トナシの山田さん」と答えると、さっちゃんは去っていき、助かることが出来るという。
当時、携帯は持ち始めでしたが、まだ「ググる」ということが全く一般的ではありませんでした。ですので「トナシ」が何を意味しているかはわかりませんでした。「トナ市」という地域があるのか、何か山田さんを特定させるような特徴のある言葉なのか…。後年ググったり調べたりしてみたのですが、全く探し出せませんでした。
この怪談を一部メンバーに話してみたところ、「バナナのくだりまでは知っているが、千葉県トナシの山田さんには聞き覚えがない」と言われ、更に親族や友達にも聞いたところ、やはり「聞き覚えがない」と言われました。
教えてくれた友人とは、今は疎遠にしており、連絡先もわかりません。
どなたか、「千葉県トナシの山田さん」についてご存知のかたはおられませんでしょうか。
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