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ラロハのイロハ(2)MF・FW編

こんにちは。KTです。いよいよ日本代表VSスペイン代表が明日に控えているので、今回はMFとFWの選手を紹介していきます。これを読んで、少しでも日本代表とスペイン代表の試合を楽しんでもらえれば幸いです。

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MF

セルヒオ・ブスケツ(FCバルセロナ)

ラロハの大黒柱であり、キャプテンを務めます。またチームで唯一の2010年南アフリカワールドカップ優勝メンバーです。ブスケツがチームにいるかいないかで試合のパフォーマンスが変わってきてしまうほどの選手だと言えるでしょう。決してアスリート能力は高くないものの、卓越したボールコントロール、戦術眼で試合を支配する姿は美しささえ感じられます。ブスケツがいる限り、ティキ・タカは健在です。

ロドリ(マンチェスター・シティFC)

191cmと長身で、守備的なMFでありながらブスケツのように広い視野でボールを散らすことができる、攻守に貢献度の高い選手です。前線への配球、スペースへのパスを出すこともできれば、持ち前のパワーで相手を潰したりミドルシュートを放ったりと、何でも器用にこなしてしまうという印象です。カタールワールドカップではCBとして起用されており、最終ラインからのビルドアップに注目です。

コケ(アトレティコ・マドリー)

シメオネ率いるチームの選手らしく、攻守において精力的に走り続ける運動量が最大の特徴だといえるでしょう。それでいてスペインの選手らしくキックの精度にも定評があります。またアトレティコではキャプテンを務めており、彼のメンタリティーもチームにもたらすものは大きいのではないでしょうか。途中出場が主になっていますが、このレベルの選手が途中から出てくるとは恐ろしいですね、、

ペドリ(FCバルセロナ)

次世代を担うヤングスターの一人で、20歳ながらラロハの中盤に君臨します。とても20歳とは思えない落ち着きが最大の特徴で、常にプレーの選択を間違えない、安定感のある選手です。自身のアイドルはアンドレス・イニエスタだと語っており、イニエスタさながらの決定的なパスを何本も出してくる、相手にとっては非常に危険な選手だといえるでしょう。とにかくプレーの1つ1つに思わず上手いと唸ってしまうぐらいの才能の持ち主なので、ぜひ注目して見てほしいです。

ガビ(FCバルセロナ)

ペドリが20歳ならば、なんとガビは18歳です。2022年のゴールデンボーイ賞(ヨーロッパ最優秀若手賞)に輝いた、これまた将来のスター候補に数えられる選手です。ボールスキルが素晴らしいのはもちろん、最大の特徴は度胸とスタミナだと思います。激しい接触・競り合いをものともしない強心臓ぶりはとても18歳のものとは思えません。また、1試合を通して縦横無尽にピッチを駆け回り、即時奪回を掲げるチームのキーマンにもなっています。これは余談(有名な話?)ですが、ガビは常に靴紐がほどけたままプレーしています。結び方がわからないのだとか、、、

マルコス・ジョレンテ(アトレティコ・マドリー)

元々は守備的なMFでしたが、アトレティコに移籍してセカンドトップや攻撃的MFにポジションを変更すると一気に才能を開花させました。ドリブルの推進力、シュートレンジの広さが武器ではありますが、高さと強さも持ち合わせており、ヘディングでのゴールも狙うことができます。攻守にわたってチームに貢献できる選手です。出場すればラロハの勝利に貢献してくれること間違いなしです。

カルロス・ソレール(パリ・サンジェルマンFC)

MFの選手ではありますが、チャンスとなれば果敢にペナルティーエリアに進入していくなど、非常に得点力のある選手です。バイタルエリアからのミドルシュートも持ち合わせていれば、1対1の場面では冷静にゴールに流し込んだりループシュートを披露したりと、確かなシュートセンスを持っています。自陣深くでボールを持たれたときは要注意です。

FW

フェラン・トーレス(FCバルセロナ)

オフザボールの動きに優れたウインガーです。左右どちらのウイングでも安定したパフォーマンスを見せることができ、味方のスルーパス、浮き球のパスに合わせて裏に抜けることで数多くの決定機を創り出します。フィニッシュ精度が今ひとつとも言われていますが、ワールドクラスのGKノイアー(ドイツ代表)からハットトリックを決めたこともあるので、持っている能力は素晴らしいものがあるといっていいでしょう。ちなみに彼女はエンリケ監督の娘さんとのこと。

パブロ・サラビア(パリ・サンジェルマンFC)

スピードや身体能力で相手を圧倒するというよりは、持ち前のパスセンスでチャンスを演出する、チャンスメーカータイプのFWです。判断の速さ、視野の広さによって創造性をもたらし、またポジショニングがとても素晴らしく、フィニッシュを担う場面も数多くあり、そこでしっかりと決めきれる決定力も併せ持っています。

マルコ・アセンシオ(レアル・マドリー)

名前を聞いて東京オリンピックのサッカー男子準決勝、日本VSスペインを思い出した方も多いのではないでしょうか。この試合で決勝点を決めたのがアセンシオでした。強烈な左足でチームの流れを変え、得点をもたらすことのできるFWです。カタールワールドカップでは1トップとして起用され、いわゆる”偽9番”の役割を担っています。彼の左足には十分警戒しなくてはならないでしょう。

ダニ・オルモ(RBライプツィヒ)

FWのポジションであればウイングでもトップでも機能する、非常に万能な選手です。サイドでの仕掛け、味方とのコンビネーションも素晴らしければ、スペースを与えれば高精度・高威力のシュートを放つなど、DFからすれば非常に厄介ですね。カタールワールドカップでの活躍も目を見張るものがありますが、個人的にはEURO2020準決勝イタリア戦で見せた偽9番のパフォーマンスが最高でした。自分はその試合をみて一気に彼のファンになりました。興味があれば見てみてください。

ニコ・ウィリアムズ(アスレティック・ビルバオ)

いい意味でスペインの選手らしくなく、スピードと突破力に優れたウインガーです。左右両足遜色なく使うことができ、そこから繰り出されるドリブルで相手のディフェンスラインを切り裂きます。劣勢、あるいは拮抗している試合展開のなかで投入され、試合の流れを大きく引き寄せることのできる選手といっていいでしょう。ちなみに、兄のイニャキ・ウィリアムズもガーナ代表としてカタールワールドカップに出場しています。

アルバロ・モラタ(アトレティコ・マドリー)

今回のラロハのメンバーの中では唯一のストライカータイプ(いわゆる純粋な9番)のFWです。裏抜け、前線でのキープ、シュートセンスいずれも高水準で、エースとしてラロハを牽引してきました。また、大舞台に非常に強く、先日のドイツ戦でも貴重な先制点を挙げていましたね。スタメンでも途中出場でも常に警戒しておかなければ、少ない決定機でもモノにしてくるはずです。

イェレミ・ピノ(ビジャレアルCF)

右ウイングが主戦場で、個人技でどんどん切り込んでいくというよりは、オーバーラップしてきたSBやMFとの連携で攻め込んでいく、そんなプレースタイルです。それゆえに戦術理解度も高く、また球際にも激しくいける積極性も持ち味です。今のラロハではそこまで出場機会は与えられていませんが、まだ20歳と若いため、近い将来ラロハを引っ張る存在になるのではないでしょうか。

アンス・ファティ(FCバルセロナ)

20歳にして冷静なフィニッシュワーク、卓越したドリブルスキルを持ち、あっという間に主力へと駆け上がると思いきや、度重なるケガによって招集が不安視されていましたが、見事メンバー入りを果たしました。重度のケガだったためにフル出場は叶いませんが、出場すれば脅威になること間違いないでしょう。カタールワールドカップではまだ出場機会がない分、日本戦では出場すると予測しています。非常に楽しみです。

いかがだったでしょうか。あと少しすればキックオフの時間ですね。どのチームが果たして決勝トーナメントに進出するか、ぜひ皆さんで見届けましょう。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!



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