自信と個性と多様性の街、ポートランド
変な人が集まるポートランド。
独自の路線で、好きなことを突き詰めていく人が多いです。
地ビールが好きで、自分でブリュワリーを始めたけれど、非営利にして、利益は全部、寄付したり。
自転車乗りのためのビアパブを作ったと思ったら、外に自家発電用のバイクが置いてあって、それを1時間漕ぐと、ビールが1杯無料でもらえたり。
やっぱり変な店も多いです。
ただ、だからと言って、自分のとこだけが儲かれば良いみたいな考えの人は少ないです。
むしろそういう人は逆にポートランドという街で浮いちゃうかも。
例えば、同じ地ビール業者でも、
「俺はこのやり方だけど、君のやり方も良いよね、あの人やり方なんかも面白いよね」
と、それぞれがお互いリスペクトして、認め合っています。
なんなら、これから新規でビジネス始めようとする人たちに、完全に手の内を見せたりします笑
彼らの考えのベースになっているものは、共存共栄。
Win-Win-Winの関係。
例えば、Aという地ビールの繁盛店があったとします。
Bも同業の繁盛店。
AやBのお店のおかげで、ポートランドは地ビールの街として知れ渡っています。
しかし、Cはまだ始めたばかりのお店で、右も左もわからず、味もままならない。
すると、初めてポートランドに観光に来た人が、たまたまCのお店に入り、
「あれ、あんまり美味しくないかも・・なんだ、ポートランドは地ビールの街って聞いたけど、大したことないじゃん、がっかり」
・・と、なって欲しくないわけです。
これをちゃんとチャンスロスと捉えています。
Cのお店がしっかり美味しければ、「もっと色々飲んでみたい!」って気持ちから、間違いなく、老舗であるAにもBにも行ってみたくなる。
「ポートランドの地ビール、最高だね!」
これが彼らが理想とする姿。
だからこそ、新規で始めるCのようなお店が、Aや Bに経営のノウハウを聞きにこられたら、しっかり教えてあげる。
なんなら、秘伝のレシピすら、教えちゃうことも。
でもね、必ずこんなことを言います。
「同じように作ってごらん、似たものはできるけれど、でも決して同じものにはならないから」
作る場所、季節、人が変われば、出来上がるものは全く違うものになる。
俺のものは俺の味だし、あなたのものはあなたの味。
最後に滲み出るものこそが、個性。
このこともちゃんと理解しているからこその絶対的な自信であり、
違いを認め合う、これぞ真の多様性なのかな、なんて思います。
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『Love It, Portland-Oregon』ツアー2022
日時は、9月16日(金)から22日(木)まで。
究極の地産地消?畑での食事会や、地ビール&オレゴンワイン巡り、変なものが揃う街での古着探し、などなど。
そして、今回はまるで絵画の中に飛び込んだような景色が楽しめるペインティッドヒルズにもお連れするので、
秋の夕暮れとともにゆっくりご堪能いただけます。
いつでも行けると思わず、今だからこそ行ける、今しか体験できないことを共に味わいましょう!
まだZIPの番組で正式に発表する前ですが、既に7名の方のご予約いただいております。
グレパーやファーマシーが目指している場所、よろしければその目でお確かめください!
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ではまた!
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