「居場所」とは?
吉本興業の大崎会長の『居場所。』を読んだというお話しをしましたが、そもそも、この「居場所」とは?
自分が属するコミュニティーだったり、組織だったり、
様々な"場所"にあるはずのもの。
でも、不思議なもので、どんなに多くの人に囲まれていても、いや、むしろ囲まれているからこそなのか、
めちゃくちゃ孤独を感じる瞬間があります。
特に、
「今日は楽しかったねー!」
と、皆んなでワイワイ言い合った夜とか。
夜、やばいです。
夜中、寂しくなってSNSとか開いたらもう最悪ですね。
孤独の渦に巻き込まれて、這い上がれなくなってきます。
はい、こんなに毎日ハイテンションで喋ってる僕が実際こうなんです。
で、これって僕特有の感情なのかなって思ってたけど、結構、そうじゃないんですね。
大崎会長の本を読んでると、そこが一番安心できました。
こんなに影響力あって、笑いを全国に提供している吉本興業って会社の会長でさえも、そうなんだって。
しいては、そこのトップに君臨してるダウンタウンまっちゃんとか、さんまさんも、そうなんだなあって。
自分をそんな人たちに並べるのはおこがましいけれど、華やかな世界にいればいるほど、この孤独の感情は強いのかもしれません。
大崎会長は、本の中で、
「孤独からロマンチックに逃げろ」
と提唱してくれています。
「誰にもわかってもらえないこの気持ち、そんな感情抱えながらも、今日も運転しながらラテを飲む、俺」
みたいな。
孤独のヒーロー気取って、そこに浸っておけ、と。
何故か?
本をそのまんま引用します。
「なぜって、「生きるとはなんだ?」とまで突き詰めて考えてしまったら、さびしさの沼の底を覗き込むことになる。覗き込んだら最後、にゅうと出てきた手に引きずり込まれます。孤独の沼は、金魚がぽちゃぽちゃ泳いでる庭の池とはわけが違います。
そうやって命を絶つくらい、人は弱いし、孤独です。」
本当にその通りだと思います。
孤独、
「居場所」を求めるのは、この孤独のせいなんですよね。
「吉本は芸人の居場所」
そうやってこの本を締めくくっています。
「居間のある家族のような会社
遊ぶ学校。
吉本がそういう存在になれたらいい。
家族のような会社に、厳しいルールは邪魔なだけです。
そうやって居場所がない人に、居場所をつくる。
それが居場所のなかった僕の夢なんです。」
僕自身もずっとずっと「居場所」を探していました。
特に、学生の頃なんかは、本当に気持ちを分かち合える友達が少なかったからこそ、バスケに熱中していたんだろうし、
バスケやる場所をずっと探し回っていました。
『グレープパークコート』は、何度も言ってますが、僕はあの時の自分のために作りました。
学校でもない、家でもない、でも、なんかホッとできる場所。
そこに行けば無心でシューティングができて、名前も知らないけれど、よく顔を合わせるお兄さん、お姉さんたちがいる。
よく知らないからこそ、友達には言えないようなことを、ポソっと相談できたりする。
僕みたいに"変わりもん"で、あんまり周囲と馴染めなかったやつが、
「お前のまんまで良いよ」とも言わないけど、気にもしないし、されない場所。
好きとか嫌いとか、良いとか悪いではなく、ただただフラットでいられる場所。
常日頃からベタベタするのが苦手な僕はそんな「居場所」を目指しています。
フラットな自分を取り戻したい時、気軽にグレパーにお立ち寄りください。
そうそう、そんなグレパーを作るために5000万円の借金をしたんですが、そのこと、ワイフには言ってなくて、
ある日銀行との間でトラブった時に電話で顔面蒼白になっていたら、「どうしたの?」って聞かれ、「あ!」と、そこで初めて借金のことを発表することになり、
それから3日間、口を聞いてくれませんでした。
キッズたちよ、グレパー、大事に使ってくれよな!笑
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