パンダのしっぽ何色やっけ?

「今まで出会ってきた中で1番面白かった人は誰?」

最近されたなかで1番困った質問。この質問に対して真剣に考えるなら、一度"面白い"について本気出して考えてみる必要がある。僕は今まで生きてきて何を"面白い"と感じてきたのだろうか。

今までの人生、ありがたい事にたくさん笑ってきた。ブチギレることも多いけど笑う事も多い。いつかは笑いながら怒る日も来るのではないかと思う。竹中直人よろしく。

振り返ってみると、今まで笑った場所は"学校"で間違いないだろう。しかし、あんなにたくさんの人がいた学校なのにその中で"面白い人を選べ"と言われると意外とそれに当てはまる人は思いつかない。

こんなことを言うと「えぇ〜面白い人いっぱいいたじゃ〜ん」と思うやつもいると思うが笑止千万。こっちは"面白い"と本気で向き合っているのだ。"面白の打席"に立たずにオペラグラスで試合を観戦していたようなやつに意見を求めてはいない。"面白の打席"に立つ事を強要はしない。だから"面白"を語るな。

学校で笑った記憶はたくさんあるのに"面白い人"が見つからないのには大きく分けて三つあると思う。

まず一つ目の理由としては

面白いと楽しいは違う

たくさんの学校行事、部活。さらにはあの時は嫌々受けていた授業。今振り返ってみると楽しかったな〜と思う。そう、楽しい時にも人は笑うのだ。僕たちは日常の中でこれらを混同してしまっているのだ。

二つ目は

ヒット数意外と少ない

面白い人と思われるためには、一度や二度笑いを取るだけではダメなのだ。料理が上手な人と思われたければたくさんの得意料理がないといけない。いろんな料理を作ってそれらの味が認められた時"料理が上手い人"と思われるのだ。ガパオライスだけ上手なやつは"ガパオライスが上手な人"と思われるだけ。そういう意味ではホームランは打てなくてもいいけれどヒットはたくさん打たなければいけないのだ。

そして最後の三つ目は



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有料記事ではございません。気を取り直して三つ目

俯瞰で見ちゃう

これが1番大きいと思う。小学生の頃の面白いやつは芸人の一発ギャグを人前でできるようなやつ。ゲッツはダンディ坂野がやるから面白い。そんなの関係ねえは小島よしおがやるから、ここをこうこうこう!は塚地武雅がやるから面白いのだ。

中学、高校でもそう。なんか声でかいやつが面白いような錯覚を受けていた。勢い=面白い だと思ってしまっていた。思春期の多感な時期はセンサーがおかしかったのかもしれない。

あの時感じた"面白"は本物。しかし、今よくよく考えてみるとそいつらが面白い人かと言えば首を縦に振ることを躊躇している自分がいる。

高校を卒業した後、面白くなくなったなと思う人、"面白の打席"に立つのを辞めてしまったなと思う人もそれなりに思いつく。僕は"テラスハウスがクラスで流行った時のゲボ吐きそうなあの感覚"を忘れないでいたい。

結局"これまで出会ってきた中で面白い人は?"という質問に対して明確な答えは出なかった。僕は"僕が面白いと思った人"に面白いと思われ続けたい。という事には気づけた。

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