詩5 ピンと来ないピン子
ピン子は病院にきてから三年が経ち衰弱していた。
何を話してもピンとこない
「ここに容器を置いておくから、食べなね」
「ああ、わかったありがと。いや、え?どういうこと?ピンとこない」
何にもピンとこないピン子
若かりし頃に乳首ビンビン子だったのに、今はピンとこないピン子。
日に日に衰弱は進んだ。
心停止して、機械が鳴った。弱まっていた波が急に動きをやめ、一直線をディスプレイに映しだした。
ピーーーーーーーーーーーーーーーン
ご愁傷様でした。これで終わ、、
乳首ビーーーーーーー~ン
生き返りました。
泉ピン子は息を吹き返して、乳首ビン子として再びこの世に生を受けた。