子どもは褒められて、認められて育つもの
皆さん、子どもを褒めていますか?
認めていますか?
子どもに感謝していますか?
子どもを育てる時に、どうしても注意をすること、ダメ出しをすること、否定をすることが多いように感じます。そういうところが多く目についてしまいますよね。
もちろん、注意をしなければいけないこともあるでしょう。叱らなければいけないこともあるでしょう。
でも、注意をしたり叱ったりするのと同じくらい、褒めたり認めたりしているでしょうか?
「褒めるところが見つからない」と言う人もいます。
本当にそうですか?
朝起きること、ご飯を食べること、挨拶をすること、歯を磨くこと、笑顔でいること、返事をすること、自分の思いを伝えること…
毎日何気なくできていることの中に褒めるところはたくさんあります。
「できてすごいね」「こちらが嬉しくなる」と声をかけてみてください。
そして、感謝の言葉を伝えてください。
私の職場では、毎回出すことになっているものを出してくれた時には、その都度「ありがとう」と伝えます。使ったものを片付けた時にも毎回「ありがとう」と伝えます。
子どもに呼ばれた時にどうしても手が離せない時もあり、「○○が終わったら行くから待っていてね」と伝えることがあります。その時も「待ってくれてありがとう」と伝えています。
(ちなみに、この時に大事なのは「“ちょっと”待っていてね」ではなく、「“○○まで”待っていてね」とわかりやすく伝えることです。そして、その約束は必ず守ることです。)
子どもが得意でやっていること、いつも楽しんでいることに対しても「すごいね!!」と心から感嘆します。
「挨拶が聞けてすごく嬉しかった!」と伝えたりもします。
褒められて、認められて、感謝をされることで、人は自信を持ち、自尊感情を高め、自己有用感持つことができると考えています。
心を元気のすることができるのです。
私たちも注意をすることもあります。
でも、「○○をしたらダメでしょ」とは言いません。
「○○をしてください」とやって欲しいことを伝えています。そして、それを聞き入れてやってくれた時には「ありがとう」と伝えます。
このように、色々な場面で褒めたり感謝をしたりすることは出てきます。それを一つ一つ言葉にして伝えることで、相手は受け取りやすくなります。
これって、実は子どもに限ったことではないと思います。大人でも、言われて嫌な気分になる人はあまりいないのではないではないでしょうか?
ぜひ、子どもや周りの人たちを褒めたり、認めたり、感謝したりするという視点をちょっと持ってみてください。何かが変わるかもしれませんよ。