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厚底シューズの落とし穴!知らずに膝を痛めていませんか?薄底なら20km走っても無問題だった話

お久しぶりです
こば@kobakutsuです。

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今日はシューズ選びで悩んでいるあなたに「厚底ランニングシューズ」の裏側をお話しします。私自身も厚底シューズで何度も苦労した経験がありますので、そのリアルな体験をシェアしますね。

最近、街を歩いていると、厚底のランニングシューズを履いている人をよく見かけますよね。私も実は、つい先日まで厚底シューズの大ファンだったんです。

だって、ふわふわで歩くたびに「ぷにょぷにょ」って感じがして、まるで雲の上を歩いているみたいな気分になれるんですよ!

でも、実は厚底シューズには隠れた落とし穴があるんです。私も気づかないうちにその罠にはまっていたんですよ。どんな罠かって?

それは「雑な着地」なんです。

私の場合、厚底シューズを履き始めてしばらくしてから、なんだか走るたびに疲れやすくなったり、足が痛くなったりするようになったんです。

具体的に言うと Onのクラウドモンスターを履いてからです。

最初はマラソン初心者ですので、単に走り込みが足りない、身体が慣れていないだけなのかなって思っていたんですけど、どうもそれだけじゃないみたいだなって確信してきました。

厚底シューズの問題点

実はいくつかあるんです。

まず一つ目は、クッション性と反発力のバランスの問題。

厚底シューズはクッション性が高くて、着地時の衝撃を吸収してくれます。でも、それがかえって仇になることがあるんです。特にミッドソールが柔らかすぎると、着地してから反発するまでに時間差が生じちゃうんですよ。

そうすると、足が地面に触れてからの感覚が鈍くなっちゃって、足の筋肉が適切に働かなくなるんです。

結果、疲れやすくなっちゃうんですね。

でも、一番怖いのは違うんです。

「雑な着地」になるのが最も怖い

厚底シューズって、確かにクッション性が高くて、衝撃を吸収してくれるから、長時間走っても疲れにくいんです。でも、その代わりに着地が雑になっちゃうんですよ。

厚底だと、地面との接触感覚が鈍くなるから、どうしても着地が雑になりがちなんです。

そして、怖いのは自分では雑な着地になっていることに気づけないんです。すると、脚の使い方全体が雑になって、膝に捻れストレスがかかっちゃうんです。

※具体的には、大腿骨に対して下腿が外旋方向に捻れることで、膝への負担が増えちゃうんですよ。これが膝の痛みの原因になっているようです。

わたしの場合走りながらこう感じたのですが、これは一般的な話でもあると思う

実は、ランナーだけじゃなくて、ウォーカーや運動しない人でも、膝の痛みの原因はこの「膝の捻れ」に由来することも多いんです。厚底シューズばかり履いていると、この「膝の捻れ」に気づくことができません。

これってすごく怖いことで、気づいた時には膝のダメージが進行しちゃった・・・なんて状況になったりする可能性もあるんですよね。


余談ですが・・・

膝に優しいを謳っているアサヒメディカルウォークはこの膝のねじれに対策した靴です。ただ、用途は逆です。膝を完全に伸ばしたときに足先は外にねじれます。

これは自然な動きで、この捻れによって膝にかかる負担を受け流すような役割を果たします。

スクリューホームムーブメントという適切な機能です。

ただ、歳を取ってくるとこの膝のねじれがしにくくなる。というか機能しなくなる。それによって衝撃吸収能力が低下し膝が痛くなる。だから、靴底につけたスクリューによってこの動きを誘発しよう!それによって膝の痛みを和らげよう!というのがアサヒメディカルウォークという靴

個人的に好きです。


このように、膝の動きって痛みに直結しやすいのです。

厚底ランニングシューズのように膝が捻れすぎたら痛いし、捻れなくても痛くなる。だから、適切なねじれの範囲に収める靴選びが超重要なの!!



じゃあ、どうすればいいの?って思いますよね。

実は、ランニングは厚底シューズだけでなくベアフットシューズでも行っています。これも具体的に言うと「ワラーチ」っていう裸足に近いサンダルです。


超薄底で靴底の厚さは約7mmです。


一般的な靴底は3-4cmはあるし、厚底だともっとあると考えたら薄いでしょ?でも、これがいいんですよ。

実は、今日も20kmワラーチで走ってきたんですよ。信じられないかもしれませんが、ワラーチで走り始めてから、膝を痛めたことが一度もないんです!クラウドモンスターでは5km地点で感じていた負担は全くなかったです。

今日も20km走ったけど、身体はまったく痛くないんですよ。
すごいでしょ?

※唯一痛かったのはTKBでした。
いつもと違うランニングシャツは合わなかったようです・・・

ちなみに、このように作れる

ベアフットシューズって裸足に近い状態で走れるから、自然な着地や足の動きを意識できるんです。

そうすると、膝への負担も減るし、足の筋肉も鍛えられるし、正しいフォームも身につきやすいんです。

厚底シューズは必要以上に膝がねじれた

一方で、厚底でクッション性の良いシューズ、例えばクラウドモンスターなんかで走ると、いつも足やふくらはぎ、膝に負担を感じるんです。これは、着地位置が安定しないのと、思ってもいない方向に身体を動かされている感覚があるからなんですよね。

厚底シューズの問題は不安定で雑な着地になることと、必要以上のクッションで着地時に膝が必要以上にねじれてしまうことなんです。これって、長期的に見るとかなり怖い問題なんですよ。

※同業の靴屋からもよく「そんな薄底で走ったら膝を壊す」「あなただからできる」なんて言われますがそんなことありません。案外できるってやったら分かります。

最も怖いのは行動も勉強もしないで自分の中に今ある正解以外は認められずに分かった気になっているだけの人から接客を受けるお客様です。

人類史はじまって約30万年のうち大部分は素足やそれに近い環境で行動していました。ゴムという高機能な素材を履物の裏に設置して履き始めたのはここ100年ぐらいの話です。

ちなみに、数百年前の江戸時代。お伊勢参りをする場合は東北各地を出発して戻るまでの総歩行距離は平均で約2,400km、中には3,100km以上歩いた旅人もいたそうです。履いていたのはわらを編んだだけの履物で勿論整備された道ばかりではなかったでしょう。

草鞋より高機能な薄底で走るって、そんなに突拍子もないおかしな話ではないように思います。

ここ5年ぐらいは長距離=厚底シューズでしたが、20年ぐらい前は逆でしたよね。

短距離=厚底シューズ
長距離=薄底シューズ

という風潮が強かったですね。

厚底シューズも悪くない

でも、ここで誤解しないでほしいのは、厚底シューズが絶対ダメってわけじゃないんです。人それぞれ足の形や走り方が違うから、自分に合ったシューズを選ぶことが大切なんです。

ただ、厚底シューズを選ぶときは、クッション性や反発力だけじゃなくて、足への影響もしっかり考えてみてください。そして、時には裸足や薄底のシューズで走ってみるのもいいかもしれません。自分の足の感覚を取り戻すいい機会になりますよ。


いきなり薄底は怖い・・・という人は程よく薄底で走りやすく、足とかかとへのフィット感が異常で動きを強制しないハイペリオンテンポを試してほしい。

これは良い靴です。

最後に、ランニングを楽しむためにも、正しい知識を持ってシューズ選びをすることが大切です。自分の足と相談しながら、ベストなシューズを見つけてくださいね。そうすれば、きっと楽しく、そして健康的にランニングを続けられると思います。

みなさんも、自分の足と膝の健康のために、今一度シューズ選びを見直してみませんか?きっと、新しい発見があると思いますよ。それじゃあ、また次回!楽しく走りましょう!

いってらっしゃい! 😄✨

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こば@靴、インソールのブログ投稿
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