靴屋のわたしがシューストレッチャーを捨てたがる理由
お久しぶりです
こば@kobakutsuです。
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今日は少し意外かもしれない話題として「靴屋のわたしがシューストレッチャーを捨てたがる理由」についてお話しします。
結論から申し上げますと、「シューストレッチャーは使いにくいから」です。
これだけでは簡単すぎるので、詳しく説明していきましょう。
シューストレッチャーとは?
まず、シューストレッチャーについて説明しましょう。これは靴の革を伸ばすための道具で、靴の中にセットしてハンドルを回すことで靴を伸ばす仕組みになっています。
一見便利そうに見えますが、実際に使ってみると
それほど便利ではないのです。
※あくまでもわたしの感想です
シューストレッチャーの主な問題点は、靴全体を均一に伸ばすのは得意ですが、部分的な調整には向いていないことです。多くの場合、靴の特定の部分だけを調整したいのに、シューストレッチャーではそれが難しいのです。
このようにパーツをハメて部分的に伸ばすこともできるけれど・・・思ったより伸びないんですよね。
どんな靴に向いてる?
シューストレッチャーが効果的なのは、足全体が骨太で肉付きが良い人の靴です。例えば、幅狭の靴を全体的に広げる必要がある場合には適しています。
しかし、外反母趾の人のように足の特定の部分だけが圧迫される場合には不向きです。対応できるけれど、もっと効果的な方法がある。
多くの人は、靴の特定の部分だけが窮屈だと感じることが多いものです。
例えば、つま先部分だけが狭い、かかと部分だけがきつい、といった具合です。このような場合、シューストレッチャーでは効果的な調整が難しくなります。
部分的に伸ばすなら?
部分的に靴を調整したい場合には、ポイントストレッチャーの方がはるかに便利です。ポイントストレッチャーは、必要な部分だけを効率よく伸ばすことができる道具です。
小さくて持ち運びも簡単で、保管もしやすいという利点があります。
でも、はじめて見る人は、本格的なプロ仕様な見た目に大きな期待を寄せてしまうんですよね。マンガでも敵がナイフをペロペロ舐め始めたらそれなりに強そうと思ってしまうように。
それよりもポイントストレッチャーで本当に必要な部分を伸ばすほうが、だいたい合う。それに、使い方によっては、ポイントストレッチャーで部分的に伸ばすのも、全体的に伸ばすのもいける。
なぜ捨てたがる?
ここからが本題です。なぜ靴屋のわたしが仕事道具とも言えるシューストレッチャーを捨てたがるのでしょうか?
まず、シューストレッチャーはサイズが大きく、保管に場所を取ります。靴屋さんは限られたスペースで多くの商品や道具を扱う必要があるため、大きな道具は邪魔になりがちです。
次に、シューストレッチャーは比較的高価です。一方で、先ほど説明したポイントストレッチャーの方が安価で、しかも使いやすいのです。費用対効果を考えると、ポイントストレッチャーの方が優れていると言えます。
Amazonの最安値でも ¥45,000程度です。
また、わたしはミニマリストな思考をしています。使わないものや効果の薄いものは早めに手放そうという考え方です。
さらに、シューストレッチャーを使用すると、靴全体が伸びてしまい、形が崩れる可能性があります。靴の形を維持しながら部分的な調整をしたい場合、シューストレッチャーは適していません。
最後に
もし皆さんも靴の調整が必要になったら、ポイントストレッチャーを使ってみることをおすすめします。部分的な調整が可能で、靴の形を崩すリスクも低く、使いやすさも抜群です。
ただし、靴の調整は慎重に行う必要があります。無理に伸ばしすぎると靴を傷めてしまう可能性もあるので、少しずつ調整していくのがコツです。また、高価な靴や特殊な素材の靴の場合は、専門店に相談するのが賢明でしょう。
靴は私たちの足の健康に直結する大切なアイテムです。
自分の足に合った快適な靴を見つけ、適切にケアすることで、長く愛用することができます。シューストレッチャーやポイントストレッチャーは、そのための便利なツールの一つに過ぎません。自分の足と靴に合った最適な方法を見つけることが大切です。
いってらっしゃい! 😄✨