失敗している人ばかり!インソールの正しい使い方を徹底解説
お久しぶりです
こば@kobakutsuです。
義肢装具士免許をもって本を数冊だして10年以上靴屋をやっています。
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「インソールが合わない...」
最近、このようなご相談をよく受けます。でも、実はインソール自体には問題がないことが多いんです。原因は、正しい使い方をしていないこと。これがトラブルの元なんですね。
インソールも例に漏れず最近値段も上がってきています。せっかく買ったのに、誤った使い方で「合わない!」と捨ててしまうなんて、もったいない!
そこで今回は、失敗しがちなインソールの使い方を2つご紹介します。これだけは絶対にやめてほしい!ぜひ最後まで読んで、正しい使い方をマスターしてくださいね。
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1.インソールを重ねて使う
まず一つ目は、インソールを重ねて使ってしまうこと。新しいインソールを買って、そのまま靴の中に入れていませんか?
実は多くのスニーカーやランニングシューズには、元々柔らかいクッションシートのインソールが入っています。
※ちなみに、Onのクラウドモンスターには以下のようなインソールが元々入っています。
![](https://assets.st-note.com/img/1734789583-mjXVEzN4TeLbWDYJluI9G3Ci.png?width=1200)
新しいインソールを使うときは、**必ず元のインソールを抜いてから差し替えましょう!**
これをしないと、靴の中が窮屈になります。
靴はインソール1枚分のスペースしかないのに、2枚も入れたらキツくなりますよね。また、足と靴のかかとの位置がズレてしまい、かかとがスポスポ抜けやすくなったり、靴ずれの原因にもなります。
さらに、インソールを重ねると足のアーチサポートがうまく機能しないことも。足の疲れや痛みを防ぐためのインソールが逆効果になってしまいます。
**インソールを入れる前に、必ず元のインソールを抜く!**
これが基本中の基本です。
2.片足だけに入れる
二つ目は、片足だけにインソールを入れること。
片足だけ痛みや負担を感じるからと、その足だけにインソールを入れる方がいます。でも、これはおすすめできません。なぜなら、身体の左右の半身で高さが変わってしまい、姿勢が悪くなるからです。
靴に元々入っているインソールは、ほとんどの場合薄くて柔らかいクッション。対して、市販のインソールやオーダーメイドのインソールは、かかと周りが厚くて硬いものが多いですよね。
※かかとは足の3つのアーチの60%を担う重要な部位。だからこそ、しっかりサポートしたいのでこのような頑丈な作りになりがち。
でも、片足だけに厚みのあるインソールを入れると、体重をかけたときに左右の足で高さが違ってしまいます。
柔らかいインソールの足は沈み、硬いインソールの足は沈まない。この高低差が身体のバランスを崩し、膝や股関節に負担をかけます。強引に骨盤を突き上げるような状態になってしまうんです。
**たとえ問題があるのが片足だけでも、必ず両足セットでインソールを入れましょう。**そうしないと、姿勢が悪くなり、足以外の問題も起きてしまうリスクが高まります。
まとめ
インソールは重ねず、元のインソールと差し替えて使う!
インソールは必ず両足セットで入れる!
この2つのポイントを守るだけで、インソールの効果がグッと上がります。また、合わないなど失敗する可能性も低くなる。
正しい使い方で、足の疲れや痛みを軽減し、快適な歩行を手に入れましょう!
いってらっしゃい! 😄✨
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![こば@靴、インソールのブログ投稿](https://assets.st-note.com/poc-image/manual/preset_user_image/production/ia9d968d56480.jpg?width=600&crop=1:1,smart)