失敗している人ばかり!インソールの正しい使い方を徹底解説

お久しぶりです
こば@kobakutsuです。

義肢装具士免許をもって本を数冊だして10年以上靴屋をやっています。

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「インソールが合わない...」

最近、このようなご相談をよく受けます。でも、実はインソール自体には問題がないことが多いんです。原因は、正しい使い方をしていないこと。これがトラブルの元なんですね。

インソールも例に漏れず最近値段も上がってきています。せっかく買ったのに、誤った使い方で「合わない!」と捨ててしまうなんて、もったいない!

そこで今回は、失敗しがちなインソールの使い方を2つご紹介します。これだけは絶対にやめてほしい!ぜひ最後まで読んで、正しい使い方をマスターしてくださいね。


1.インソールを重ねて使う

まず一つ目は、インソールを重ねて使ってしまうこと。新しいインソールを買って、そのまま靴の中に入れていませんか?

実は多くのスニーカーやランニングシューズには、元々柔らかいクッションシートのインソールが入っています。

※ちなみに、Onのクラウドモンスターには以下のようなインソールが元々入っています。


新しいインソールを使うときは、**必ず元のインソールを抜いてから差し替えましょう!**

これをしないと、靴の中が窮屈になります。

靴はインソール1枚分のスペースしかないのに、2枚も入れたらキツくなりますよね。また、足と靴のかかとの位置がズレてしまい、かかとがスポスポ抜けやすくなったり、靴ずれの原因にもなります。

さらに、インソールを重ねると足のアーチサポートがうまく機能しないことも。足の疲れや痛みを防ぐためのインソールが逆効果になってしまいます。

**インソールを入れる前に、必ず元のインソールを抜く!**

これが基本中の基本です。


2.片足だけに入れる

二つ目は、片足だけにインソールを入れること。

片足だけ痛みや負担を感じるからと、その足だけにインソールを入れる方がいます。でも、これはおすすめできません。なぜなら、身体の左右の半身で高さが変わってしまい、姿勢が悪くなるからです。

靴に元々入っているインソールは、ほとんどの場合薄くて柔らかいクッション。対して、市販のインソールやオーダーメイドのインソールは、かかと周りが厚くて硬いものが多いですよね。


※かかとは足の3つのアーチの60%を担う重要な部位。だからこそ、しっかりサポートしたいのでこのような頑丈な作りになりがち。

でも、片足だけに厚みのあるインソールを入れると、体重をかけたときに左右の足で高さが違ってしまいます。

柔らかいインソールの足は沈み、硬いインソールの足は沈まない。この高低差が身体のバランスを崩し、膝や股関節に負担をかけます。強引に骨盤を突き上げるような状態になってしまうんです。

**たとえ問題があるのが片足だけでも、必ず両足セットでインソールを入れましょう。**そうしないと、姿勢が悪くなり、足以外の問題も起きてしまうリスクが高まります。


まとめ

  • インソールは重ねず、元のインソールと差し替えて使う!

  • インソールは必ず両足セットで入れる!

この2つのポイントを守るだけで、インソールの効果がグッと上がります。また、合わないなど失敗する可能性も低くなる。

正しい使い方で、足の疲れや痛みを軽減し、快適な歩行を手に入れましょう!

いってらっしゃい! 😄✨


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こば@靴、インソールのブログ投稿
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