論文から見た足底腱膜炎対策:足部アーチと後足部アライメントの密接な関係
お久しぶりです
こば@kobakutsuです。
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今日は久しぶりに最近読んで面白かった論文の解説です。
とくに今回に関しては、一般の方というよりも医療従事者や靴屋さんにとって大事な話。”足底腱膜炎に対してインソールでどのようなアプローチが良いのか?”という内容
ね?
ちょっと難しそうでしょ?
でも、できる限り分かりやすく解説します!とは言っても・・・このnoteは仕事終わりに夜な夜な書いています。クリアな頭ではないのでご了承ください。
要約する論文はこちら
足底腱膜炎の疼痛箇所と後足部アライメントからの足底挿板製作指針
まず、足底腱膜炎とは
足底腱膜炎は、歩くことが辛いほどの強い痛みを伴う足底の疾患です。この痛みには、足部アーチの特徴と後足部の位置などアライメント(配列・調整)が深く関係しています。
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足底腱膜炎による痛み方と足の特徴
1. 踵部に疼痛がある場合
踵部の疼痛が強く、座位から立位への移行時のアーチの変化が小さい
後足部の回外が多い
踵部は剛性のある硬い足部であると考えられる
疼痛が踵部に集中している場合、患者は座位から立位への移行時に変化するアーチの度合いが小さく、後足部の回外(外側への回転)が顕著です。つまり、踵が外側に傾いています。
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2. 内側アーチ部に疼痛がある場合
座位から立位への移行時のアーチの変化が大きい
後足部の回内がみられる
内側アーチ部は軟性の軟らかい足部であると考えられる
一方、疼痛が内側アーチ部にある場合、立位への移行時のアーチの変化が大きく、後足部の回内(内側への回転)が見られます。これは、内側アーチ部が軟性で柔らかい足部であることを意味します。
3. 足底挿板での対策の仕方
足底腱膜炎における治療で重要なのが、足底挿板です。疼痛箇所に応じて後足部を適切に誘導することが求められます。
踵部に疼痛がある場合=後足部の回内誘導
内側アーチ部に疼痛がある場合=後足部の回外誘導
このような足底板(インソール)の設計が有効
※この論文の中の解説では
余談ですが・・・
100均のO脚用インソールを
そのまま使う= 後足部の回内誘導
逆に使う= 後足部の回外誘導
にもなると思うので、現代は本当に便利になった。
100均O脚用インソールを左右逆に使う。これだけで、足の傾きが改善しました。これは土踏まずが下がりすぎる人、足に疲れが溜まりやすい人におすすめ!
— こば@足、靴、インソール情報を毎日投稿 (@kobakutsu) April 10, 2024
そもそもの足の状態、普通に使った状態もまとめました。ちなみにインソールはキャンドゥで購入😉 pic.twitter.com/DLd0FNPDoB
市販のインソールで回内誘導な設計は少ない
その場合はBMZの立方骨を支える系が最も近いと思う。
わたしはパーツから1から自作して対応します!
4. 今後の課題と研究の必要性
現在、内側アーチ部の疼痛症例が少ないため、より多くの症例に基づく検討が必要とされています。
足底腱膜炎患者の足部アーチと後足部アライメントの関係を理解することは、治療へのアプローチを正確に行うために不可欠です。足底挿板の適切な設計により、疼痛の軽減と歩行の改善が期待されます。この情報が、足底腱膜炎に苦しむ人々にとって有益なガイドとなることを願っています。
いってらっしゃい! 😄✨
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