普段履きにガチのランニングシューズはNG!その理由と正しい選び方 ✨✨✨

お久しぶりです
こば@kobakutsuです。

義肢装具士免許をもって本を数冊だして10年以上靴屋をやっています。

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最近、街中でランニングシューズを履いている人をよく見かけますよね。 でも、「えっ、それ大丈夫?」って思うこともあります。特に、競技用のランニングシューズを普段履きにしている人!

結論から言うと、競技用ランニングシューズは普段履きには向いていません!

その理由を分かりやすくお伝えしますね。


競技用ランニングシューズの特徴 ⚡⚡⚡

競技用ランニングシューズは、名前の通りガチの競技を意識して作られています。 特にトップランナー向けのものになると、フルマラソンで3時間切りを目指すような人たちを想定して設計されている。

たとえば、こんな特徴があります:

  • 靴底の構造が特殊

    • 前足部の靴底は厚くてクッション性がある

    • 後足部の靴底は薄くて軽量化重視

とくに、アウトソールが分かりやすいですね
アウトソールは使っていくとすり減るかかとの滑り止めです!


具体的にはこれらのシューズが分かりやすい

  • ナイキの ズーム フライ、ヴェイパーフライ シリーズ

  • Onの ブームストライク、ブームエコー

などが挙げられます。 

参考までにこの画像で確認して欲しい。
まずはNIKEのヴェイパーフライ


かかとの滑り止めって
前足部に比べると何だか頼りないですよね?



次にOnのブームストライク

前足部の靴底は頑丈そうだけど、後足部は薄い



かなり速そうなデザインでしょ?

これらのシューズは、いわゆる"フォアフット走行"を目的としたデザイン。

つまり、前足部で着地して蹴り出す動きに最適化されています。

逆に言えば、踵(かかと)から着地して歩くことはほとんど想定されていません。


余談ですが・・・草鞋もフォアフット走行に便利な履物


普段履きに向いていない理由 💥💥💥

競技用ランニングシューズを普段履きにすると、以下の問題が起きます。


 1. 歩きにくい

靴底が特殊な形状なので、普通に歩くだけでも違和感があります。 特に踵部分が薄いので、安定感がありません。

 2. 靴がすぐに傷む

普段履きでは踵から着地して歩くことが多いですよね。 でも、競技用シューズはその動きを想定していないので、踵部分がすぐにすり減ってしまいます。

 3. 足への負担が大きい

軽量化やスピード重視の構造が、日常の動作に合わないことも。 その結果、足や膝に負担がかかる場合があります。


これは靴の問題ではありません!!

道具としての靴の使い方、選び方の問題です

歩くのに適していない靴で歩くのが良くないのです


競技用を選んでしまう理由 🧩🧩🧩

「なんで競技用を普段履きに選ぶ人がいるの?」と思うかもしれません。

でも、その理由も何となく分かるんですよね。

  • 軽さ重視で選んでいる

    • 競技用シューズはとにかく軽い!

  • デザインがカッコいい

    • 最新モデルはオシャレなものが多い。

  • 性能が良さそうに見える

    • 高価格帯で高性能に見えるから。

とくに軽さでしょうね!

昔から”靴は軽ければ軽いほど良い靴理論”

という宗教に近い考え方が色濃く根付いています。

熱心な崇拝者の考え方を変えることはできません!

ただ、これらの理由で選んでしまうと、普段履きとしては失敗しがち。

ここに関しては本当に、多くの人に靴の情報のアップデートをしてほしい。

靴の快適さは軽さだけではないことと、軽いことで得られる恩恵を受けやすいのは身体的サポートのいらない人たちです。今回の話でいうとフルマラソンで3時間切りを狙うような身体が出来上がっててとにかく速く走りたい人たち。

運動不足で・・・

とか言う達用では決してないこと。


正しいシューズの選び方 🌿🌿🌿

普段履きにランニングシューズを選ぶなら、以下のポイントを押さえてください。

1. クッション性と安定感を重視

踵部分にしっかりとクッションがあり、歩きやすいモデルがおすすめ。 例えば、日常利用を意識したシリーズが良いです。

2. 耐久性を確認

普段使いでは、靴底が長持ちする設計が必要。 競技用のようにすり減りやすい靴底は避けましょう。

3. 試着して歩いてみる

ショップで実際に履いてみて、歩きやすさを確かめましょう。 通販で買う場合も、返品可能なものを選ぶと安心です。


普段履きやウォーキングにおすすめの靴 🌍🌍🌍


コスパ最強!
BROOKSのゴースト15

いつも勧めていますが、最新の16ではなく15の理由は、1つ前のモデルなので価格が非常に安いけれど、履き心地はほとんど変わらないからです!

↑ 上が15 ↑
↓ 下が16 ↓

倍ぐらい価格が違うでしょ?
でも、最近のスマホと一緒で
普段履きとしての使用なら

正直、履き味はそんなに違いが分かりません。


また、BROOKSはウォーキングに使うこともブランドが推奨しており、このシリーズは特に100kmウォークなどのタフな使い方にも対応可能。

もちろん、フルマラソンにも使える性能を持っています。

安くて形も良くてコスパはトップクラスに良い。

ちなみに、BROOKSはアメリカのランニングシューズ専門店での売上がナイキを抑えて数年連続で1位を取るようなガチブランドです。



まとめ 📝📝📝

競技用ランニングシューズは、本来の目的である"走ること"に特化したシューズです。

普段履きには、適した構造のシューズを選ぶことが大切。 自分の用途に合った靴を見つけて、快適に過ごしましょう!

いってらっしゃい! 😄✨

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