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【DIY】Cloucd monsterを普段履き仕様に改良してみた。

お久しぶりです
こば@kobakutsuです。

On cloud monsterを購入しました。名前に負けずあまりにもじゃじゃ馬で正しくモンスターな履き味でした。普段使いするには難しさを感じたので自分好みに調整(調教)しました。

まぁ、随分素直で大人しくなりましたよ

モンスターが公園のでかい犬ぐらい可愛らしくなりました。

これなら問題なく履けたので、今回は、実際に行った調整の様子を画像を交えてざっくり解説します。

先に言っておくと、5分で80点を取りに行くスタイルです。1時間で100点を狙うような綺麗で丁寧な作業ではないことはご容赦ください。自分用です。

最初に感じたこと

最も重要なことは分析です。

この靴がどのように自分に合わないのか、どうなれば自分に合うのか?ここを把握しないと自分好みに彩ることは不可能です。そんな中わたしが感じたファーストインプレッションはこちら。

【真っ直ぐ立ちにくい+足が内に傾く】

これには理由があります。主に靴底の形が影響しています。
画像で見るとやや分かりやすい。


対策ポイント1 真っ直ぐ立ちにくい

Monsterはこのように靴底がゆりかごのような形をしています。これが走りやすさに繋がるのですが、違和感がありました。

いつものように後重心で立つと、のけぞってしまうぐらい身体が後ろに傾くのです。これは、靴底の硬さも影響しています。船底になった靴底+硬めの靴底によって、普通に立つと後ろに倒れるように感じてしまうのです。

ここに対策する

対策ポイント2 靴の内傾き

まずはこの靴を見て欲しい。
実際にわたしが購入した靴の右足です

内側にグッと捻じれているのが分かりますね。これは、推進力を持って走るのには適しているのですが、立ち仕事や歩きメインであり、元々足が内に傾き傾向のあるわたしにとって相性は良くないタイプの靴です。

※余談ですが、この靴の購入理由は

「相性の悪い靴をどこまで履けるようにできるか試したい!」という遊び心100%です。もし、お客様がわたしと同じ足だったら勧めない靴です。

良い子のみんなはこういう選び方はやめようね!

この理由は明確です。

この部材によって内外で高低差が生まれています。

こういう感じ

ちなみに、ここが地面と着くメイン部分です。この現象は靴底が船底になっている+接地する面の内外の高低差によって生まれているように思います。地面につくところに傾斜があれば傾きますわな。

対策としては、

  1.  この部材を削り落とす

  2.  靴をちょっと捻って真っ直ぐ傾向にする

  3.  インソールで感じにくくする

この辺りでしょうね。ズボラなわたしは2と3の案で対策します。靴をちょっと撚るのは芯材ごと捻ってクセづけをするようなイメージです。やり方によっては壊れるので基本的には非推奨。バランスも崩れます。

やるなら優しく丁寧に。
モンスターとはいえ優しく接しましょう!

その様子がこちら


撮影の関係上、足で挟んで手でひねります。

このようにググッと優しく、芯材の手応えをほのかに感じながらゆっくり行う。繰り返しですが不安な人は辞めときましょう。非推奨です。

できたのがコレ

やる前がこれ

だいぶ履きやすくなりました!

ただ、本当に難しいのでこれはスルーしてOKです。


というところで、本題の調整に入ります。実は、まだ25%しか進んでいません。調整自体は5分で終わるのですが、文字にするとまぁ長い。

このペースだと日が暮れるので駆け足で活きますね!


大まかに使う材料はこのような感じ

  • EVAのスポンジシート

  • 両面テープ

  • ヤスリ

両面テープはいつもの「日東 再剥離可能強力両面テープ」これしか勝たん。画像では30mm幅を使っていますが高いので、実際に使うなら半額ぐらいと安い20mmで十分。

もちろん、ふつうの両面テープでもOKです。

青いブロックは斜めになったスポンジ状のヤスリ
角を落とすのに使いやすくて好きです

クッションはEVAのスポンジシートで近所のホームセンターで買いました。


真っ直ぐ立ちにくい問題

これを対策します。やるのはシンプルにかかとの下にクッションを敷くこと。

このように型取りをして

カットします。

両面テープをつけて

このように貼って線に合わせて切ると、一度に2枚切れるので早い。

切り終わったら、クッションの角をこのようにスポンジに当てて削る。このクッションは靴の中に入れる予定です。角があると履いたときにボコッとした感じがあり違和感が強いので角がないように削ります。

撮影の関係上、片手で行っています。

本来ならスポンジを動かして削ってもOKですし、スポンジの斜め部分で削ると均一に削りやすい

斜めに削れたら、靴の踵の下に敷きます。画像右足の靴にはもう入れています。両面テープを剥がして接着するのは忘れずに。

次はフィット感の調整


タンパッドで甲周りのフィット感を上げる

みんな大好きタンパッドですね!この靴はタンが薄くペラペラです。ですので、厚みを足して履きやすくします。

作るのがめんどくさい人、自身がない人は市販を使いましょう。

自作erは続きますよ!

ざっくり型紙をとって

※すみません、記入漏れしていた新聞紙を使いました。てへぺろ(・ω<)

一回り小さくカット

半分に折って

形を整えるようにカットすると左右対称で綺麗に出来上がる

これをクッションシートに乗せてカット

これも踵の下のクッションシート製作と同じように重ねてカットすると一度に2枚作れて時短になる。

もちろん、これもスポンジヤスリで角を落とす。足の甲に当たる部位なので段差は少なくすると違和感少ない。

最大のポイント

両面テープはこのように上下の端に横長く貼る

理由は、靴のベロにはサイズ表があるから。

両面テープを全面に貼ると、剥がすときにサイズのロゴまでくっついて剥がれてしまう可能性があります。靴を長く使いたいならサイズのロゴは保護しましょう。

絶対に外さないなら全面にしっかり貼っても一向に構いません。

できたのがコレ

余談ですが、数日履いたらこうなりました。足の甲骨に沿うような形になりフィット感が良くなり足の収まりが良くなった実感があります。やっぱりタンパッドは偉大です。


これだけで普段使いには問題なく履けるようになりました
今回の調整はこれにて終了



する訳ありません。

これには続きがあり、わたしは自分に合わせて足のアーチを支える調整も加えました。これを詳しく解説するのは大変なので画像だけ乗っけますね!でも、一個だけ真似しやすいものがあります。

ざっくり完成形はこのような感じ

  • 内外土踏まずのパットは靴の中

  • 横棒はインソール

それぞれに貼り分けます。
理由は様々な都合と効率です。

そして、真似しやすいのがこの横棒

実際にやっているのがこのような形

横棒の設置位置はここを見てください
足先のほうです。

横棒の意味

靴の内傾きへの対策でもあります。

靴底の形の都合上、捻って調整はしたのですが、どうしても親指での蹴り出しを強制されるような履き味は残ります。コレに対して、足の親指のつけ根付近に横棒を入れるとどうでしょうか?

横棒が壁というか、ガードレールというか、足が内に流れすぎるのを抑えていつものように真っ直ぐ蹴り出しやすくなります!ガイドレールみたいなものですかね。簡単ですが、この一手間が歩き心地を随分変えますよ!

料理でいう隠し包丁に近い重要性です。

あと、足の横アーチをサポートする意味もあるので、柔らかい足のわたしにとっても相性が良いです。

最後にサッと履きたい方へ

靴ひも結ぶのめんどくさい!という人はクールノットも面白い

今回は手元にあったLサイズにしましたが、モンスターにはMサイズが良きです。Lサイズは長すぎるのでおすすめしにくい。

ゴムひもの良さはこちらでも解説しています。

感想

長々と書きましたが、このような調整でわたしのクラウドモンスターはとても履きやすくなりました。まぁ、本当に大人しくて良い子になって嬉しいです。

靴が合わない!という人でも希望はあります。今回の調整をやってみたい!という人でも全てを行う必要はありません。どれか1つでも十分だと思います。

あと、大前提ですが
わたしに合う調整です。
あなたに合うかは分かりません。

どうか、あなたの足元にもあふれんばかりの希望と祝福を

いってらっしゃい! 😄✨

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