あそどっぐインタビュー9日目 その3 「ホーキング青山とあそどっぐ」
R1
ほし: R1の初戦敗退。
あそ: うんうん。
ほし: あれって、どういう・・・もう「落ちました」っていうメ-ルがポンてくるの?
あそ: あれはね、受かった人だけHPに名前がのるんだよね、その日の夜に。
ほし: へ〜、その日の夜なんだ。めちゃはやい。R1って、これまで何回トライしたの?
あそ: R1はたぶん5回くらい・・・挑戦してるかな。
ほし: お~。
あそ: で、いちばん行ったので、1回戦突破だけ・・・だね。
ほし: へええ~。
あそ: うん。だからあの~『寝た集』にはいってるやつが、1回戦突破して、2回戦・・・のだと思う。
ほし: おお、最高記録のときに。
あそ: そうそう、うん。
ほし: その初戦突破したときのネタってどんな感じのネタだったんですか?
あそ: え~っとねえ、あれ。あの~・・・バリバラに1番最初にでたときの24時間TVをちょっとモジったような・・・ネタをリメイクしてつくりなおしたのかな。
ほし: へえ~。それ、じぶんも出来がええなあって思ってた?
あそ: ぼく自身はね、そんな好きなネタじゃないんだよね。
ほし: おう(笑)
あそ: なんかまああの、障害っていう部分をつよめに武器にしたネタだから。(「ネタのお話 〜ラッコとアスリートとキリギリスと〜」)
ほし: ああ、ああ。
あそ: まあ・・・ね。目立たなきゃいけないからね、とにかくね。
ほし: そうか、覚えて・・・「またコイツきたな」って、ぜったい忘れないと思う。
あそ: うん、そうよね。
ほし: そこは有利っちゃ有利よね。
あそ: うん、そうね。
ホーキング青山
ほし: ホ-キングさんは・・・R1でたことあるのかな?(注1:文末参照)
あそ: R1はねえ、でてない・・・みたいだね。
ほし: そうか。ホ-キングさんはおもしろかったな。(編注:ほしはホーキング青山とあそどっぐの共演した舞台を、1度見に行っている)
あそ: うん、そうだよね。まあいろいろ考えがあるんだと思うわ。
ほし: あそさんとホ-キングさんはいつぐらいから・・・どれぐらいの付き合いなんですか?
あそ: 何がきっかけだったんだっけなホ-キングさんは・・・あ、あの~、東京の、いろんな芸人さんとかに、ご飯おごったりしてるおばちゃんがいるんだけど。
ほし: へえ?
あそ: ぼくもよく分からない(笑)
ほし: (笑)
あそ: 劇場をず~っとめぐってるおばちゃんがいて、その人がホ-キングさんのファンで。
ほし: うんうん。
あそ: で、ぼくがバリバラにでたときにぼくのファンにもなってくれたらしくて。
ほし: ふんふん。
あそ: で、あの~、ぼくとかにもたまに食べ物とか送ってくれたりするんだけど。
ほし: おお(笑)
あそ: うん(笑)で、そのおばちゃんがホ-キングさんの、劇場みにいって。で、まああの・・・「こういう人がおるよ」みたいな。
ほし: ああ。
あそ: うん。で、あの~、でホ-キングさんのライブに出たがってるっていうのを伝えてくれて、そのおばちゃんが。
ほし: あ~。
あそ: で、「じゃあ出るか」みたいになったのかな?
ほし: へ~。
あそ: でもう・・・付き合いは3年ぐらい、かな。
ほし: あ、意外と最近。
(あそ: 右耳折りたたんで)
ほし: じゃあ、あれか・・・となるとホーキングさんとは仕事仲間として出会ったってことか。
あそ: そうだね、仕事仲間っていうか、まあ、青山さんが大先輩だから「青山さんのライブに出さしてください」みたいなかんじかな?その、最初はね。
ほし: 舞台裏で個人的に会ったりはしないの?
あそ: え~っと、あ。でもね、最初にあったのはあれかもしんない。そうだ記憶違い。
ほし: お?
あそ: 最初にあったのは名古屋だよ。
ほし: おお。
あそ: うん。もともとはそのおばちゃんの・・・接点があって。
ほし: ふんふん。
あそ: そのあとあの、名古屋でいっしょ・・・に出てたでしょ?(編注:ほしは名古屋で舞台をみた)
ほし: うんうん。
あそ: そのときがはじめてだったと思う。
ほし: そうなん!
あそ: そう、はじめましてで・・・楽屋であいさつして。
ほし: へ~!
あそ: で、ネタもお互いにネタが終わったあと「今度でてみるか?」みたいなながれになったのかな。
ほし: あ~、あの時だったんだ。
あそ: そうだね。あれがきっかけだね、最初会ったのはね。
ほし: わたしが見に行って、あそさんが、あのチンコのネタやった・・・ときだよね。
あそ: そうそうそう。
ほし: (笑)
あそ: もともとぼくはずっと青山さん、高校んときからこう・・・
ほし: うん。
あそ: あの、存在は知ってて。
ほし: あ、そうなんだ。
あそ: そう。すごいなあって思ってたから、はじめて会って「高校んときから、尊敬してるんです」っていう話をして、で、だね。
ほし: へえ~すごいな!少年マンガみたいな展開(笑)
あそ: (笑)
ほし: そう、アツいな。そっか。
あそ: だからもう~青山さんと同じ舞台に出るってさいしょ分かったときはすごい、あれだよね。上がったよね、テンションがね。
ほし: へ~そうかあ、しらんかった。芸人としてじゃないホ-キングさんって、ふだんはどういう感じなんすか?わりと舞台の上とおんなじ?
あそ: あ~、舞台の上とおんなじだね。
ほし: おお。
あそ: もともとあの~、ビ-トたけしさんにあこかれて、芸人になった人だから。まあお弟子さんなのね、たけしさんのね。
ほし: へ〜!
あそ: 住み込んでた時代もあったぐらいで。
ほし: そうなのか。
あそ: だから、すごい尊敬してて。
ほし: うん。
あそ: もう、かみさまのようにしてるから、だから気風はいいよね。こう気前はいいよね。
ほし: あ~あ~あ~。
あそ: だからうん。そんなにお金はないと思うんだけど青山さんも。
ほし: うんうん。
あそ: だけどライブのあとはこう・・・おごってくれるし。
ほし: へえ~。
あそ: で、まあライブの入場料だけでホントにこれまかなえてるのかなって、思うんだけど。ぼくの交通費も出演料も、しっかり払ってくれるしね。
ほし: ああ~、なんか、男気をかんじますね。
あそ: うん、男気があるよね、やっぱね。
ほし: 舞台の上ではあんなかんじなんだけど・・・
あそ: うん。
ほし: 本人はぜんぜん男気ないとかだとすごいイヤですね(笑)
あそ: (笑)
ほし: よかった。
あそ: うん、あのまんまなかんじだと思うよ。
ほし: (笑)そっかあ。ホ-キングさんは・・・そうかあ、じゃあ、ホ-キングさんにとっての。
あそ: うん。
ほし: その障害もってて、お笑いやってるっていう先輩は、おらんかったのかなあ?
あそ: わ~・・・う~ん、たぶん、ね~。
ほし: お~う。
あそ: うん、まああの、あんなに・・・ガッツリ車イスでって人はいないよねえ。たぶんね。
ほし: すげえなあなんかあの~、美輪明宏的ポジションなのかな?
あそ: うん、まあね。ただ、あの車イスじゃないけど。
ほし: うん。
あそ: あの~、神戸浩さんが。(注1:文末参照)
ほし: かんべひろし・・・
あそ: あのバリバラのナレ-ションやってて。
ほし: あ、うんうん。
あそ: 「学校II」とかで、アカデミー賞優秀助演男優賞とってる人。は、脳性麻痺なのよ。
ほし: あ~そうなんや。
あそ: だからまあ、ぼくが知ってる限りは、障害があって、こうテレビとかで売れた人はあの人が、先・・・さいしょ、かなあ。
ほし: ああ~。
あそ: 神戸浩さん。
ほし: 知らんかったなあ。
あそ: うん、すごい人だよ。あの・・・あのしゃべり方わざとじゃなくてあれがもともとだから。
ほし: うんうん。
あそ: まあテレビで、最初はコメディアンで・・・はいってきて。
ほし: へ~。
あそ: タモリさんに気に入られて。でまあテレビの世界で生き延びてるっていうのは・・・で、もう今や、地位をきづいてるっていうのは。
ほし: あ~。
あそ: すごい人だと思うわ。
ほし: へ~そうなんだ。
あそ: うん。違和感がないもんね、出ててもね。
ほし: ああ、ああ、ああ。
あそ: 障害がどうのこうのとか全くなんも。あんだけ言葉がわかんないのに、感じさせないのはすごいよね。
ほし: お~ん、へえ~、ちょっとリサ-チしてみよ。
あそ: うん。
ほし: そうなんだ。「このナレ-タ-の人だれなんやろなあ」ってずっと思って見てた。
あそ: うん、そうそう。かなり有名な役者さんだよ。
ほし: へえ~、そうなんだ、そうかあ。
注1: 毒舌とスッキリしたパッションがチャームポイント。芸名は理論物理学者で青山と同じく、両手両足が不自由なスティーヴン・ホーキングに由来しており、ビートたけしとも関わりがふかい。オフィシャルHPはこちら。wiki「ホーキング青山」
注2:俳優。愛称は「カンベちゃん」。ジャズ鑑賞などが趣味。wiki「神戸浩」
次回、 「キムタクとあそどっぐ!?」
前回の記事はこちら 「無視はつらいよ」
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