映画「気狂いピエロ」
じぇんじぇんおもしろくなかった・・・。
「ああ、かっこいいシーンだな〜」
「オシャレなセリフだな〜、構図だな〜」
「ほんとーに好きなようにつくったんだな〜」
とか思いましたが、10分経過した時点でこの作品にはついていけんと降参。「ヒロインの美しさにみとれる時間にするか」とギアチェンジしたものの、まあちょっときびしかったです。
(以下、ざつだん)
ガチ映画好きの方にはなんだか怒られちゃいそうですが・・・
じつは「若草物語」、「ゴッドファザ—」シリーズ、「2001年宇宙の旅」、なんなら小津安二郎もダメでした(今まで「これらの作品をたのしめない ≒ 教養 or センスがない」みたいに思われそうで恐ろしくて言えんかったわ笑)。
「ダメ」というのは、作品がショボいとかではなく「自分はたのしめなかった」という意味で、それ以上でも以下でもないっす。
余談ですが・・・
私が映画鑑賞記録を書いている&美大出身であることを受けて(?)、美術や映画に話題がむくと「自分はそんなに詳しくないんだけど・・・」と逃げ口上を言われちゃうことしばしばなんですが、まあ、わたしもしょせん巨匠の映画をエンジョイできない女なんで、そんな構えんでくださいな・・・ふつうに「このラーメンうまいね」ぐらいのカジュアルさでよいのだと思います、自分が感じたことを発表するっていうことは。
じゃないと、遅かれ早かれ作り手が裸の王様になっちゃうんで・・・そこをオープン&カジュアルにしておくことってとってもとっても大事なことなんじゃねーかと思います。
見方に正解なんてないだろうし(ときおり鑑賞者に"正解"の見方を要求する作家がいたりしますが、わたしはそういうことは嫌いです。ひるがえって「この表現は"不正解"」と作り手に要求するのもどうか?とも思う)、「ああ、あなたはここがこんな風におもしろいんか、へ〜!」するのが、またたのしかったりもするので、どうぞビビらずに話しかけてくださいという意味もこめて、巨匠の映画エンジョイできんかったということを今回、書いてみることにしました。
し、わたしが数年前から書いているこの映画記録ですが、ちょろちょろ人から「あまねの映画批評おもしろいね」と声かけてもらう(ありがとうございます)けど、本人には"批評"なんてつもりはなく、「あたしはこの映画のここがおもしろかったんだわ」ってとこをシコシコ記録していっている、というのが実際のところでございます。
いつも(またはときどき)読んでくれている人、読んでくれてありがとうございます。
http://katte-pierrot.2022.onlyhearts.co.jp/?fbclid=IwAR3QvTRRbWouonqwigaJhAV13jOAQ8zJzVub0mRtMG7CaJoRVLcOawGWT-M
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