あそどっぐインタビュー8日目 番外編 「あそどっぐ、ヘルパーさんと飲みにいくの巻」
あかほし(以下「ほし」): あのなんだっけ?ギャオにでてた「審査員みたいになってきてるやんけ(笑)」ってあそさんに言われてたヘルパーさん、あの人いいっすね。(注1:文末参照)
あそどっぐ(以下「あそ」): ああ、いい人だよ。うん。
ほし: うんうん。なんか、仲よさそうだし、いい人そうやなって思ってみてて。
あそ: うん、すごくかんじがいい人だ。
ほし: あの人は長いんですか?
あそ: あの人も長いね。でも、もう1年ぐらいはあれからきてないかな。ちがう家に行かなきゃいけなくなって変わっちゃったんだよね、だから1年ぐらい、きてないねえ。
ほし: ありゃ。
あそ: そうなんだわ~。
ほし: なんてもったいないんだ!(笑)
あそ: ホントにそうよね。
ほし: ネタへのアドバイスもなんだろう、的確っちゅうか。
あそ: うんうん、そうね。よかったんだけどね、ホント。ざんねん。
ほし: うんうん。かわのさん?こうのさん?
あそ: こうのさん。
ほし: あ、こうのさん。そうか。う~ん、いなくなっちったんかあ。さみしいなあ。
あそ: そうそう、他んとこいかなきゃいけなくて。ときどきかわるんだよね、やっぱし人がねえ。
ほし: ああ、ああ、そうなのか。なんかヘルパ-さんと、その~、なんだろう。なに、なんだ?雇い主?なんつったらいいの?
あそ: 利用者っていわれてるね。
ほし: おお。ヘルパ-さんとその利用者の関係ってすごいふしぎですよね。めちゃくちゃ近いかと思ったら、そういうふうに、すっといなくなったりとか。
あそ: そうだよね、うん。ふしぎなかんじ。
ほし: ねえ。そこに抵抗はできないんでしょう?たぶん。
あそ: うん、そうだね、うん。ないよね。
ほし: なんか・・・このヘルパ-さんが、あのときじぶんに言ったこととかやったことで印象的やなあみたいなのって、あったりするんすか?
あそ: ああ~・・・。あの仲のいい、仲のいいっていうかね、かなり長くつとめてくれてる、ヘルパ-さんがいて。
ほし: うんうん。
あそ: で、プライベ-トで飲みいったことあって。
ほし: へええ~。
あそ: うん、だいたいあんまり、しないんだよね。ヘルパ-さんとプライベ-トで飲みにいくとかは。プライベ-トで会うっていうこと自体あんましないんだけど。
ほし: うんうん。
あそ: で、飲みにいって、あ~の~・・・なんだっけなあ・・・ぼくが
いなくなるまでは、ヘルパ-を続けるって、言ってる人がひとりいて。
ほし: へえ~、うん。
あそ: それが、「あ~そうか」と。・・・うん、ほかの仕事とかも考えるけど、せっかく、え~ぼくの家にこれるうちは続けると。
ほし: うん。
あそ: うん、だからまあありがたいなあというかんじ、だよねえ。
ほし: へええ~。
あそ: うんうん。
ほし: それってどっちが誘ったんすか?
あそ: むこうから誘われた。
ほし: あ~、そうなんや。
あそ: ぼくが誘うことはないね。ヘルパ-さんに飲みにいこうっていうのは。断りにくいやん、ヘルパ-さんがね。
ほし: そうだよね、うんうん。
あそ: うん。で、むこうから誘われて。
ほし: うん。
あそ: でまあ、はじめてヘルパ-としてついたのがぼくだったらしくて。
ほし: あ、そうなんだ。うんうん。
あそ: でまあさいごまで、やると。うん、言ってくれてる。
ほし: それを言いたくて誘ったのかな。
あそ: いや、わかんないけど。
ほし: そんとき、なんて言ったのあそさんは?
あそ: 「ありがとう」ぐらいしかない(笑)
ほし: (笑)ク-ルやな。
あそ: (笑)
ほし: そっか。
あそ: うん。
ほし: へ~、すごいなあ。そっか。でもなんか分かる気がするな。その~、わたしがなんだっけ「重介護の資格とろうかな~」みたいなこと言ってるときに。
あそ: うん。
ほし: 「せっかくヘルパーするならおもしろい人がいいな・・・」って言ったじゃないですか。
あそ: うんうんうん。
ほし: で、もしはじめの人がすごく好きだったら、なんかそういう気もちになるのって分かる気がするなと思って。
あそ: うん、まあでもそれは、ね、ありがたいよね。それはね。
ほし: あそさんやっぱ男にモテるよなあ。(編注:あそどっぐのヘルパーさんは基本的には男性。事業所の方針によりまちまちだが、同性のヘルパーさんが配置されることが多い。「ヘルパーさんについて(後編)」)
あそ: うん、そこなんだよね(笑)
ほし: (笑)
あそ: あんまうれしくないんだよねえ。
ほし: (笑)いいじゃない、人間にモテないよりは。
あそ: (笑)
ほし: うんうん。そうなんだよな。だから「あそさんの魅力はなぜ女子に伝わりにくいのか」っていうのはちょっと研究してみたいところではありますよね。
あそ: うん。それ研究してわかったら教えて。
ほし: (笑)ちょっと、つぎまでに考えておきます。
あそ: はい(笑)おねがいします。
ほし: (笑)
・・・
ほし: あそさんが今までしゃべってきてくれたなかで、その~~・・・なんだろうなあ。どんなかんじでした?
あそ: わ、とくに、うん。たのしかったよ。
ほし: あ、ほんとう?
あそ: うん。
ほし: なんかおれの、なんかこう、なんだろうなあ。「おしりの部分しか、しゃべってないなあ」とか、そういう感覚とかってあります?なんつったらいいんだろうな。
あそ: いや、とくには、そんなんはないかな。
ほし: ああ、ほんとう。
あそ: うん。けっこう思ったまんま。思ったまんましゃべってるかんじかな。
ほし: おお、よかった。今まであそさんがインタビュ-された記事って、聞き手の人が原稿かいて「いい?」ってあそさんに目を通してもらってから公開・・・ってかんじだったんですか?
あそ: だったときもあるし、そうじゃないときもある。
ほし: おお、そうか。どっちがいいとかあります?
あそ: まあ、見せてくれ・・・れば、まあ、間違いはないだろうけど。
ほし: ふんふん。
あそ: う~ん、でも、ここはねえ、もう書き手・・・の作品になってくるからね。
ほし: あ~。
あそ: そこももうやりたいようにやった方がいいんじゃないかなあ。
ほし: へええ~ほおお~、ありがとうございます。
あそ: うん。だってぼくの話をきいて「そう思った」っていうのは事実やから。新聞とかだと、あの~正確なことを伝えなきゃいけないかも・・・しんないけど。だから、目的がどうかだよね。
ほし: うん、うん。
あそ: 情報として読むみたいに提供したいのか、それともコラムみたいな感じで、じぶんの思いをのせて書くのか。
ほし: うんうん。
あそ: によって、ちがうよね。そっちの、あとの方だったら書いてぼくが、あいだにいることによってジャマになるもんね。
ほし: どっちかっていうと後者なんですけど。その~、今の予定としては、あそさんがしゃべってくれた言葉は、基本的にいじらないつもりでいます。
あそ: うんうん、うん。
ほし: で、わたしのしゃべった言葉はしゃべりすぎてるんで(笑)
あそ: (笑)
ほし: 適当にけずって、話の流れみたいなのは見えるようにするっていうかんじかな。で、どうしても話し言葉では通じるけど書き言葉だとちょっとなあ、みたいなところは・・・
あそ: そうだね、でてくるよね。
ほし: うんうん、そこは書き換える可能性がある。
あそ: うん。
ほし: そんなかんじだなあ。あそさん~・・・わたしはあそさんのかっこよさを知りたいっていうところで。
あそ: ああ、ありがとう(笑)
ほし: ふふふ!・・・そう、インタビューはじめてるんで、だからその~わたしがかんじたあそさんのかっこよさがつたわる形がよいので。
あそ: うん。
ほし: あそさんを加工するのはあんまりこう~、意図してない。だからなるべくあそさんを曲げないようにしたいなあ。で、その上で感じたことを書く。表現・・・できるようにするけど。そんなかんじかなあ。
あそ: こっちが見る見ないも、それもお任せ・・・でいいかな、たぶんね。
ほし: あ、ありがとうございます。
あそ: うん、うん。
ほし: 了解です。もしかしたら、その~めっちゃながくなる可能性がある。長くなると、目通すの大変じゃない?
あそ: そうだよね(笑)
ほし: そう。「ここをこうしてくれ」って言うのも、けっこうめんどくさいじゃないですか、長い文章を。
あそ: ああ、うんうん。
ほし: そこが~どうしよっかなってかんじ、かなあ。
あそ: 見る分にはぜんぜん、億劫にはならないと思うから・・・まあ見てもらった方がいいと思えば、送ってもらえばみるし。まあ、うん。
ほし: そうか。じゃあ、あれだな。何回も目を通させるのもわるいから。
あそ: うん。
ほし: こっちで、こう・・・いけるとこまでもってった、「もうこれ公開しようかな」みたいなやつを。
あそ: うん、それがたすかる。うん。
ほし: そうね、見てもらって、で、これもうあきらかにちがうみたいなことは言ってもらうみたいなのがいいかな。
あそ: わかりました。
ほし: うぅわ、たのしみだ(笑)
あそ: (笑)
注1:数年前、GYAOであそどっぐのドキュメンタリー番組が公開された。現在は視聴できない。
次回、 「『寝た集』の制作秘話」
前回の記事はこちら 「あそどっぐ、じつは引退しかけてた時のお話」
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