あそどっぐインタビュー1日目 番外編 「取材されるあそどっぐ」
私は、あそさんを心底カッコいいと思った。
あそどっぐはどうやって今のあそどっぐになったのだろうか。
私たちは2016年に出会い、友人になった。手をつなぎ、デートもした。
飽き足らない私は、彼にインタビューをお願いすることにした。
あかほし(以下「ほし」): 今日からあそさんのインタビューだ!ということで読み返したんですけど、この記事すごく好きなんですよねえ。池上桃子さんの書いた記事( 「これ、笑っていいの?」寝たきり芸人の“ネタ写真”が放つ爆発力)。
あそどっぐ(以下「あそ」): いいの書いてくれたよね、ほんとね。
ほし: うんうん。あそさんの記事であれがいちばん好きだなあ。
あそ: うん、ぼくもね、あれは気に入ってる。よく書いてくれた。
ほし: あそさんのインタビューするならこれ目通しておけみたいな、取材みたいなの他にあります?
あそ: えっとね、見れるのだったらやっぱり池上さんの記事かなあ。あと熊本のフリーペーパーで、1コいい感じに書いてくれたのがあるけどね。それは見れないから・・・ネットで見るならあれだね。
ほし: 池上さんは直に会ってのインタビューだったんですか?
あそ: うん、まずはライブに来てくれて、そんときに挨拶してくれた。そこで「インタビューしたいんですけど」って言われて、後日家に来てインタビュー受けて・・・かな。
ほし: あれどれくらい・・・2時間くらいのインタビュー?
あそ: どれくらいだったかなあ?家でのインタビューはそれぐらいかなあ。
ほし: へえ〜すごいなあ、2時間であの記事が書けるのか。
あそ: あとはまあ電話とかちょこちょこなんやかんやもあったから、2時間てことはないね。
ほし: あ、そうなんだ。インタビュー受けたことなんてないからこういう話聞けるの新鮮だな。池上さんに会いたいって気持ちになります、あの記事読んでると。
〜〜〜
ほし: ぜんぜん話変わるけどあの、「寝たきり疾走ラモーンズ」の時って、島田監督あそさんちに泊まり込みだったんですか?
あそ: えっとね、いや、なんかねえ、夜は帰ってた。「帰る」って言って。車で泊まってたみたい。
ほし: あ〜そうなんだ。
あそ: こっちもね、泊まっていったらどうですかって言えばよかったんだけどね・・・。
ほし: ね。
あそ: なんか、うん。うん。きたないおじちゃんやったしね。
ほし: (笑)
あそ: はじめましてのきたないおじちゃんちょっと泊められんわあって。
ほし: (笑)
あそ: でも大体こういう時、車で泊まるスタイルっぽいよ。
ほし: そっかあ。
〜〜〜
あそ: こんなんで記事になるの?(笑)
ほし: する。記事にする。これ、2回目・・・インタビュー通話、何回ぐらいやっていいんですかね?
あそ: ああ別にいいよ、何回でも。
ほし: ホントですか!ああ、ありがたい。これ、今日やったかんじ、お前もうちょっと黙ってた方が話しやすいなーとかあります?
あそ: いや、話しやすかったよ。楽しかったよ。
ほし: あ、ほんとですかよかった。
あそ: 逆に楽しく話しすぎてこんなんで記事になるかなって、そっちが気になるわ(笑)
ほし: 記事にはします。
あそ: はい(笑)
ほし: 最終的にできあがる原稿を対話形式にするか、聞いたお話をばーっとまとめて書くかとか、いろいろ悩むところではあります。こうして欲しいとかは特にないですか?
あそ: うん。
ほし: そうか〜、最終的にできあがったものは、読みたいですよね?
あそ: あ、読みたい。
ほし: 池上さんはインタビューするときに、どんなところに気をつけるとか、今みたいな確認をしたりってありました?
あそ: う〜ん、なんか、タイトルをねえ、つけるときに相談を受けたね。最初web版に載せたから目を引くタイトルじゃないと、ということでちょっと・・・障害を売りにするようなタイトルなりかけたみたいで、うん。それで池上さんが「ちょっとこれ違うと思いませんか?」というかんじに相談してきて、僕も「うんそうだね」って言って。
ほし: あ〜なるほど。
あそ: なんかまあ芸人ぽくて、でもまあ障害もあるから、そこも入れつつみたいな。
ほし: ふう〜む、そんなことがあったのか・・・かなり扱いの難しい問題ですよね、そのあたり。私はこの記事の小見出しも好きですけどね。たとえば「障害者を埋めたら通報される」。
あそ: インタビューのなかで僕が言ったことかな。
ほし: で、2つ目が「半年過ごして感じた「ただの変態だな」」。
あそ: あ〜、たぶんそれインタビューの中で言った言葉をピックアップして使ってくれたんやね。
ほし: 「半年過ごして感じた「ただの変態だな」」が冒頭にいきなり出てきたんで読んだとき笑いましたよ。そうか、じゃあこの小見出しは池上さんのセンスなんですね。
あそ: うん、そうだと思う。
ほし: すばらしい(笑)いや〜、楽しいなあ。インタビュー自体はけっこうサクサクやっていけそうですけど、記事にする時泣きそうですね。
あそ: そうやね大変そやね、これ記事にまとめるのはね(笑)
ほし: あそさんて活字読むのって好き?嫌い?
あそ: あ〜どっちでもないね。そんなたくさん読む方じゃない・・・かな。小説とかもほとんど読んでないっすね。
ほし: ふむふむ・・・。この前編集会議をかるくしたんですけど、ちっちゃい冊子になる可能性はややありますね。
あそ: 本のかたちで。
ほし: そうそう、ちっちゃめな本みたいに。これもまだ全然決まってないけど、表紙はインタビューした人の顔を私が描くとかどうかねえ?とか。
あそ: あ、いいねえ。じゃ描いてもらえるかもしれないの?それはありがたいなあ。
ほし: 芸人さんなので、こう・・・美しく描くとかしなくていいんで気楽でいいです。
あそ: 美しく描いて〜。
ほし: え、キラキラします、目? なにぶん初めてなもので手際がわるいかもしれませんが、どうぞよろしくおねがいします。
あそ: こちらこそよろしくお願いします。
ほし: じゃあ、そろそろ1時間たったので、ありがとうございました〜。
あそ: あ、こちらこそたのしかったです。
(インタビュー1日目:2019年10月9日収録)
次回からインタビュー2日目、「ゲームの思い出」
あそどっぐ
1978年佐賀県生まれ。熊本在住。お笑い芸人。
あかほしあまね
1991年東京都生まれ。『コバガジン』のライター。
前回の記事はこちら 「実家では無口なあそどっぐ」
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