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英語で読む『赤毛のアン』32 Chapter2-15

赤毛のアンの原文を少しずつ、ほぼ週一ペースで読んでいます。
今回は32回目。
チャプター2の37,38段落部分です。


【前回までのおさらい】

マシューはお洒落して孤児の男の子を駅まで迎えに行きました。
が、駅で待っていたのは赤毛の三つ編みにそばかす女の子!
ちょっと普通の子じゃないタイプの子です。
よし、とりあえずマリラに任せよう!
女の人が怖いマシューがまごつく中、女の子は喋り倒します。
不思議なことに、マシューはこの女の子のお喋りを楽しく感じ始めました。
女の子は赤毛を持ち上げ、大きなため息をつきました。
「わたし、完璧にハッピーにはなれないの。」

【朗読】

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【本文】

“Yes, it’s red,” she said resignedly諦めたように. “Now you see why I can’t be perfectly happy. Nobody could who has red hair. I don’t mind the other things so much—the frecklesそばかす and the green eyes and my skinninessやせた体. I can imagine them away. I can imagine that I have a beautiful rose-leaf complexion素肌 and lovely starry星のような violet eyes. But I cannot imagine that red hair away. I do my best. I think to myself, ‘Now my hair is a glorious輝く black, black as the ravenカラス’s wing.’ But all the time I know it is just plain red and it breaks my heart. It will be my lifelong生涯の sorrow悲しみ. I read of a girl once in a novel who had a lifelong sorrow but it wasn’t red hair. Her hair was pure gold rippling波打つ back from her alabaster brow. What is an alabaster brow? I never could find out. Can you tell me?”

“Well now, I’m afraid I can’t,” said Matthew, who was getting a little dizzyめまい. He felt as he had once felt in his rash無鉄砲な youth when another boy had enticed誘う him on the merry-go-round at a picnic.

The Project Gutenberg eBook of Anne of Green Gables

【解説】

 rose-leaf complexion素肌:
leafはフツウ「葉」なんですが、
バラの葉色の肌???
ちょっとヤバい病気なんじゃない(゚Д゚;)?!って思っちゃいますね。

leafには「一片」という意味もあって、肌を表現する場合は「バラの花弁」を指します。
日本語でもバラ色の頬という表現がありますね。

バラの葉か、花弁かは、その時々の文脈で判断しましょう。

〇 alabaster brow:
alabasterは雪花石膏という鉱物で彫刻などに用いられます。

つるんとなめらかに輝くalabasterの彫刻

その白く滑らかな美しさから、美しい肌を形容するときにも使われるそうです。
browは眉毛や額、表情を指します。

【こばち的要約】

「赤なのよ。。赤毛の子は完璧にハッピーにはなれないの。
他は気にしないけど、赤毛だけはダメなのよ!
昔読んだお話の女の子は一生の悲しみの中にいたけど、彼女は赤毛じゃなかったのよぉぉぉ!
アラバスターの額からブロンドが波打つの!
てかアラバスターの額って何?」
「わかんない」とマシュー。
マシューは無鉄砲だった若かりし頃を思い出し、少しめまいを感じました。

【あとがき】

アンのお話はあっちゃこっちゃ忙しいなぁ。笑

「そばかすも、緑の目も、痩せこけてるのも気にしないけど、赤髪だけはダメ😭」
ってアンは言いますが。。

そばかすは可愛いし、
緑の目を持った友人がいますが、ミステリアスな美しさで吸い込まれるようだし、
ダイエットにいそしむ人は多いし、
個人的に赤髪は世界一美しい髪色に感じて思わず見惚れます。

隣の芝生ってやつでしょうね。
アンはカラスのように艶やかな黒髪を理想としているなんて、面白いです。

ということで、今回はここまでです。
続きはまた来週、よろしければお付き合いください。

【YouTubeでも!】

YouTube でも英語で読む『赤毛のアン』を始めました!

BGM: PeriTune (ペリチューン)

YouTubeの方はなかなか続けてUPできてないんですが。。💦

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こばち・カナダから英語と日本語で朗読してます
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