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英語で読む『赤毛のアン』33 Chapter2-16

赤毛のアンの原文を少しずつ、ほぼ週一ペースで読んでいます。
今回は33回目。
チャプター2の39~44段落部分です。


【前回までのおさらい】

マシューはお洒落して孤児の男の子を駅まで迎えに行きました。
が、駅で待っていたのは赤毛の三つ編みにそばかす女の子!
ちょっと普通の子じゃないタイプの子です。
よし、とりあえずマリラに任せよう!
女の人が怖いマシューがまごつく中、女の子は喋り倒します。
不思議なことに、マシューはこの女の子のお喋りを楽しく感じ始めました。
「赤毛の子は完璧に幸せにはなれないの!
とんでもない悲しみの中にいた物語の中の女の子は金髪だったのよ!」

【朗読】

(stand.fmに登録しなくても▶をクリックすると聞けます)

【本文】

“Well, whateverなんにせよ it was it must have been something nice because she was divinely神々しく beautiful. Have you ever imagined what it must feel like to be divinely beautiful?”
“Well now, no, I haven’t,” confessed告白した Matthew ingenuously率直に.
“I have, often. Which would you rather be if you had the choice—divinely beautiful or dazzlingly目がくらむほど clever or angelically天使のように good?”
“Well now, I — I don’t know exactly.”
Neither~もない do I. I can never decide. But it doesn’t make much real difference for it isn’t likely I’ll ever be eitherどれか. It’s certain確か I’ll never be angelically good. Mrs. Spencer says—oh, Mr. Cuthbert! Oh, Mr. Cuthbert!! Oh, Mr. Cuthbert!!!”
That was not what Mrs. Spencer had said; neither had the child tumbled out転がり落ちる of the buggy軽装の馬車 nor had Matthew done anything astonishing驚かせること. They had simply rounded a curve in the road and found themselves* in the “Avenue.”

The Project Gutenberg eBook of Anne of Green Gables

【解説】

 either, neitherどう発音するか問題:
基本的にeitherは「どちらか」、neitherは「どちらも~ない」という意味になります。

このeither (neitherも) には、2通りの発音があります。
イー /i:/ ("EE-thur")と、
アイ /ai/ ("EYE-thur")という発音です。

個人的にはイーの発音で言い慣れているんですが、アンの時代のカナダでは、アイかも。。?
ちょっと調べてみました。

辞書などでは、
アイの発音はイギリス英語、
イーはアメリカ英語だとあります。

実際現代では、
イギリスやカナダでは、アイもイーも使い、
アメリカは、ほぼイーの発音だそうです。
だけど、ちょっと頭良さげに見られたかったり、上品な場ではアイを使うのだとか。

てことはここではアイの発音かなと、今回の朗読に落ち着きました。

まぁ、これでも聞いて落ち着きましょ!

Let's Call The hole Thing Off (全部やめちゃおう)
0:35くらいからeither, neitherのことに触れてます。

You say either and I say either
You say neither and I say neither
Either, either, neither, neither
Let's call the whole thing off

Let's Call The hole Thing Offの歌詞より抜粋

イーでもアイでも良いし、
トメィトでもトマト🍅でも良いジャマイカ!

好みの発音でいきましょう♪

〇 found themselves: 
find -self
で「~自身を見つける」つまり、
「自身を知る」とかいう意味なんですが、
その後に実際の場所がくると
「(いつの間にか)~に居た」という意味になります。

【こばち的要約】

「なんにせよ、(その物語の女の子は)神々しいほどに美しかったの!
神々しい美しさと、とんでもなく賢いのと、天使のように善良だったらどれが良い?
スペンサー夫人が言ってたんだけど。。」
と話していると、女の子は急に叫びました。
それはスペンサー夫人が言ったことでも、女の子が転がり落ちたのでも、マシューがなんかしたのでもありません。
単に’アベニュー’に入っただけでした。

【あとがき】

子供の時ってこんな夢の選択肢に頭を悩ませたりしたなぁ、なんて思いませんか。
クラクラしちゃう。笑

マシュー大丈夫かな。
「わかんない」「知らない」しか言ってないし😂

「スペンサー夫人が言ってた」
の後に叫び出したりして、
モンゴメリーさん、話の持って行き方が上手い。。
ホント楽しんで書いてたと思うんですよね。

ということで、今回はここまでです。
続きはまた来週、よろしければお付き合いください。

【YouTubeでも!】

YouTube でも英語で読む『赤毛のアン』を始めました!

【朗読のみ】

【解説】

BGM: PeriTune (ペリチューン)

YouTube【解説】の方はなかなか続けてUPできてません💦

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