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英語で読む『赤毛のアン』31 Chapter2-14

赤毛のアンの原文を少しずつ、ほぼ週一ペースで読んでいます。
今回は31回目。
チャプター2の32~36段落部分です。


【前回までのおさらい】

マシューはお洒落して孤児の男の子を駅まで迎えに行きました。
が、駅で待っていたのは赤毛の三つ編みにそばかす女の子!
ちょっと普通の子じゃないタイプの子です。
よし、とりあえずマリラに任せよう!
女の人が怖いマシューがまごつく中、女の子は喋り倒します。
不思議なことに、女の人が苦手なマシューはこの女の子のお喋りを楽しんでいることに気づきました。
女の子は尚も喋り倒した末に尋ねました。
「家の近くに小川はある?」

【朗読】

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【本文】

“Well now, yes, there’s one right below the house.”
“Fancy. It’s always been one of my dreams to live near a brook小川. I never expected I would, though. Dreams don’t often come true, do they? Wouldn’t it be nice if they did? But just now I feel pretty nearly perfectly happy. I can’t feel exactly perfectly happy because—well, what color would you call this?”
She twitchedぐいっと引く one of her long glossyつやのある braids三つ編み over her thin薄い shoulder and held it up持ち上げる before Matthew’s eyes. Matthew was not used to deciding on the tints色合い of ladies’ tresses女性の髪, but in this case there couldn’t be much doubt.
“It’s red, ain’t it*?” he said.
The girl let the braid drop back with a sighため息 that seemed to come from her very toesつま先 and to exhale息を吐く forth前へ all the sorrows悲しみ of the ages長い間*.

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【解説】

 ain’t it:
ain'tbe動詞(is, am, are)+notを省略したスラング。

ここでは
It's red, isn't it? (赤だよね)
となるところですが、isn't itの代わりにain't itが使われています。

〇 ages:
今回あまり触れるところがないんで一応。
ageは「年齢」という意味がありますが、agesで長い期間を表します。

久しぶりに誰かに会うときに、
Long time no see! (久しぶり!)
はご存じかもしれませんが、
It's (It has) been ages! (すっごい久しぶりだね!)
という言い方もあります。

【こばち的要約】

「近くに小川あるよ」とマシュー。
「素敵!もう完璧に近いくらいにハッピーよ!
私、完璧にハッピーにはなれないの。
だってほら、これ何色って言う?」
と女の子は自分の三つ編みを見せて尋ねました。
「赤だね」とマシュー。
女の子は体全体から、悲しみを込めたため息をおもいっきりつきました。

【あとがき】

前回が長かったので、今回は短めにしました。

家の近くに小川がある!
すてき!
ずっと小川の近くに住みたかったの!
夢ってそんなにしょっちゅう叶うものじゃないわよね?
最高に近いくらいハッピーだわ!

と大はしゃぎしたかと思ったら、
髪の色のことで悲しみいっぱいのため息。

まさに感情のジェットコースター!
マシュー、ついてきてる?!

次回は恐らくこのため息のワケを女の子が教えてくれるでしょう。

ということで、今回はここまでです。
続きはまた来週、よろしければお付き合いください。

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