シュタイナーを学ぶ
11年前、大学を卒業して
はじめに働くことを選んだ保育所で
シュタイナーに出会った。
そのころはぼんやりとした認識で、
保育室のピンクのカーテン、
顔のない人形、朝のお祈り、にじみ絵
そういう環境設定や遊びの一部くらいしか
シュタイナーが何たるかを知らなかった。
今、改めて、
幼児教育に取り入れるシュタイナーだけでなく
自分が人間として生きるって
どういうことなのか、
からだと心と魂のことを知るって
おもしろそうだなっていう単純な興味で、
シュタイナーを学んでみようと思ってる。
そこでわたしと出会ってくれたのは、
下北沢のマヒナファーマシーというお店主催の
「シュタイナーの12感覚の世界を探る」
っていう講座。
宇宙を認識したければ、自分自身を見るがよい。
人間を認識したければ、宇宙を見るがよい。
ルドルフ・シュタイナー
人間理解や、自己分析が大好きなわたしは
すぐにビビッとときた。
わたしたちを取りまく世界は、
「目に見えるもの」と「目に見えないもの」で
成り立っている。
「目に見えないもの」っていうと
スピリチュアルやオカルトのように
感じる人もいるかもしれないけど、
旧来の信仰という形式ではなくて
自分たちの目覚めた意識で、
科学的に認識しようとする
「精神科学」の学問であるということも、
わたしに合っている気がした。
今わたしが学んでいるのは
「12感覚の世界」で、
シュタイナーを学ぶには本当に入り口。
教えてくれる先生が、
「シュタイナーを学ぶのは山登りのようなもの」
と言っていて。
本とかを読んでも全然理解できないし、
むずかしくって、でも少しでも自分なりに
解読できたらなぁと思って。
人に教えてもらうとわかりやすいからね。
そんなふうに少し自分のなかで
噛み砕いたものとか、
おもしろいと思ったことを、
講座を振り返る形で
ここに文字化してみようと思う。
まずは、そもそもの
シュタイナーの人智学(アントロポゾフィー)とは?
っていうところからはじめま〜す。
山登りの装備編ってところでしょうか。
ゆるりとやりま〜す。