よい目覚めと動悸

昨晩は久々に寝落ちした。
朝起きたら部屋の電気が点けっぱなしだった。
8時過ぎのことである。
ベッドの上でYouTubeを見ていたのが0時ごろだったところまでは覚えているのだが。
目覚めはよかった。
ポケモンスリープを起動し忘れてたなと思った。

でも、朝ごはんを食べているあたりから正体不明の嫌な動悸がする。
先週は本当にメンタルがズタボロだった。
4時ぐらいにとてつもない動悸で目が覚める。
どうしようもない不安を感じて、登録だけしてみた就活サイトで求人を探す。
いい仕事はもうないんだと落胆する。

寝れるようになったのは、この動悸が来るタイミングが遅れただけなのでは?
やっぱり、本質的な不安は何も解決できていないんじゃないか。
その不安がなんなのか。
博士課程へ進学する場合に失うかもしれないもの、また味わうかもしれないこの手の絶望なのか。
そこまでして博士課程へ望むものはなんなんだろうか。
憧れと自己肯定感?誰かに認められたい?なんか違う。
もう少し研究したい?もう少し何かを知りたい?これも正確じゃない感じ。
まだ学生やってたいなんて、そんなのではないと思いたい。
「自分は博士に行くんだ」という自己暗示にかかっていて、まだその催眠が解けてない?
わからない。

母から心配のLINEが来た。
一度下宿先に様子を見に行こうかと思っていたとの旨だったが、少なくとも今はなんとか暮らせている。
高校の同窓会があるので、次の年末年始は帰省するつもりだった。
そこまでは多分なんとかなる。

めちゃくちゃ会いたいけど、同窓会でもないと会う口実がない友だちはいっぱいいる。
それが異性ともなれば尚更だ。
今、彼・彼女たちはどこでなにしているんだろう。
どんな将来を思ってその選択をしたんだろう。
どんなプランを描いているんだろう。
聞かない方がいいことも多いかもしれない。
ただ混迷を極めるかもしれないから。

大学院から別の研究室に移った同期に今回の一件を連絡した。
彼の実家は九州にあるお寺で、彼は長男だ。
今は大学院を休学して仏教の学校に通っている。
いろんな人がいて、いろんな価値観があって楽しいと言っている。
今の僕に必要なのはインドに行くことなのかもしれない。

今年の交流戦、愛するドラゴンズがエスコンにやってくるので3連戦を全部見に行った。
2, 3戦目は1人で行った。
2戦目は隣に同い年くらいの若いお兄さんが2人でいた。
ドラゴンズのユニフォームを着ていたので、せっかくだから話しかけてみた。
こういうときは、すぐ話しかけられる。
ほぼほぼその場限りの関係ってわかっているから、その場を楽しむことだけにフォーカスすればいい。
驚いたことに、彼らは同い年なだけでなく、地元がほとんど一緒だった。
僕の中学の同級生が彼らの高校の同級生だった。
彼らはもう社会人3年目くらいだろう。
親元で暮らし、地元で就職しているらしい。
親元を離れて、大学院に行って、研究に勤しむ人間との出会いは、彼らにとって未知との遭遇だったようだ。
自分には全く想像のできなかった道 (キャリア?) だからか、色々聞かれた。

あの時の彼らが羨ましい。
もっと彼らのことを色々聞いておけばよかった。
どんな仕事しているのかとか。
駅前の雑多な飲み屋に行って、隣の席の人に話しかけてみようかしら。
絶対やらないんだろうな笑

これを書いているうちに、動悸がおさまってきた気がする。
実は休学を決めても研究室にはこれまで通り行っている。
特になにをするでもないが、家に1人だと、gone crazy しそうだから。
これまでの事情は研究室のほとんどの人に話している。
これまでと変わりなく接してくれてありがたい。
週末の研究室にはネコがいる。
ちょうど1年前に親とはぐれて独りぼっちだったところを、うちの研究室が保護して今は先輩が引き取っている。
その約半年後、後輩がバイト先に住み着いたネコが産んだ子猫を引き取った。
先輩が引き取った方のネコはかなりの内弁慶で、後輩のネコとは相性が悪い。
一方で後輩のネコは人間が大好きで、誰かれ構わず愛想を振り撒いている。
だから週末はほぼ確実にどちらかがいる。
昨日は後輩のネコと戯れていただけだった。
アニマルセラピーというのがよくわかった。
研究室では生粋の猫好きと信じて疑われないが、私はイヌ派である笑

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