思いっきり泣いた

これまで色々と書いてきていたけれど、実はこの一件でまだ泣いたことはなかった。
自分でも不思議だった。
でもさっき始めてめちゃくちゃ泣いた。
泣き腫らした目で画面を見ながら書いている。

きっかけは母親に相談したいことがあるとLINEしたこと。
まだそのメッセージを送っただけで既読はついていない。
私の両親はいわゆる晩婚で、私が産まれたとき両親はすでに40歳を超えていた (はず)。
そして私は一人っ子だった。
それはもう可愛がってもらった。
たぶん過保護だったし、甘やかされて育ってきたとおもう。
目立った反抗期はなかったが、流石に思春期はそれが鬱陶しかったりもした。

大学進学とともに親元を離れた。
在学中に両親とも還暦を過ぎている。
たぶん子どもとして当たり前なのかもしれないけど、親には心配かけたくない。
しかも、親だっていつまでも元気とも限らない。
学部生の頃になんとなくそのことには気づいていた。
両親に自分がしっかり成長している様、自立していくところを見せていきたかった。
博士に進むのは、一見矛盾しているようでたぶん成長を見せたい欲求を満たす術だったのかもしれない。

これを書きながらまた泣いている。
たぶんまだ心配かけたくない葛藤がある。
でも、心配してもらわなきゃいけないフェーズにある。

言っておくが親は決して毒親なんかじゃない。
だって博士進学も応援してくれているし、いい大学に行けとかいいところに就職しろなんて言われたこともない。
「自立した立派な人」としての姿を見せてあげたいんだと思った。
本当に自分の根源的な欲求なんだと思う。
中学〜浪人時代はそれが曲がった方向へ向いていた。
今となっては恥ずかしいかぎりだ。

あとでちゃんと電話しよう。

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