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手話と私

皆さま、初めまして。kobaと申します。
この度は私のnoteをご覧頂き、ありがとうございます。

noteでは手話や聾者の方とのコミュニケーションを中心とした内容を書いて行こうと思っております。

「そもそも私が何故に手話に興味を抱いたのか?」

この点についても、自己の経歴紹介を兼ねてお話させて頂ければと思います。

こうして自身の経歴を改めて棚卸してみると、手話を始めた動機以外に、今後の展望についても見えてくるものがあります。

随時内容はアップデートして行こうと思いますので、お付き合いの程宜しくお願い致します。

私の経歴

大学卒業後、新卒で不動産会社へ就職。

法人営業部で億単位の価格となる事業用物件の売買仲介や開発業務から、個人向けの不動産賃貸仲介まで幅広く対応していました。

その後は人事総務部門へ異動となり、新卒採用業務の担当を拝命。

配属してすぐに初めてとなる会社説明会で約200名の学生を前に、緊張の中でプレゼンをした事を今でも強く覚えています。

業務において日常的に行っていた「大勢の前で話す」という経験で得た度胸は、慣れない手話での会話においても大いに活きていると感じています。

また、大学在学中に取得した宅地建物取引士の資格を活かせる機会にも恵まれました。

将来的には手話と宅建士を組み合わせた形で、何か支援出来る事は無いかと模索中です。

人事総務部門では採用の他に給与計算、社会保険、安全衛生、役員アシスタント、被り物をしての忘年会司会まで色々と経験出来たと思います。

営業系と管理系の両面を知りましたが、自身としては人事総務系でキャリアを積みたいと考えるようになり、その職種で数社を渡り歩きます。

そして現在も人事系の業務に携わっております。

手話を始めたきっかけ

職場に聾者の方がいるので、単純に「話してみたい」と思った事が手話を始めたきっかけです。

現在の会社には聾者の社員が数名就業しており、聴覚以外の障害をお持ちの方も活躍されています。

また、特例子会社による積極的な障害者採用も実施しています。

そのような環境下なので、障害者の方が多いのです。

たまたま私の場合は聾者の方と一緒に仕事をする機会が多かったので、コミュニケーション手段として手話に行きつきました。

手話を学ぶまでは、聾者とのコミュニケーションは専ら筆談や口話。

最近は便利なツールが充実してきておりますので、メールやチャットによる方法でも聾者の方に業務依頼や伝達が出来るようになりました。

一見すると何も問題が無いように思えますが、あくまでそれは業務上での話。

殆どの聴者メンバーは積極的に聾者の言葉である手話での会話を試みようとしません。私もその一人でした。

仕事をされている方は、必ずしも1日中業務の話ばかりでは無いはずです。

「昨日何してた?」
「あのお店は美味しいらしいよ」
「最近風邪気味で…」

雑談も日常的に行われており、そこでのコミュニケーションが業務上の良好な関係をも生み出してくれるという効果だってあります。

この「適度な雑談」が、私の会社で就業している聾者の方には、出来にくい状況だと思います。

自分に状況を置き換えた時、とても淋しい気持ちになりました。

その気持ちが「手話を学習してみよう!もっと聾者の方と話してみよう!」と思わせることになったのです。

手話学習を始めたきっかけや、目的も人それぞれだと思います。

「とにかく聾者の方とお話ししたい!」という方から「聴覚障害者や手話通訳者の権利向上を!」という方まで、レイヤーも様々。

私も現時点では「聾者の方と会話を楽しむ」事を最優先にして、学習モチベーションを維持しています。

手話の学習方法

学習開始当初、職場にいる聾者の方から直接教えてもらうという選択肢もあったと思いますが、まずは必要最低限の事は独学で学んでみようと決意。

インターネットで情報収集をすると、手話にも検定試験がある事を知ります。

特定非営利活動法人手話技能検定協会
「手話技能検定」
https://www.shuwaken.org/

社会福祉法人全国手話研修センター
「全国手話検定」
http://kentei.com-sagano.com/

恐らくこの2つが、メジャーな検定試験として認知されている状況かと思います。(これ以外には知りません…)

試験内容も若干カラーが異なるのですが、直近で受検が可能であった「手話技能検定」の勉強からスタート。

【手話技能検定】
2019年:7級&6級 合格
2020年:5級 合格
2021年:4級 合格
2022年:3級 合格

【全国手話検定】
2022年:4級 合格
2023年:3級 合格
2024年:2級 結果待ち(2024年3月9日時点)

順調に合格しております。

この試験勉強で指文字、単語、基本的な表現をインプットし、アウトプットとして職場の聾者と会話をするという事を生活の中に取り入れております。

手話を学ぶ者にとって、聾者の方が身近にいる環境は非常に有難い事です。

更なるスキルアップを図る為、手話奉仕員養成講座入門課程にも参加し、2022年に無事修了。

その体験記も記しておりますので、ご興味のある方は是非。

2022年5月より手話奉仕員養成講座基礎課程が始まり、2023年2月に修了試験を受けて無事に合格。

晴れて「手話奉仕員」の資格を取得するに至りました。

手話を通して、ダイバーシティを考える

人事部の業務イメージは「採用」とか「労務」が強いですが、近年は「働き方改革推進」や「ダイバーシティ推進」等の活動も含まれており、非常に多岐にわたっております。

そんなダイバーシティ活動の一環として障害者関連業務がイメージされやすいですが、実はもっとカバーする範囲は広いのです。

障害者、高齢者、外国人、女性、LGBTQ+

挙げてみましたが、もっと細かなカテゴリーも存在するかと思います。

どんな方でも働きやすい環境を創出していく事が目的なので、法律や制度と言ったハード面から、手話や点字のようなコミュニケーション及び情報保障に必要な技術というソフト面に至るまで、勉強する事が非常に多いです。

ダイバーシティ施策には様々なアプローチ方法がありますが、私は手話学習を中心として、他の分野の知識を拡げて良ければと考えております。

今後学習を重ねていくことで、手話に対する視点や取り組みも変わってくるかと思いますが、そのような思いなどもnoteに綴っていければと考えております。

お付き合いの程、宜しくお願い致します。


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