論理的に考える力 グロービスまとめ
第一回:論理思考で仕事の壁を乗り越える5つのポイント
1. 意見を明確にしよう
課題を明確にして、何をすべきか意見する。
☆なぜ意見を明確にすることが求められるのか
周りの協力が得られる。
Yes/Noを明確にする!!!!
なぜなら・だからで話をする!!!!
☆どうすれば明確に意見を言えるようになるか?
普段から物事を明確にする癖をつける。
どんな情報があれば結論を出せるか考える。
2. 意見と事実を分けるとは?
☆なぜ意見と事実を分けることを求められるのか?
説得力のある意見の根拠は、事実で固めないといけないから。
☆どうすればできるようになる?
意見と事実を切り分けて、事実に対して「それっと本当?True?」と問い直す。
ファクトとしての裏付けがあるかどうかを探してみる。
3.伝える相手を意識しよう
伝える相手の課題は、自分の課題を解決すること!
☆伝える相手を意識するには
相手の興味関心に最初に言わない勇気
伝える相手の上司やお客様の反応を予測する
相手と自分の知っていることのギャップを意識する
☆できるようになるには
違う立場から見た主張や判断に意識的に触れる
自分の判断に影響を与えている価値観などを意識する。
4.100%の正しさに拘らない
☆なぜ?
6〜7割の見通しがつけば前に進められるから
意見とファクトのつながりは必要十分な人々を納得させることで十分だから
より良い結果を出すための叩き台になるから
☆どうすれば?
伝える相手の課題認識が何かを最初に確認しておく
伝える相手の課題意識を常に意識する
中間報告を活用する
5.成長と論理思考
☆なぜ?
良かった点を考えることで、仕事を続けていく自信や充実感につながる
悪かった点を考えることは論理思考そのもの、PDCA
☆どうすれば?
鍛えたい部分を明確に意識する
新しい考え方を、今までの限界を超えて使う
適切なフィードバックを受ける
第二回:MECE
☆分け方
層別分解:年代別、季節別、販売チャネル別
変数分解:売上=客数*客単価、商品単価*販売数
ロジックツリー
☆コツ!
漏れなくダブりなくも程々に!
>三階層以下では「そのた」を使うことを許してあげよう
感度の良い切り口をたくさん持っておこう!
>一つの課題に対して他に切り口はないか、意識して考えよう
ピラミッド構造
☆何者?
上に主張・結論、下にそれを支える根拠、という構造。
☆
So what?:つまりどういうこと?上に上がっていく
Why?:なぜ?下に下っていく。
☆作り方
何について考えるべきかを問いの形で明確にする。
考慮すべき論点を列挙する。
ファクトを集める。
☆注意点
So what?:事実の実況にならないように。
>何度もやり直し、考え抜く
Why?:結論ありきで強引にならないように。
>他にはないのか?本当か?逆の結論なら?と客観視して考える。
演繹的・帰納的思考
☆演繹的とは
一般的事実と目の前の事象を照らし合わせて、結論を出す。
>隠れた前提はなにか?そのすり合わせが重要。
☆帰納的とは
いくつかの事業から、一つの一般的事実(共通項)を導き出す。
因果関係
☆因果関係とは何?
ある物事が原因と結果の関係でつながっていること。
☆メリット
問題解決に役立つ。
一般的な因果関係に当てはめ、より良い結果が期待できる
行為に対する結果予測ができる。
☆成り立つ三つの条件
時間的順序が正しいこと。
相関関係が存在すること。順相関あるいは逆相関。
第三因子(共通する別の要因)が存在しないこと。
☆ありがちな落とし穴
直感による判断。
第三因子の見落とし。
因果の取り違え
最後のわら
☆コツ・留意点
因果関係の誤認はよくあることを理解する。
立ち止まって考える。
クリティカルシンキング(論理思考編)
☆何?
物事を適切な方法で、適切なレベルまで考えること。
☆そうすることで。。。
新たな発想・機会や脅威への気づき・相手の前提の理解・効果的な議論とより良い意思決定・説得交渉コーチングでうまくできる
☆論理思考の基本姿勢
目的が何かを常に意識する。
>「何のために考えるのか」を明確にする。指示の目的は?
自他に思考の癖があることを前提に考える。
>思考の癖を意識して、自分を客観的に眺めてみる。
問い続ける。
>だから何?なぜ、本当に?
☆ピラミッドストラクチャー
メインメッセージ
キーメッセージ三つくらい
それぞれのキーに対してファクト
☆ピラミッドストラクチャー作成のステップ
1 今ここで答えを出すべき問い=「イシュー」を明らかにする
>問いの形で表現する
>具体的に考える
>一貫してイシューを押さえ続ける
2 枠組みを設定する(論点の箱を用意する)
>既存のフレームワークを使う
>アイディアを思いついたら、アイディアの抽象度をあげ、大きな論点としてまとめる。
>課題を解決するのに不足している論点を考える。
(ボトムアップな問題解決)
トップダウンな問題解決には?
>課題を因数分解する。
3 主張を適切な根拠で支える。
>枠組みで漏れなく整理されていること
>根拠を支えるデータや具体例がある
>相手の関心に沿った根拠である。
☆演繹法と帰納法
☆演繹法の落とし穴
ルールとケースのミスマッチ:適切でないルールを当てはめようとしてしまうこと
隠れた前提:前提を明確にして共有する
☆帰納法の落とし穴
導き出すには知識と経験が必要で、導き出される結論が一つとは限らない。
軽率な一般化。
クリティカル・シンキング2(問題解決編)
☆問題解決のステップ
What:問題の明確化
Where:問題箇所の特定、結果系(アウトプット)からみる
Why:原因の追究、原因系(インプット)を見る
How:解決策の立案
(説明のステップ:Why>How>What)
☆落とし穴
アウトプットとインプットを混合しない。
原因の決め打ちをしない。
無目的な分析による時間の浪費に注意する。
☆MESEな切り分け方
1 何が全体なのかを定義する。
☆因果関係に必要な三要素
時間的順序が正しい
相関関係が存在する
第三因子が存在しない
☆因果関係の推定で陥りやすい落とし穴
直感による判断
第三因子の見落とし
因果の取り違え
最後のわら
☆因果関係を考えるステップ
1 考えられる要因を具体的に洗い出す
2 原因をさらに問い続ける
3 因果の構造を捉える
☆解決案の立案と実行:How
1 オプションを広げる
2 判断軸を決め選択する
☆解決策実行時の注意点
手段の目的化:目的(解決したい問題What)を確認する・伝える
思わぬ副作用:副作用への対策を講じる、副作用以上の結果が出るか検証する
クリティカル・シンキング3(仮説思考の鍛え方)
☆仮説とは?
ある論点に対する仮の答え。
☆仮説の分類(結論の仮説と問題解決の仮説)
Where:どこに問題があるか?への仮説
Why:なぜ問題が発生しているのか?への仮説
How:どうすべきか?に対する仮説
☆仮説を考えることの意義
仕事の検証マインドが向上し、説得力が増す
関心・問題意識の向上
スピードアップ
行動の精度向上
☆良い仮説とは何か?
ビジネスを良い方向に動かす仮説の用件
1 新規性・独自性がある
2 ビジネスへの活用が可能である(ニーズに合致、検証可能)
3 アクション・オリエンテッドである(次の行動を喚起できる)
☆良い仮説の前提
1 事実の基づいて考えること
2 経営の知識を持つこと(マーケティング、戦略、会計、ファイナンス、人的資源管理)
☆仮説の立て方
1 知識の幅を広げ、耕しておく。
>「なぜ?」を5回繰り返す。
>別の観点・視点から考える。
>時系列で追い、動的に把握する。
>思考実験的に将来を予測する。
>類似の事象や反対の事象をセットで考える
2 ラフな仮説を作る
☆創造的な仮説を考えるコツ
1 常識を疑う・ゼロベース思考
>極端な仮定の質問をしてみる
>一見ばかばかしい質問する
>否定形を作る
2 新しい情報を取り入れ、価値ある組み合わせを見つける
>無作為に抽出し、結びつける
>成功事例や失敗事例と組み合わせる
3 発想を止めない
>「だから何が言えるか?」を繰り返す(深さ)
>「他にないか?」も同時に考える(広さ)
☆仮説と検証可能性はセットで
1 必要な検証の程度を見極める
>投資額など、会社にとっての影響は大きいか
>多くの人を巻き込む必要があるか。
>不確実性が大きすぎないか(PEST>>3C)
2 枠組みを考え、情報を集めて、分析する
>最低限押さえておくべきことを初期の段階で考えておく
>データの種類(定性データ/定量データ、生データ/加工データ、一次データ/二次データ)を押さえ、観察・アンケート・ライトパーソンへのインタビュー・検索エンジンでデータを収集。
>仮説を肉付けする、再構築する。
☆リーダーのTips
1 率先垂範する。自らの仮説・検証方法を発信する。
2 質問を投げかけ、育成する
3 チームで役割分担して、仮設検証させる
4 パッションを持つ
>自分の生きがいを再確認する質問をする
>自分のパフォーマンスを再確認し、鼓舞する質問をする
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